受験生にとっては“天王山”とも言われる夏が程なく終わる。
これから秋を迎えるにあたって、受験生が秋以降にやるべき勉強について簡単に述べていきたい。
受験生が秋からやるべき勉強①
共通テストレベルの問題
受験生が秋以降にやるべき勉強1つ目は、「共通テストレベルの問題に取り組む」だ。共通テストの過去問(赤本や黒本)を使うでもいいし、数学ならチャート式の共通テスト対策などを使うのでもOK。夏休みまでは基礎基本の定着が目標だったが、秋からは積極的に入試本番レベルの問題に触れていこう。
受験生が秋からやるべき勉強②
志望校の過去問
受験生が秋以降にやるべき勉強2つ目は、「志望校の過去問に取り組む」だ。
これは共通テストほどガッツリやらなくてもいいけれど、徐々に勉強スケジュールに組み込み、志望校の傾向に合わせた勉強をしていこう(共通テストの目標点に近づいてきたぐらいに)。ちなみに、志望校の試験で一切出ない問題はサラッと流す(解説を読む)程度でOK。早めに志望校の入試レベルに触れることで足りない部分を明確にできれば、効率的な対策ができるようになる。
受験生が秋以降にやるべき勉強③
「抜け」があったら戻る
受験生が秋以降にやるべき勉強3つ目は、「『抜け』があったら戻る」だ。
入試レベルの問題に触れてみて、明らかに抜けている、完成度が低い、と感じられた部分はすぐに戻って復習しよう。出来ていなかったところの類題を数題解く感じで補強していけばいい。しばらくするとまた「抜け」が生じるだろうけど、その度にちょっと復習していくことで、習熟度が確かなものとなっていく。
受験生が秋からやるべき勉強④
同じ問題を繰り返す
受験生が秋以降にやるべき勉強4つ目は、「同じ問題を繰り返す」だ。
どんどん新しい問題を解きまくるよりも、同じ問題を「少し忘れてるかなぁ」くらいのタイミングの度に何度も繰り返すほうが勉強の効率は高まる。今手元にある問題を見た瞬間に正解までの道筋が浮かんでくるくらいまで繰り返すのが理想だ。なお、文系理系問わず必要な英語は、兎にも角にも単語力。常に単語帳に目を通して単語力を確かなものにしよう。また、国公立や私立文系なら古文単語も同様。いずれも文法が少々あやしくても、単語力があればかなりカバーできる。
受験生が秋からやるべき勉強⑤
基礎基本を疎かにしない
受験生が秋以降にやるべき勉強5つ目は、「基礎基本を疎かにしない」だ。
入試レベルに偏ってしまうと、「ついうっかり」が頻繁に起こりえるため、基礎基本の振り返りは適宜やるようにしよう。英語なら文法、数学なら計算と、とにかく少しでも触れるようにすることで、ケアレスミスも減っていく。
最後に。
当たり前だけど、毎日勉強しよう。
ここから入試本番までは、勉強しない日をつくってはいけない。
自ら決めた道、最後まで走り抜け、やり抜け。
「次はガンバル」などと言うな。
そういうヤツは一生言い続ける。
今、ガンバレ!高3受験生!!!