間違い直しを徹底させる!

「間違い直しが算数、数学の一番の勉強方法です。」

私はよくこのことを生徒に話す。世の中には数多くの〇〇学習法といった類があります。今はネットの時代なので、少しググればたくさんのオススメ学習方法がでてきます。ただ、よく考えてみれば一番良い学習方法なんてあるわけもなく、これまで多くの受験生がいて、ベストな学習方法があれば既に確立され、世の中の学生すべてがその方法を実践しているはずです。ですが、「この学習方法が一番!」というものがあるという話は聞いたことがありません。

おそらくは、勉強方法に「ベターはあってもベストはない」のだと思います。人にはそれぞれ個性があります。人の数だけ勉強方法があるはずです。他人の学習方法を真似しても上手くいくとは言い切れません。参考にするのはいいのですが、自分に合った学習方法なのかどうかは、自分で判断するしかないのです。

勉強方法は学年によっても違うし、習熟度によっても異なります。当然、科目によっても変わってきます。だから、「自分なりの学習方法を見つけることがこの時期大切だ!」という話をよくします。

でも、学習方法は個々違うと言っても、私は塾屋なので、「こうした方がいいのでは」というアドバイスは個々の個性を見ながらアドバイスはしていきます。そんな中でも算数、数学に関してだけは、丸付けの仕方を徹底させます。そして、新人が多いこの時期は毎年丸付けの仕方について話をします。

私が生徒に話すのは、「間違い直しが算数、数学の一番の勉強方法」ということ。暗記科目ではない算数、数学。丸付けをするときに正しい答えを写してもあまり意味はないです。(やらないよりはマシですが)同じ間違いを繰り返さないようになるためにはどうしたらよいかを意識することが大切です。だから、数学では、答え合わせをするときに、「正解ならば丸印を、不正解ならば✗印を、正しい答えは書かなくていい。」と生徒に伝えます。そして、必ず解き直しをさせます。まれに、「不正解の問題には赤ペンで正しい答えを写し、それで完了」という生徒がいます。これは、数学においてはほとんど意味がありません。解き直しをして、自ら正答を導くまで反復しなくては、また同じ間違いを繰り返してしまいます。

だから、この時期は丸付けの仕方から生徒に話をしていきます。これを参考に、そこから自分なりの方法を模索し、学習方法を確立できれば、成績は必ず上がっていくはずです。

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