泣けるほど頑張れるってカッコイイよな

ちょうど1年前にFacebookページに書いたコラム↓
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【長谷川コラムその58】
「点数なんて気にしなくていい。とにかく精一杯頑張れ。」
定期テスト前、直向きに頑張っている中学生には時折こんな言葉をかける。今日も何名かにそう一声かけた。
勉強だってスポーツだって、または楽器の演奏だって、出来ないよりは出来た方がいいに決まってる。けれども、出来る・出来ない=優・劣ではない。そんな単純なことじゃない。ただ、出来ないからと言って、すぐに投げ出すことがあってはダメだ。「出来ない=頑張らなくていい」ではない。自分自身の高みを目指すことに価値がある。結果として出来なかったとしてもだ。やってみて出来なかったことと、やらずして出来なかったこととは全く違う。
ここ一番に踏ん張れる、頑張れる子になってほしい。目の前の困難から目を背けず、決して逃げることなく立ち向かう子に。必ず得られるものがある。糧になる。
そんな想いを込めて…とにかく精一杯…!
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やっぱりこの想いは変わらないなと実感させられた、昨日のある出来事。
中2の授業中でのことだ。いつもより口数が少なく、少し元気がないなと思われる子が一人。Rだ。なんとなく察しがついたので声をかけた。
「テスト結果が悔しいんだろ?」
すると、Rは黙って頷いた。
一生懸命頑張っていた。連日塾に来ては勉強、勉強…。中1の頃とは見違えるほどに目標に向かって直向きに。そんな姿をいつも見ていただけに、俺はこんな言葉をかけた。
「良いときもあれば悪いときもある。あれだけ頑張ったからこそ、これだけの結果が出せたんだと思うぞ。特に苦手な数学でここまで頑張れたのはすごいと思う。今回は問題が難しくて、皆が点数を下げている中、お前はいつも以上に取れてるじゃないか。立派だ。さっきお前たち皆に話したとおり、結果は結果。大事なのはそこに至るまでに何を為したかだ。俺はお前の頑張りを誇りに思うけどな。」
Rは目に涙を浮かべながら聞いてくれていた。
「泣けるほど頑張れた。良いことじゃないか。本当に精一杯やったからこそ悔しいしんだし、涙も出るもんだ。テキトーに取り組んだヤツには、悔しいっていう感情すら沸かないし、落ち込むこともない。また一つ成長したな、R。」
授業が終わり帰る頃、「元気出せよ~!」と頭をグシャっと鷲掴みにして送り出した(笑)。

そんな中2は今日、遠足の日。少しでも気分転換し、晴れやかな気持ちになってくれているといいな。

※そんなCLEAR通塾生の定期テストでの頑張りを、明日(6/15土)よりブログにて公開致します。是非ご覧下さい。

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