本を読まない子にオススメの一冊

弊塾には小学生の年間カリキュラムの一つに「読書×作文ゼミ」がある。通常の漢字学習や読解練習の他に、本をじっくりと読み込む時間だ。

小5・小6は、これまで「きよしこ」の読み込みを進めてきた。著者は言わずと知れた重松清さんで、昨年NHKでドラマ化もされた作品だ。全て読み切らずとも、一つひとつの章が独立しているような形のため、主人公のきよしが小学生までのところで一旦止めて、今は別の作品に入っている。今回はちょっとした推理小説だ。犯人が誰であるかを考えながら読んでいってほしい。

本を読むことで言語理解力は間違いなく向上する。言語理解力は全ての教科学習の助けとなるのは言うまでもない。相手の言いたいことを理解し、自分の言いたいことを表現する力=国語力…は全ての学習の土台…もはや耳タコですね(汗)。

てなわけで、本を読まない、読もうとしない子(特に小学生)に入門書としてオススメなのがこちら。

同じく重松清さん著作の「くちぶえ番長」。中学入試の国語でもよく採用されている一冊で、弊塾にも置いてある。
小学4年生のクラスに転校してきた勝気な女の子マコト、そしてそのクラスメイトの話。友達、イジメ、家族の話など、小学4年生のリアルな心情が見事に描写されていて、読解において心情の読み取りなどを苦手とする子にとっては、その克服のための始めの一歩として適しているかも。また、それぞれの章が十数ページと短いのも読みやすい理由の一つ。毎日1章ずつ読めば2週間で読み切れる。

もちろん通塾生にも読む機会を設けていこうと思う。
まずは…物語の主人公と同じ、小4かな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です