絆ありき

塾講師として、経営者として、自身が描く理想像まで遙か彼方の未熟者、半端者の俺。故にさまざまな塾、または異業種の方の文献やWEB情報からいろいろと勉強させてもらっているのだが、中には「これだから塾は…」と、やはり世間に思われてしまうような言動をはたらく塾講師もいるため、悲しくなってしまうときがある。

皆が皆そうではないのだけれど、「先生」と呼ばれる立場の人の中には、自身が御山の大将に過ぎないことに無自覚で、どうしても専制君主のように振る舞ってしまう人が多い。博識ぶってはあらゆる言動が上から目線で、「俺様」感やオラオラ感が否めない。教える・教わる、というケジメある関係は必要だけれど、行き過ぎた主従関係のようになってはいけない。全ては絆=信頼関係ありきで成り立って然るべき。

かく言う俺自身も、振り返ればそのような時期もあったように思う。でも、心ある人やたくさんの教え子のお陰で、「それっていかがなものか」と幸いにも気づくことが出来た。

それなりに長くこの業界にいるだけに、塾の存在価値を少しでも上げていきたいと未熟者ながらに想う。閉鎖的な業界のため、世間一般の常識と幾許かズレている人がいるのも事実。

良い意味で自分自身を「たかが塾講師」と思うようにしているのは、こういうところにある。自身を俯瞰することを忘れずにいたいものだ。

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