小5国語近況

これまでの小5国語は漢字・国文法を進めてきた。本日からはいよいよ読解の入門に入る。一切の先入観を廃し、書かれてあるがままに読み解く。そのための大きな武器となるのが、指示語と接続語だ。

論理というと何か難しい言葉のようなイメージを抱かれがちだが、簡単に言えば筋道のこと。筆者の言わんとしていることを筋道どおりに辿れば、答え=主張に行き着く。そこで威力を発揮するのが指示語と接続語だ。

「指示語はつまり『こそあど言葉』だ。じゃあまずは、この指示語の種類をまとめるぞ。この表を埋めてみよう。」
「これ・この・ここ・こちら…それ・その・そこ・そちら…。」
「OK。『指示語は、~を何度も繰り返すのをさけるために使われる。』~に入る言葉は?」
「『同じ言葉』」
「いいね。『だから、指示語はそれより~を指している。』~に入る言葉は?」
「『前の内容』」
「OK。じゃ、実際に使ってみよう。『向こうに赤い屋根の家が見えますね。あれが先生のお宅です。』の『あれ』って何を指してる?」
「家?」
「う~ん、それだと曖昧過ぎ。当てはめて考えてみないと。『家が先生のお宅です。』だとよく分からないだろ?」
「赤い屋根の家?」
「そのとおり。じゃ、今日の宿題は○○ページな。」

本日の授業はここでフィニッシュ。小6クラスよりも結構ゆっくりペースだが、それでもよし。予定どおりガチガチにカリキュラムをこなすことよりも、子どもたちの理解・習熟度を見ながら進めることの方が大事だ。

予定・計画は大事…だが、それにがんじがらめにされ、子どもたちの目を見失わぬようこれからも努めていきたい。それが少人数制クラス指導の強みなのだから。

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