夏期講習開始に当たって、中3生には“魔法の赤ボールペン”の進呈を始めた。
何の変哲もないただの赤ボールペンだけど、一人ひとりに名前を書いて、一人ひとりに手渡した。これは尊敬するある塾の先生がやられていたことの模倣から始めたことなのだが、前職時代を含めると、かれこれ10回目?となる今回。今も変わらぬ想いで続けている。
この赤ボールペンで一生懸命勉強してほしい。使い切ったら俺が預かり、また新しいものを渡す。そして、決戦(入試)直前期に、御守りとして皆に返却する。しっかりと包装して…。
使い切ったボールペンの数量。それは努力の証、軌跡でもある。勉強していて不安になるのは、目に見える成果が上がらないこと、そして、努力の量が目に見えないことにある。
だから、この赤ボールペンで少しでもその不安を解消できますように。
堂々と胸を張って、自信をもって、決戦の地に向かえますように。
そして、その先にある、合格という魔法がかかりますように…。
そんな想いを込めて…。
ガンバロウ。CLEAR第5期生。