考え、そして学ぶということ~その肆~

前回の続き。

人はなぜ学ぶのか。
「可能性を広げるため」
「将来のため」
「生きる力を育むため」
答えは人それぞれ。それで良いと思う。誰かに押しつけられたものでなく、自分なりにその価値や意義を定義づけ、学びに対して前向き・肯定的に捉えられるようになることが大事だ。

どんなに時代や環境が変わろうとも、教育の根っこは「人間を育てる」ことだと思う。特に資源の乏しい日本においては、次代を担う子どもたちの教育=人材の育成こそが、何よりも未来への投資につながるはず。だからこそ、明治新政府は、首都東京に教育立国の象徴として東大を建てた。

人間を育てる=人間力の向上のためには、考える力(思考力)、そして、困難にもめげないタフな精神力が必要ではなかろうか。単なる点数の取り方の指導、また単語・漢字・公式などの丸暗記に終始するのではなく、「なぜ」をとことん突き詰める。決して大人が教えるのでもなく、諦めずに何度も何度も試行錯誤を繰り返す。「なぜ」、それが思考力の原点だと思っている。

この思考力はテクニックで身につくもなのかと問われれば、半人前の俺にはまだわからない。でも、どんなに難しい問題であっても頭をフル回転させ、決して諦めず、逃げず、果敢に挑戦していくことの大切さを、子どもたちには伝えていきたい。そして、それはいかなる困難にもめげないタフな精神力を鍛え、またそういう精神力をもってすれば、思考力の向上にもつながるはずだ。言うなれば、思考力と精神力、双方は互いに相乗効果をもたらすものだ。

考え、そして学ぶというのは、そこに自ら価値や意義を見出すことで人間力を高めてくれるものだと思う。そしてその過程には、柔軟な思考力とタフな精神力が不可欠。

『学習指導を通じた人間力の錬成』

CLEARの指導理念には、そんな想い込めています。

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