公立高校入試まで残り1ヶ月!今やるべき勉強とは…?

神奈川公立高校入試まであと1ヶ月となった。
今も必死に勉強しているであろう中3受験生に、残り1ヶ月の勉強の在り方について記述していきたい。久しぶりの長文ブログだけどしばしお付き合いを。少しでも受験生の役に立てれば幸いです。

以下の項目ごとに述べていこう。

①過去問&模試の復習を徹底せよ
②理科&社会の得点力向上に努めよ
③英数国は少しでもいいから毎日触れよ
④安定の難度の英語をどう攻略するか?

①過去問&模試の復習を徹底せよ
言わずもがなこの時期は、過去問&模試を徹底的に復習し、解法や知識を100%近く定着していくことに努めるべき。最低でも3回は解き直しをしておきたい。ただし、時間的に限りがあるため、出来なかった問題に限定して取り組むのもアリ。
基礎を確認してから実戦問題、などという時間はない。実戦問題を解いてみて基礎の確認、の流れだ。

②理科&社会の得点力向上に努めよ
英数国に比べて短期間でも伸びやすいのが理科&社会。いくら、もはや単純暗記ではない問題といえども、やはり暗記量が点数に反映しやすいのが理科&社会だ。特に歴史なんぞは普段の指導でも、単純な年代暗記などは無機質でつまらず非効率的と受験生には言っているけど、この時期は違う。力尽くでもなんでも片っ端から覚えられるだけ覚えてしまったほうがいい

③英数国は少しでもいいから毎日触れよ
前のブログにも書いたことだけど、読むリズムや解く感覚を鈍らせないように、少しでもいいから英数国は必ず毎日触れるべき。

④安定の難度の英語をどう攻略するか?
現行の入試制度になってから、合格者平均点が一度も6割を超えていない唯一の教科が英語。およそ5割程度を推移していて3年前は5割を切っている難度だ。そんな英語をどう攻略していくべきか?ここでは確実に60点以上取るために必要なことを述べていきたい。

英語の問題構成は以下のとおり。
(※出題傾向が変わらなければ)
問1 リスニング
問2 単語(会話文の流れから記述)
問3 文法(適語句選択)
問4 文法(語順整序)
問5 条件英作文
問6 長文読解
問7 資料読解
問8 会話文読解

まずはザックリとした時間配分から。通塾生には耳にタコだけど、問6以降の読解に30分は費やせるような時間配分が好ましい。ちなみ、配点の高い読解から先に解いたってOK。問1から順番に解かなければいけないなんてルールはないのだから。とにかく制限時間内にどれだけ点数を稼げるかにフォーカスする。では問ごとに見ていこう。
問1 リスニング(配点:各3点/計21点)
何とか4問は正解して12点は取りたい。対策としては、放送台本に目を通しながら何度も聞くことだ。
ここで12点獲得
問2 単語(配点:各2点/計6点)
一昔前の問題であれば全問取り切りたいところだけど、近年はやや難しめ。1問ミスまでは許容し4点は確実に稼いでおきたい。今の時期の対策としては、教科書の太字単語、不規則動詞、そして形容詞や副詞の原級・比較級・最上級をほぼ完璧にしておくこと。
ここで4点獲得
問3 適語句選択(配点:各3点/計12点)
ここは全問正解を目標にしたい。たまに「ムム…!」とうなるような問題が出されることはあるけど、きちんと空欄の前後を読めば出来る問題がほとんど。対策としては、過去問・模試を完璧に仕上げること。
ここで12点獲得
問4 語順整序(配点:各4点/計16点)
中学生にとっては難問と思われる問題が1問は出されるのがこの語順整序。でもせめて2問は正解しておきたい。対策としては、これも過去問・模試を完璧に仕上げること。
ここで8点獲得
問5 条件英作文(配点:各5点/計5点)
2~3分考えて解答を導き出せそうになければ思い切って飛ばしてしまおう。ただし、中間点が取れそうであれば条件を満たして何とか記述を。
ここで3点取れたら上出来(0点でも致し方なし)
問6 長文読解(配点:各5点/計15点)
(ア)と(イ)は手堅く確実に取るべき。これら2問は、空欄の前後を精読すれば確実に答えに辿り着ける。英文全てを把握しなければ解けない(ウ)の内容一致は難度が高いため、時間にゆとりがなければとりあえずマークシートだけ埋める程度で。その代わり(ア)(イ)は確実に!
ここで10点獲得
問7 資料読解(配点:各5点/計10点)
短文なので落ち着いて取り組めばできるところ。ここは2問とも稼いでおきたい。先にQuestionを確認して何に気をつけて読まなければならないかを把握しておけば時間も短縮できる。
ここで10点獲得
問8 会話文読解(配点:各5点/計15点)
ラスボスにふさわしい、登場人物3人以上による資料を絡めた会話文読解。ここで押さえておきたいのは(ア)だ。これも問6同様に、空欄の前後を精読すれば正答は絞り込める。時間にゆとりがなければ(ア)だけでも確実に取ろう。
ここで5点獲得

以上の戦略で臨めば61点(条件英作文次第で64~66点)。
もちろん、計算通りにはいかないのは重々承知だが、どこでどれだけ取るべきかを明確にしておくことで大ダメージは防げるはず。ただし、今年は教科書改訂で、これまでになかった文法(仮定法、原形不定詞、現在完了進行形など)の出題も予想されるため、今一度、該当する教科書の基本文を確認し、学校や塾のワークで練習をしておこう。また、特色検査を実施する高校を受験するような場合は、60点では心許ない。英語を苦手としていても最低70点はほしい(他4教科の合計320点以上取れたうえで)。そこがギリギリのラインだろう(翠嵐・湘南・柏陽・厚木・川和は除く)。

当日まで学力は伸びる。
ラストスパート期の今、
最も苦しい時期であるとともに、
最も伸びる時期でもある。

「諦めずに最後まで頑張って良かった」と、
この春に言い切れるように、
ガンバレ!
全ての中3受験生!!!

決戦まであと…
30日!!

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