高校受験を終えて…

通塾生の高校受験が終わった。あとは合格発表を待つばかり。

一昔前なら学習塾の全員合格は決して珍しいことじゃなかった。でも、学区が撤廃されてからというもの、難関校や人気校の倍率は強烈で、横浜翠嵐などはもはや公立高校の倍率とは思えないほど(今年は2.16倍)。故に全員合格の価値は高まった。でも、それにあまりにこだわりすぎると、「挑戦したい」と強く望む受験生の想いを踏みにじってしまうこともある。それに、仮に不合格になってしまった子がいたとして、その子に「自分のせいで全員合格が…」なんて想いはさせたくない。だから、今年は受験生にあまり「全員合格、全員合格」とは言わなかった。「悔いの残らぬようやり切れ」とはよく言ったけど。あとは説教と…たまに雷かな…(汗)。

受験は学校のためにするものでもなければ、ましてや塾のためにするものじゃないし、親のためにするものでもない。受験生本人の成長のためにするものだ。
もちろん、これからも全員合格は目指す。塾なのだから。ただ、それに縛られすぎて大切な何かを見失わないようにしたい。
そんな全員合格の価値についてアレコレ思う今日この頃。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です