個性や自主性は規律の中でこそ育まれる(持論)

手前味噌になってしまうけれど、CLEAR通塾生の強みは、小中学生いずれも欠席が極めて少ないことだ。小学生だと「習い事」、中学生だと「部活」、を理由に欠席が多くなりがちな時期(例えば季節講習)があるものだけれど、それがあまり見受けられない。この欠席の少なさには「学力的な伸長」を期待させられる。なぜそう思えるのか?

「子どもを伸ばすには何が必要か?」と問われたら間違いなくこう答える。

『規律』

よく子どもを伸ばすためには、「個性や自主性を大事に」と声高に言う人がいる。決して間違っているわけではないのだが、その個性や自主性というものは、「規律」の中から生まれるものであるということを忘れてはならない。「子どもを自由に伸び伸びと」とか「子どもの発想を大事に」とか、子どもを野放しにし、規律を無視して生まれた個性や自主性などは、単なる自分勝手に過ぎない。悪く言えば「無法者」。本当の個性や自主性はそうではない。規律がある中で、どうすれば自分自身を磨けるか、高められるかと知恵を絞り、試行錯誤する中で育まれるものだ。

規律の中で自らを律する=自律する、ことができれば、それは自立へとつながる。何事においても自ら進んで主体的に取り組めるようになる。

そういう意味で、極めて欠席が少ないCLEAR通塾生の子どもたち。「塾」も社会の1つ。社会における規律を守れる子は伸びる。だから、この子たちは伸びると確信している。

時間の流れを感じる

10月になり、一気に冷えてきました。数日前まで半袖でも大丈夫だったのですが、もう長袖が必需となってしまいました。着る服が変わったり、中3入試特訓が始まったり、冬期講習に向けての準備や新年度に向けてのカリキュラムづくりと、時間の流れを感じることが多いのがこの時期です。

試験も一段落し、時期的に落ち着いて来るかと思いきや・・・、こういう時期ほどやらなくてはいけないことが押し寄せてくるものです。今、近々のTo Doは冬期に向けたチラシでしょうか?予定では、あと一週間ほどあるのですが、まだ50%程度しか完成していません・・・。

「どうしましょう・・・。」明日は仕事がお休みなので、部屋にこもって一気にあげようと思います。

そして、もう一つが、冬期の内容を練ることと、新年度の骨子つくり。冬期はほぼ固まってはいますが、それをさらによく、より生徒のためになる講習にすべく、今決まっていることをさらに練る作業をしている最中。冬期講習を開催する以上は、生徒にとって成果が見えるものしなくてはいけない。そのためにも、今決まっていることから、さらに練って、より良い講習をつくりあげたい。

新年度の骨子つくりは、冬期にも関連していますが、CLEARが嬉しいことに次の段階へと進む時期となった。これまでは「如何に一クラス8名という定員を埋めるのか?」という思考のもときた。それが、「定員となどうしよう。」という段階に。ここにきて定員になるであろう学年がでてきており、それが複数も。まだ、どうなるかはわからないし、けして油断しているわけではないのだが、定員が埋まった後の段階を考えられる状況になってきました。今月も二名の体験生が参加してくれており、本当に嬉しい限りです。こうして振り返ると、一年前には考えられない状況になることができました。そうなると、より塾として使命を果たすべく、しっかりとした仕組みを練ることが重要であると考えます。そんなことを視野にいれながら、様々な戦略を練っている最中です。

塾屋であれば、年間通じて忙しいのですが、忙しいからといって「中途半端なことしかできなかった」とならないように頑張ります。

うさぎorカメ?直線的or曲線的?

先日の記事にコメントを寄せてくれたのは、やはり前職時代の教え子だった。個別指導の塾講師として数年間勤務している彼。寄せられたコメントから、学生アルバイトの身でありながら、子どもたちと真剣に向き合っている姿が想像できる。俺も負けていられない。そんなことを思いながら、日々の指導で大事にしていることを…。

子どもたちにはさまざまなタイプがいる。ハイペースでガンガン進められるも正確さに欠ける子。一方、ローペースでコツコツとしか進められなくとも正確さに長ける子。言うなれば前者は「うさぎタイプ」で後者は「かめタイプ」。また、伸び方もいろいろで、直線的に右肩上がりになっていくタイプと、曲線的に右肩上がりになっていくタイプ。どちらかというと、前者は女の子に多く、後者は男の子に多い。なかなかエンジンのかからない我が子を見ては、「いつになったら勉強するのかしら」とやきもきする親御さん(特に母親)も多いはず。

うさぎタイプorかめタイプ、直線型or曲線型、どちらが良いということではなくて、その子がどういうタイプかを見極めることが大事ということ。それによってコミュニケーションの取り方も、先を見据えた進路指導も変わってくる。

名簿を見ながら、本当の意味で一人ひとりと向き合える塾を目指そうと、改めて思った。

子どもたちとともに…!

