最近教えていて思ったこと。
問題の解き方が変わってきた生徒がいます。これまでは学力はあって、「あっ」と驚くような解き方ができ、それでいて問題を解くスピードもしっかりとある。そんな生徒だったが、些細なミスを連発することが課題であった。
その生徒が、最近の問題の解き方を見ていると、「しっかりと解く」意識が見られる。本人が意識的にそのような解き方をしているのか、それとも自然とその解き方になってきたのかはわからないが、良い傾向であるとその生徒の解き方を見ている。
問題を解くスピード感は少し遅くなった感じもするが、それは致命的なことではなく、元々がスピード感がある解き方をしていたので、今が良いバランスなのだろう。
何かのきっかけで本人の意識が変わり、それが問題の解き方に表れている。次はこれが結果に結びつくことが楽しみだ。
生徒の中には、「難しい問題を解けるのが優秀な生徒」と思っている人は多い。確かにそのとおりでもある。ただ一方で、「ミスなく解くことも優秀である」ということを意識してほしい。地域のトップ校にいく生徒には、元々持っているセンスで、トップ校に合格した生徒もいますが、確実に解く力を身に付けてトップ校に合格した生徒もたくさんいる。
もう少しすると中学校では定期試験が始まる。ぜひとも皆には結果を残してほしいと期待大だ。そのためにも、「しっかりと解く」をもっと意識してもらいたい。