CLEAR冬合宿⑦

合宿も夜の部スタート、まだまだ生徒たちも元気な様子です。ここからは「特色検査対策」と、「点アップ講座」の二グループに分かれて授業を再開!

特色対策班は予想問題模試を実施。まずは50分の試験時間を与えて、70分の解説授業という構成です。今回の問題は時間配分を意識させるにはとても良い模試です。大問が3題の構成ですが、問1が一番難しく、問3が一番解きやすい問題構成です。問1で時間をかけすぎると、解きやすい問3にかけられる時間が短くなってしまいます。問1に時間をあまりかけすぎないことが鍵、というような構成です。生徒たちはそれに気がつくか?

おそらく特色検査では、満点がとれる生徒は少ないでしょう。それどころか80点overできれば上出来です。つまり、何問かは落としても致命的にはなりません。つまり、解きながらどの問題が厳しいのかを見極める目が大切です。50分の試験時間をどのように分配して使うのかが試されます。我々はその点を注視しながら試験監督をしていきました。

すると、ある程度は見極められた様子。ただ、もっと問3に時間を割いても良かったかもしれません。やはり、生徒の多くが、問題が進むにつれて難しくなっていくと思い込んでいるもの。今回も、つい前半に時間を割いてしまいがちになっていました。全員が模試の後半になって、問1よりも問3のほうが解きやすいと気がついたみたいですが、そのあたりの見極めが本番ではより大切になっていくことでしょう。

もう一つのグループが、点アップ講座班。こちらは各科目「10点アップ」とかけて、「点アップ」講座と名付けました。内容は、ケアレスミスを徹底的になくすための授業です。数学の問1や問2、英語の問2や問3、国語の問1をミスなく確実に解くための訓練です。簡単そうに見えますが、当たり前の問題を当たり前のように解くことの難しさと大切さを生徒に痛感してもらうための授業でした。

ノルマは、ランダムに用意した3科目の問題を「全問正解できたらクリア!」というシンプルなルール。ですが、生徒たちは予想外の苦戦を強いられました。普段は当たり前のように解く問題ですが、「全問正解」という課題を突きつけられた途端になかなかクリアできない。本番ではもっと緊張するはず。これを乗り越えていかなくては!

予定ではどちらの班も24時終了予定。ですが、どちらも少しずつ延長していきました。特に苦戦していたのが点アップ講座班。ほぼ全員が24時を回っていきます。かわいそうですが、全問正解したものから就寝OKに!最後は悲鳴に近い声をあげている生徒もいましたが、一問一問を大切に解くことを強く意識できるようになったのではないでしょうか。

(続く)

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