ゆとり

本日は中3受験生対象の塾内模試DAY。

これまで塾内模試6回+全県模試2回と、実戦経験を積んできたが、厳しい状況が続いている。なかなか安定的に合格ラインを越えられないでいる。それでも、ほぼ全ての子が志願変更ギリギリまで自分自身の可能性に懸けたいという意思のため、我々講師陣もできる限り彼ら彼女らの想いに寄り添ってきた。

真面目にガンバル子たち故に、難しい進路指導。「情に棹させば流される」ではないが、子どもたちの想いを大切にしたい…とはいえ情に流されては判断を誤りかねない。理性的に数字を見極め、ともすれば残酷と思われてしまうかもしれない判断が必要なときもある。合格する見込みがほぼ0に近い状況で背中を押すのは気がとがめる…かと言って、諦めるように諭すのも心苦しい。特に連日自習室で一生懸命勉強している姿を見ているとなおのことだ。年が明けてからと言うもの、そんなことばかり考えている自分がいる。

普段の授業(練習)ではできていることが、本番(模試)になると途端にできなくなる子が多いのが今年の中3受験生。もはやアレコレと厳しいことを言う時期でもないし、やるべきことはほぼ全て伝えてきた。ただこのような状況を何とかできないか。思い当たる節を子どもたちに伝えた。

「君たちは真面目に頑張っている。お世辞抜きにそう思う。ただ、今はそれがマイナスに働いてしまっているような気がする。思い詰めすぎて気持ちにゆとりがないように見える。もう少し楽に構えてみろ。たとえばトップ校を志望している子たち。今の君たちの内申点であれば、400点も取ってしまえば合格は間違いない。お釣りが出るぐらいだ。中には380点台や390点台でも大丈夫な子もいる。いいか、500点満点中400点前後だ。およそ100点も間違えていいんだ。全て完璧にこなそうとする必要などない。だからもう少し気持ちにゆとりを持て。ココイチバンの勝負時に勝てるヤツというのは気持ちにゆとりがあるものだ。いつもの練習通りのパフォーマンスができれば大丈夫なんだ。そのために自身のメンタルをコントロールできるようになれ。」

塾内模試も残すところあと2回。
信じ切りたい。最後の最後はコツコツと健全な努力を積み重ねてきた者が勝つということを。

最終決戦まで、
あと…25日!!!

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