新中1の春期講習

新中1の講習は英数国。入試を見据え、中学生は全学年5科総合指導なのだけれど、春期講習の中1だけは英国数3科の集中指導。地域密着のCLEARの授業は学校準拠が基本としているだけに、学校によって進みがまちまちな理社は予習となる授業をするのが難しい。だから、理社は学校の授業内容が確認できる4月から本格的な指導に入る。

授業を始めるに当たって、子どもたちには中学生になるうえでの心構えを話した。
「さまざまなことにチャレンジする1年にしよう。勉強でも部活でも。失敗をおそれて現状を変えないのではなく、とにかくチャレンジすること。たとえ望む成果が得られなくとも、そこから学べることはたくさんある。反省し、補い、次に向かう。つまづかないことよりも、つまづきから学ぶことの方が大事だ。だから、いろいろな勉強法を試す1年にしよう。ちゃんと『失敗』できる子、振り返れる子は必ず伸びる。そして勉強面ではもう一つ。勉強が決して作業にならないようにすること。例えば単語や漢字一つとっても、何の考えもなくひたすら書く、というような勉強はNG。どうすれば早く(速く)・正確に習得できるかを考える。勉強は時間ではなく密度だ。」

英語はこの春期講習で、単語中でのアルファベットの音をしっかりと身につけていきたい。ローマ字の知識を使った単純暗記をさせていくようなことはNG。あくまで表音文字としてのアルファベットの音を大事に、フォニックス中心で進めていく。もちろんローマ字の知識も多少は必要だけれども。

国語は通常授業に引き続き「論理エンジン」を進めていく。この講習の集中学習で、1冊目の3分の2程度までを終えられるよう頑張りたい。1冊目は1文の論理構造を捉えていく練習がメイン。普段何気なく使っている日本語でも、実は正しく使えていないことが多い。「正しく読む」ための第一歩だ。

数学はもちろん正負の数。基本概念については3月で終わり、講習では計算力を身につけていきたい。計算力。こればかりはトレーニングがものを言う。向き不向きやセンス云々ではなく、どれだけたくさん解いたか、反復したか。滝に打たれるがごとく計算問題をこなしてほしい。

理社は冒頭で述べたとおり授業はない…が、課題を出した。小学生内容の総復習ができる課題だ。講習最終日の学力テスト対策も兼ねている。子どもたちには、「分からない問題については何を使って調べても構わない。とにかく一生懸命解答用紙を埋めてくること。」と指示。
「調べる力」は自分で勉強できるようになるための第一歩。頑張ってもらいたい。

小学生から中学生へ、過渡期を迎えつつある彼ら彼女ら。雰囲気や佇まいも少しずつ変わってきた。真っ直ぐに、すくすくと伸びていけるよう、しっかりと導いていきたい。

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