単純暗記はNG~英語学習で大事なこと~

本日の中2英語は動名詞。不定詞の学習に時間を割いたのは、この動名詞の理解をスムーズにしていくため。

いつものように既習内容を絡めた発問をしながら進める。不定詞を用いた英作文を3題。基本は心配なさそうだったため、それらを全て動名詞に書きかえていく。

I like to play soccer.=I like playing soccer.
I like to study math=I like studying math.
To study math is interesting.=Studying math is interesting.

しかし、全て書きかえられるわけではないことを伝える。動名詞と不定詞、似ているようで実は異なることを意識させる。
「不定詞を作るtoのそもそもの概念は『何かに向かう』ということ。つまりは未来に向かうイメージ。一方、動名詞は、その形が進行形の一部として使われるものと同じ。つまりは実際に行っているイメージ。だから…」

I want to play tennis.⇒○
I want playing tennis.⇒×

そして、動名詞のみを目的語にとる動詞としてenjoy、finish、stopなど、理由を含めて説明。ここで、発問してみる。
「じゃあ、I hopeのあとにはto meet youかmeeting youかどちらが続く?」
しっかりとto meet youと答えてくれたことに安堵。その後少し練習問題を挟み、前置詞を絡めたパターンの確認へ。

How about drink this tea?⇒×
How about drinking this tea?⇒○

?????という反応であったため、aboutが前置詞であること、そして前置詞の後は名詞が続くことを確認。
「動詞を名詞化しなければいけない。だから動名詞にするんだ。」
納得の表情を浮かべてくれたことにこれまた安堵。

「不定詞の名詞的用法は動名詞に書きかえられることが多い。覚えろよ。」で終わってはいけない。単純暗記には限界があるし、むやみやたらに覚えることが増えてしまうだけだ。そうではなく、英文法の核となるところをしっかりと押さえられれば、必要最低限の暗記で済むし、応用も効くようになる。

そんなことを思いながらの中2英語だった。

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