「得意科目を伸ばすべきか?」それとも「苦手科目に時間をかけるべきか?」

「得意科目を伸ばすべきか?」それとも「苦手科目に時間をかけるべきか?」

よく生徒から聞かれることです。

昨日のブログでは、「令和の塾はこうなっていくのではないか??」とAIが入ってくる話を書きましたが、少し気になっていることがあります。

いろいろ便利になりすぎて、「見たいものしかみない」「やりたいことしかやらない」ということができてしまう世の中になってきている。

近年のコミニュケーションの特徴だとは思いますが、インターネットが当たり前になり、多様性がある時代になったように見えますが、実際は「見たいものしかみない。」ことができるようになっています。

ニュース記事もPCやスマホで見ると、自分の興味があることが、自動的に検索されます。これは便利に見えますが、自分が興味、関心がないことに、大切なことがあったりします。知らないことを勉強するからこそ成長もします。それが便利になったことで、実は「大切なことができなくなってきた」と感じています。

話を戻します。

「得意科目を伸ばすべきか?」それとも「苦手科目に時間をかけるべきか?」

学年や時期にもよりますが、結論は両方です。手っ取り早く点数を上げるならば、「得意科目」の方が早いかもしれません。伸びしろを考えれば「苦手科目」の方があると思います。

大切なことは「やりたいことだけやる」または「やれる」ようになった世の中だけに、自ら選ぶだけではなく、これまで社会がやってきたことに従って学ぶことも重要なことです。

だから生徒には「得意科目」も「苦手科目」もどちらも一生懸命に取り組むように、と聞かれれば伝えています。

「得意科目」で自信を育むことも、「苦手科目」をやれる心を育むことも、どちらも選ぶことはできるわけなく、どちらも大切であると考えます。

個々の習熟度や試験までの時間を考慮して、優先順位は考えなければいけないでしょうが、選ぶことのできない2つです。

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