転塾に思う

学習塾が乱立するようになって、転校ならぬ、転塾する子たちが増えるようなって久しい。前職でも経験してきたことなのだが、とんでもない学力(悪い意味で)で転塾してくる子が結構いた。塾に通っていたにもかかわらず…だ。それについて思うところを…。

塾である以上、学校の成績向上や志望校合格が責務であり第一義であることは間違いない。ただし、最近の学校の成績は、やれ提出物だの、やれ授業態度だのが幅をきかせるようになり、成績として評価される数字が、果たして学力として信憑性のあるものなのかどうかアテにならんことが多いため、その成績が塾効果なのかどうかは測りかねるところがある。しかし、客観的な学力を測るテスト、いわゆる教材会社等主催による全国または全県規模の学力テストを行ってみて、「前の塾でいったい何を教わってきたんだ?」というくらい、深刻な状態になってしまっている子も多数見てきた。これこそまさに「塾に通っているのに…」ってやつだ。こんな状態になるまで放置していたその塾に怒りすら覚えることもあった。もちろん、本人のやる気もある。宿題をやらない、授業に集中していない、塾にも来たり来なかったり…などなど。それにしても。。。。。ってこともしばしばだった。
だから、CLEARではそこを徹底します。今回の定期テスト特訓も例外なく、「各種テストは合格するまで」を終始徹底しました。理解できていなければ、また、定着できていなければ、何度でも呼び出しますし、居残りもさせます。個別に課題も課します。特に学力的に深刻な状態に陥ってしまっている子であればなおのこと。そして、そういう指示にしたがわなければきっちりと叱ります。「厳しい」「大変」と言われるかもしれません。しかし、「理解していない・出来ていない」ことに目を瞑り、そのまま放置して取り返しのつかない状態にさせる塾より、よっぽど健全だと思ってます。

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