自己解決

宿題を出すときは、原則として丸付け&直しも含めて指示をする。「実行⇒確認⇒修正」を経て、自己解決ができるようになることが狙いだ。

中学校の定期テスト前においても、提出物としてワーク類の取り組みが課されることが多い。同様にこれも丸付け等を含むものが多い。ただ、以前にも記事にしたことがあるが(提出物についての記事はこちら)、提出物の出来不出来が成績に直結するのなら、丸付け等は子ども任せにすべきではない。解答の丸写しなど、そこには不正(という表現が適切かどうか分からないが)をはたらこうと思えばいくらでもはたらけてしまう要因があるからだ。そして、真面目にコツコツと取り組んだ子と、慌てて解答を丸写しした子が同じ評価を受けるのは公平性に欠けるだろう。それなら、ワークから類題を出題するとか、あくまでも提出は義務付けず、個々の責任で取り組ませる方がよほど公平性を保てるような気がする。

話が脱線してしまったけれど、冒頭にもあるとおり、宿題の意図としては、自己解決力の向上にある。また、それも次回までの宿題(短期的なもの)と数週間~1カ月程度の期間の宿題(中長期的なもの)と、分けるときも多々ある。これは、計画力の向上が狙い。中長期的な宿題はもちろん分量も多めだ。子どもたちそれぞれが、それなりの計画を立てて取り組むように指示出しをする。ちなみに本日、中1に出した宿題は以下のとおり。

①英語…講習テキストP20~21(次回の授業までに)⇒短期
②英語…通常テキストP11~19(4/28金までに)⇒中長期
③国語…通常テキストP4~15(4/28金までに)⇒中長期

①は本日の授業の復習として。②③は第1回定期テスト対策として。1日1~2ページのペースで取り組めば十分に終わる分量だ(宿題の分量についての記事はこちらを)。

授業・宿題・各種テスト、いずれも学習効果を高めるための要素だ。それぞれの在り方や意図を明確にし連動させなければ、「何となく授業を受けて、ただ問題を解いて…」という「とりあえず」感からくる惰性の空気が蔓延してしまう。それは絶対にあってはならない。

俺自身まだまだ至らず。日々是勉強だ。

苦手科目を克服しよう!

得意科目の伸ばすことよりも、苦手科目を克服するほうが苦戦している生徒が多いように思える。

得意な科目は、苦手な科目と比べれば自ら勉強をし易いので、学校や塾以外での学習量もあり、苦手な科目と比較すると、勉強時間数が多い子どもが多い。

ですが、苦手な科目は、自分では「やらなきゃ」とは思っていても、つい後回しにしてしまい、自主学習の量が圧倒的に少なくなる。

そうなるとますます、苦手な科目はより苦手意識が高くなってしまうものです。

この流れを変えることが苦手科目の克服には必要です。苦手な科目だからこそ、十分な学習時間を確保することが必要になります。

また、勉強時間以上に気持ちが大切にです。

苦手な科目ですとモチベーションが下がってしまう事があるかもしれませんので、やる気を増すようなきっかけをつくってあげる事が重要だと考えています。

そのためには、言葉が適切ではないかもしれませんが、奇跡でも、まぐれでもいいので良い結果をテストで出すことが特効薬です。一度良い結果を出せば、プライドが芽生え「頑張ればできる!」や「この結果を落としたくない!」と子どもが思ってくれれば、あとは自ら学習するようになるはずです。

子どもたちがそうなるようにに仕向け、仕掛けるチャンスがこの時期です。

例えば数学が苦手な新中2の子どもは、中1のころ「比例・反比例」や「平面図形」「空間図形」で躓いていたかもしれません。ですが、次の試験では「式の計算」になります。「式の計算」は『わからない単元』というよりかは、『ミスをするかどうかの単元』です。数学が苦手な生徒でもミスを減らすことで、高得点をとることができる単元です。よって、ここで結果を残せば自信もつくので、点数がとりやすい、この時期に意識的に苦手科目の学習時間を増やしてみてください。数学だけではなく、他の科目も次の中間テストは点数がとりやすい単元になっているはずです。

「親身の指導=手取り足取りの面倒見」ではない!

