英語のリスニング力を向上させるには…

リスニングテスト。
定期テストでも入試でも、得点にそれなりの比重があり決して軽視できないところ。定期テスト後に「リスニングができなかった~」と残念がる子どもたちも意外に多い。そこで今回は、リスニング力を高めるためにはどういうトレーニングが必要かということを、思うままに書いていきたいと思う。

◆正しい発音・読み方を身につける
リスニングなのに発音?スピーキング?と思われてしまうかもしれないけれど、実はこれがとっても大事!次の例文を使って説明していきたい。
“I’m a king of the world!「俺は世界の王様だ!」”
20年ほど前、「タイタニック」という映画が社会現象になるほど一世を風靡したのは、お父さんお母さん世代の方にとっては記憶に新しのでは?この英文はその映画の中で、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公が船上で大海原を眺めながら言い放った台詞。さぁ読んでみよう。せ~の!
“アイム・ア・キング・オブ・ザ・ワールド!”
はい、通じません(汗)。英文は複数の単語から構成されているけれど。その一語一語をブツ切りで読むことはまずない。
①まず、I’m a。子音+母音で一音になる。
I’m a=アイム・ア⇒m+aでアイマ
②次に、king。英語では~ngの語尾gは普通読まない。だから、
king=キング⇒kinでキン
③そして、of。fはほとんど読まれない。だから、
of=オブ⇒
④これらから、king ofを発音すると、
kin of=キン・オ⇒n+oでノ、だからking ofキノ
…さぁまとめてみよう。
I’m a king of the world!=アイマキノザワールド!
無理矢理カタカナで表せばこんな感じ。でもこれを聞いたときに、とてもじゃないけど“I’m a king of the world!”とは聞こえないと思う。大事なのは、単語ごとのカタマリではなく、音ごとのカタマリというイメージを持って聞くこと(読むこと)。そういう読み方のトレーニングを継続していけば、音からどういう英文が読まれているかを聞き取りやすくなる。だから、音読が大事なのだ!

音読は語彙や文法の習得にとどまらず、リスニング力の向上にも威力を発揮する。1日5分でいいから毎日。正しい発音・読み方を意識して取り組んでほしい(切実)。絶対に伸びる!断言します。ただし継続することが大前提。

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