感謝!!~お陰様で開校5周年~

今夏で進学塾CLEARは開校5周年だ。
もう5年?まだ5年?…さまざまな想いが込み上げてくる。ただ確かなことは、こんな小さな弊塾が、亀の歩みながらも5年間続けてこられたのも、全ては地域の皆様の支えあってこそ。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

そんな節目を迎える進学塾CLEAR。少しばかりその歩みを振り返ってみたい。

2016年
前職の学習塾を退職。「もう塾はいいか」と思いながら塾以外の仕事を模索する中、前職の教え子や保護者様からたくさんのお手紙が自宅に届く。「戻ってきて欲しい」「塾の先生を続けてほしい」など、あたたかいメッセージの数々に涙する。その後は迷いを振り払い、志を同じくする武山と共に、意を決してここ国府津に進学塾CLEARを立ち上げる。什器備品、教材、広告、何から何まで全て一からの準備。少々の無茶はあったものの短期間で突貫。どうにかこうにか開校できたものの当初の生徒数は7名…(汗)。その後、年度末までには中3のみ8名定員までどうにかこうにか到達し、初めて送り出す卒塾生はみな第一志望の高校に全員合格!今でもそのときの感動は忘れない。

2017年
開校して1年が経つもまだまだ逆境は続く。分かってはいたもののやはり現実はそう甘くないことを痛感させられる。そりゃそうだ、コネも何もないうえに、どこの馬の骨とも分からぬ新参の学習塾。そんな塾に誰が大切な我が子を預けようと思うだろうか。本業の他に家庭教師や倉庫内仕分け作業など、Wワークで何とか生活を成り立たせながら、とにかく塾の存在を知ってもらうべく、講師手作りのチラシを作成し自らの足でポスティングする日々が続く。

2018年
ようやく軌道に乗る兆しが見え始める。春には中3が定員8名を越え2クラス編成になり、夏には中1も同様に2クラス編成に。感謝!!頑張る子どもたちが集ってくれたこともあり、定期テストでは過去最高得点者が続出し、成績オール5獲得者も中3で2名。そのうちの1人は湘南高校に進学。勉強合宿も夏と冬に開催しお陰様で盛況の下に終わる。しかし、万事が上手くいくことなど決してなく、中2はまだほとんど生徒がいない状況。何とかしなければと焦る思いが募りつつも、何をしたらよいのかという暗中模索の日々。辿り着いた答えは、“目の前の子どもたちに全力を尽くす”。ウルトラCなどない、塾として、講師として、在るべき姿をどこまでも追求する。原点回帰の下、以後はただでさえほとんどかけていない広告費等をさらに削り、子どもたちの学習環境の整備に充てていく。

2019年
学習指導要領の大改訂や大学入試改革など、教育業界を取り巻く環境が激変する中、「現状維持は退化と同じ」という想いもあり、失敗を恐れず新たな試みに挑戦する。
eトレの導入
⇒もっと個に特化した学習のために導入。習熟度別の個別演習指導が可能になる。
高校部の新設
⇒遠くの大手に通わずとも“近くて便利な”高校生向け自立型学習塾を目指す。
オンライン英会話の新設
⇒小学生の英語教科化と4技能向上のため任意受講として新設(現在は休講中)
小学生プログラミングコースの新設
⇒小学生のプログラミング必修化に備え、ロボットを組み立てながらより楽しく学べる環境を目指す。

2020年
生徒数の増加に伴い教室を拡大。個別ブースを設置した自習室をつくる…も、知っての通りコロナ禍に見舞われる。全国一斉休校下では臨時休校措置+密とならない変則時間割で対応。そして、初の緊急事態宣言下では対面授業を停止しオンライン授業へ移行。しかし、オンラインでは十分な内容を提供できず歯がゆい日々が続く。それ故、講師間での話し合いの結果、満額の月謝を頂戴するのは適切ではないという判断を下し、4月・5月の月謝は全て半額に。今だからこそ言えるが、かなりキツかった…(汗)。しかし、そんな未曾有の事態を乗り越え子どもたちも逞しくなったのか、中学生の成績上昇率が過去最高を記録(中3生14名のうち半数が成績40オーバー)。苦しかっただけに泣きそうになるほど嬉しかった。

そして…2021年。
今夏、7月1日で5周年。CLEARは1教場の小さな塾。合格実績等では大手塾さんにはとてもかなわない。けれども、小さな塾にしかできないこともあるはずだ。“かゆいところに手が届く”、そして、“山椒は小粒でもぴりりと辛い”、そんな塾を目指し、これからも失敗を恐れず、地域の子どもたちにとってより良い学習環境を提供できるよう、鋭意努力していきたい。

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