むやみやたらに参考書や問題集に手を出すべからず!

「テストで良い点数を取りたい。」
「もっと出来るようになりたい。」

真面目に頑張ろうとする子に限って多く見られるのが、
「やたらと参考書やら問題集やらを買いまくる」
という類いの行為。
想いが強いが故のことと思うのだけれど、参考書はその名の通り「参考にする書」であり、教科書をないがしろにしてはいけない。まずは教科書で理解することに努めるのが基本。これを怠ると…
「参考書がある⇒授業・教科書ないがしろ⇒内容を理解できない⇒また別の参考書…」
という悪循環に陥りがち。参考書があると変に安心してしまい、学校の授業をいいかげんに受け、結果として内容が全く理解できず…この悪循環からなかなか抜け出せない。
問題集はこれと決めた一冊か二冊を徹底的に繰り返し自分の“モノ”にすることが大事だ。たくさんの問題集に手を出し過ぎると、どの問題集も中途半端に終わってしまい、覚えていること理解できていることが自分の中で整理されずに終わってしまう。頑張りたい気持ちはとても尊いし、だからこそ、「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」の心境がそうさせるのかもしれないけれど、ちょっと立ち止まって冷静になってほしい。

参考書やら問題集やらの行き過ぎた購入は、ただ安心したいがための行為に過ぎなくなってしまう。ひいては「買って満足」になることも多々だ。さらに、これらが当たり前になってしまうと、モノを大事にするという点から考えても、はたしていかがなものかと思える。

親御様においては、「参考書が欲しい、問題集を買って欲しい」と我が子にせがまれても、むやみやたらに買い与えるのはお勧めしません。特に塾に通っているのなら、塾専用の教材もあるのだし、せめて一冊か二冊で十分です。

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