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本日の中3英語は前置詞について。メインとなる中学文法はすでに指導を完了し、定期テストも終えた今、入試に向けて盲点となる前置詞を整理していく。

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「前置詞」を知らない、というより前置詞を品詞の1つとして認識していない中学生は意外に多い。3年間の学習の中で何度も何度も何度も…出て来ては自然と使っているのにも係わらず。意識がそこに向いていないというのもあるが、前置詞が日本語にはない品詞だというのもその一因だろう。名詞なら「机=desk」とか、動詞なら「食べる=eat」とか、明確なイコールで認識できるが、前置詞はそうはいかない。「~に=at?on?in?」と、容易く日本語=英語に変換できる類のものではない。だからイメージ・根本的意味を大事に指導している。前職時代からそうだが、inやatを「~に、~で」と意識させる指導など一度もしたことがない。例えばonといえば「~の上に」と訳すことが多いが、onは接触を表すのが根本的な意味。だから「壁に掛かった絵」ならpicture on the wallで表す。また、「3時に」はat threeで「11月に」はin Novemberなど、一点を表すのはatであり、比較的広い範囲を表すのがin、というような感じだ。名詞や動詞と違って、そもそも日本語にはない品詞なのだから、日本語に変換して考えること自体に無理がある。

英作文を駆使しながら前置詞の持つイメージや根本的な意味を整理した。これはもちろん入試本番の英作文対策も兼ねている。今回の前置詞、そして冠詞のちょっとしたミスが英作文での失点につながる。これからも注意を喚起していきたい。

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