今月より体験生として、ある小学生の女の子が授業に参加してくれている。事前にお母様より「緊張でガチガチになっておりますが、宜しくお願いします。」とご連絡をいただいていたため、少々心配していた。

そんな彼女を察してか、通塾生の子たちが積極的にコミュニケーションをとってくれている。テキストの解答を進んで彼女に貸してくれたり、ポツンと彼女が独りぼっちにならぬように隣に座ってくれていたり…。どうやら塾に来るときも一緒に連れだって来てくれたらしい。1時間目の国語が終わると、こわばった表情はすっかり消えていた彼女。休み時間は通塾生と楽しげに会話したり、教室のあちこちを歩いてみたり…。

俺は要らぬ心配をしていたのかもしれないと安堵、と同時に子どもたちに感謝。手前味噌になってしまうけれど、CLEAR通塾生、良い子が多いと実感。これからも子どもたちのために、そして子どもたちとともに、成長していきたいと改めて思えた日だった。

10月になりました

10月となりました。外を歩いていると、少しづつ木々が色づいてきていて、秋本番を迎えたと実感します。CLEARに向かう時にやまゆりラインをつかうことが多いのですが、少しずつ木々の変化を楽しむことができます。中井から小田原に抜ける道が気持ちいい季節になりました。

さて、「読書の秋」

「食欲の秋」

「スポーツの秋」

と、いろいろありますが、みなさんはどんな秋でしょうか。秋は過ごしやすく様々なことにチャレンジしたくなります。先月、高尾山に行ったのですが、まだ紅葉も始まっていなかったので、紅葉が始まる時期にもう一度行きたいです。

そして、CLEARの10月の活動も昨日の補講からスタート!平常授業は本日より始まります。今月から新たにCLEARの授業に参加してくれる生徒もおり楽しみです。

「一生懸命に指導にあたらせていただきますので、みんなと一緒に頑張りましょう。」

そして、そして、10月は中学校の定期テスト一段落するので、気持ちが中だるみしちゃう生徒もいるかもしれません。そうなると取り返しがつかない事態になることも。周りの気持ちが緩んでいるときこそチャンス!「差をつけるのがこのタイミングです。」言うのは簡単ですが、実際に行動することが重要です。

また、生徒に刺激を与える意味もあり、今月CLEARでは小学生向け「学力診断テスト」、中学生向け「志望校診断テスト」を実施します。日程は以下です。

【小5・小6】10月6日(金) 17:00~18:40(国算)

【中1・中2】10月7日(土) 14:00~17:50(5科)

【中3】10月22日(日) 17:00~22:50(5科)

しっかり結果がでるように頑張りましょう。

また、別の模試ですが、ある小学生の生徒があっと驚くような好結果をだしてくれました。この結果が継続できるように、そしてさらなる高みを追求していきましょう。我々も全力でバックアップいたします。

生徒 or お客様?

読書の時間がなかなか取れない今日この頃ではあるけど、面白そうな本を見つけてつい衝動買い。
中谷彰宏著「成功する人は教わり方が違う」。その冒頭に「一流は、弟子になる。二流は、お客様になる」と題するこんな文面があった。
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習いごとで多いのは、生徒をお客様にしてしまうことです。
生徒をほめて、また来てもらうことが、サービスマンの目的です。
生徒側としては、成長よりも満足を得るようになります。
あたかも商品を買うように習いごとをしに行く関係が、教える場では起こりがちです。
教える側は、本当は師匠と弟子の関係でいたいのです。
お客様にしてしまうと、厳しいことが言えなくなります。
とはいえ、厳しいことを言えば、生徒が来なくなります。
食べていくために、背に腹は代えられず、お客様扱いするのです。
そうなると教えられる側の成長はとまります。
………
教える・教えられる関係は教育産業なのに、サービス業に変わってきているのです。
自分が教えてもらう時は、お客様ではなく、弟子になる覚悟が必要です。
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塾や予備校でも、「講師が受講生の『学力を上げる』かどうか」ではなく、「講師が受講生に『満足される』かどうか」ばかりが重視されがち。
「弟子」というと誤解を招いてしまいそうだけれど、やはり、受講生は「お客様」ではなく、良い意味での「生徒=弟子」に徹しない限り、学力は総じて上がらないもの。けれども、中には、講師自らが受講生を「生徒=弟子」ではなく「お客様化」させてしてしまっている感もある。塾も予備校もサービス業、お客様ありきで成り立つのは十分に心得ている。だから、満足度は極めて大事…ではあるけれども、サービス色を強め過ぎては学力を上げることはなかなかに難しい。
塾そして塾講師としての、想い・信念とサービスとのバランスを常に心掛け、健全なる師弟関係・ケジメある学習環境を構築していきたいものだが、悩みは尽きない…。