「親身の指導」を謳う塾は多い。かく言う当塾もその例外ではないけれど、この「親身」の捉え方は千差万別だ。

分からないことは親切丁寧に…は「諸刃の剣」だ。手取り足取りの面倒見は一見すると良さそうではあるけれど、行き過ぎると子どもの成長の機会を奪いかねない。
CLEARの指導理念は「学習指導を通じた人間力の錬成」。点数の取り方や成績の上げ方という、いわゆるテクニック的なものに終始するのではなく、「人間的成長」が根っこにある塾だ。そしてその結果としての点数アップや志望校合格を希求していく。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という言葉は教育の世界ではよく出てくる言葉の一つ。「空腹の人に魚を与えても、一時的に飢えをしのげるだけで、根本的な解決にはならない。いつでも自分の力で魚を手に入れられるように、魚の釣り方を教えるべき。」というような意味。お腹を空かせた人に魚を与えることは、手っ取り早く空腹をしのぐ方法かもしれないけれど、その人はまたやがて空腹になるし、その度に誰かに食べ物をもらい続けなければならない。それよりも、魚の釣り方をしっかりと教えてやれば、その人は一生お腹が空いて困るようなことはない、というような解釈だろう。子育てやコーチングの世界でも共通することだとは思うけれど、もしかすると、これすらももはや古く、魚の釣り方自体も自ら考えよ、となりつつあるのかもしれないが…。

このようなことを地で行くわけではないのだが、これに近い指導をしているのが当塾。「手取り足取り」「親切丁寧に」は、行き過ぎると子どもに依存心ばかりを植え付けかねない。「分からなければすぐに教えてもらえる」は、その捉え方次第では子ども自らが考える機会を奪うことになる。それに、知識偏重の時代はとうに終わっていて、これからは「覚える」ではなく「考える」がより一層必要な学力となってくる。「くっつきすぎず離れすぎず」という適度な距離感は、指導する側とされる側には絶対に必要だ。いわゆるトップ校といわれる難関校の合格者の多くは、集団塾出身者に多いというのも現実。かと言って個別塾や家庭教師がダメということでは決してない。あくまで、子ども自身の性格や現状の学力を客観的に把握したうえで、また何を目標とするかで、どのような学習形態がより効果的か、ということだけだ。

その中にあって、CLEARでは8名限定の少人数制集団指導という形態をとっている。周りと切磋琢磨できる適度な緊張感を保持させつつ「個」を見つめられる指導環境で、子どもたちは学んでいく。教科学習や受験を通じて、子どもたちは自ら考え、志を立て、時には壁に直面し、それを乗り越える術を身につけていこうとする。我々講師陣も最大限の後押しはするも、あくまで子どもたち自身の力で乗り越えられるようにはたらきかける。だから厳しいことも言う。時には突き放すこともある。壁を越える経験は大事だ。

時流なのかハテサテ…。それにしても、一昔前に比べると、精神的に脆い子が増えたように感じるのは俺だけだろうか。少し厳しいことを言うと直ぐにへこたれてしまう子の多いこと。家でも学校でも塾でも、少子化の影響からか大事に大事に育てられ過ぎてしまい、それこそ「温室」育ちとも言える過保護化が子どもを弱くしてしまったのか。俺自身も含めて、子どもにかかわる立場の大人として、中長期的な視点で子どもたちの健全なる成長を後押ししていかなければならないと感じる今日この頃だ。

春期講習にご参加ありがとうございます。4月体験も受付をしております。

先日春期講習が始まったと思いきや、春期講習も4日(火)まで、もう早速4月の準備中です。CLEARをオープンしてからというもの一日一日が早い。以前の塾ではやらなくても良かった業務が次から次へと。特にバックオフィス業務はCLEARをオープンしたから生まれてくる業務。塾に通っていただけるありがたさを感じながら、バックオフィス業務をこなしています。ただ、忙しくなったと言っても、CLEARのこと、そして生徒のことだけを考えて日々取り組めることは幸せなこと。また、忙しくなったのは生徒が増えてきた証。今の忙しい状況に、ありがたさを感じながら毎日取り組んでいます。

そして、春期講習が終了すれば4月平常授業が4/7(金)より始まります。「CLEARに入塾してよかった!」「成績がアップした!」という声が聴こえるように取り組んでいきます。また、4月の無料体験も受付開始します。今、お申込みいただければ、4月の全日程を無料で受講することができます。「当教室に合っているか?」じっくり体験していただきご入塾するかどうかご判断いただけるようにほぼ一ヶ月のロング体験を実施しています。まずは体験授業にお申込みください。

また、保護者さまへの当塾のご説明も随時実施しています。

「指導方針」

「月謝」

「学習&進路アドバイス」など、実際入塾はしなくても、当塾の説明を聞いていただくだけでもかまいません。説明を聞いていただいた後に、じっくりとお子様とご相談のうえ、ご入塾かどうかお決めください。

当教室に少しでもご興味がある方は一度ご連絡ください。

お問い合わせ方法は、直接お電話(0465-46-7685)をいただくか、メール、もしくは下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。 こちらから折り返しご連絡いたします。みなさまからのお問い合わせをお待ちしております。

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