振り返る

経験は大事だが、それにもたれかかっているばかりでは進歩・進化はない。「進化=変化」と捉え、失敗を恐れずに変化に挑む姿勢を大事にしていきたい。だから、授業一つとっても、今年度は昨年度までとその進め方を部分的に変えている。良い意味でこれまでの指導法を疑ってかかる。「目的=成績・学力向上、志望校合格」はもちろんぶれずに、その手段の変化だ。

CLEARの年度切り替えは3月のため、間もなく2017年度開始から2ヶ月が過ぎようとしている。本日をもって、連休前、各学年の俺の担当教科の通常授業は全て終了した。一つの区切りとして、これまでの自分自身を教務的な面から振り返っておきたい。

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<中学生>
①英語
中1=I am/You are/This(That) is/一般動詞(1・2人称)
中2=be動詞過去形・過去進行形・未来形
中3=受動態・現在完了(「経験用法」のみ未了)
※英語は、通常授業における教科書本文指導を廃し、文法・実力錬成指導に一本化。教科書本文指導は課題&定期テスト前で。学校の進み具合から考えると中1の進みが速すぎるか、連休明けは復習に十分な時間を割くべきか考えどころ。
②国語
全学年=説明文(論説文)・小説文・随筆の読解指導
※英語と同じく、教科書本文指導を廃止。通常授業では初見の文章を用いた客観的読解力の錬成指導に一本化。一貫した読み方・解き方をトレーニングしているが、習熟度の差が著しい。国語力の向上は全教科に良い影響を及ぼす。全員を一定のレベルに押し上げるための工夫が必要かもしれない。
③社会
中1=世界地理(大陸・海洋・地域・緯度・経度)
中2=日本地理(位置・範囲・自然環境・気候)
中3=歴史(明治維新・自由民権運動・日清日露)
※全板書授業から一部をプリント授業へ。特に地理では地図を書く時間を短縮するのが目的。しかし、どこに何の国?何県はどこ?という子もいる中、子どもたち自身にも地図を書かせるべきか。中3はいつまでに歴史に決着をつけ、公民にシフトしていくべきか。それとも、入試を見据え、歴史・公民並行でいくべきか。

<小学生>
①国語=漢字・熟語の成り立ち・音読み・訓読み
採択テキストも変えて、春期講習を除き今期序盤は漢字や言葉の知識を集中学習。並行して読解練習も必要か。
②英語=be動詞を用いた文まで
もう少し浅く指導すべきか。採択テキストのレベルを超えた内容を取り扱うと、それに見合う練習問題等がなかなかない。板書の一問一答だけではやはり足りない気がする。

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こうして文字にしていくことで、いろいろなことを自分なりに振り返ることができる。今回は100%それが目的。いつも読んで下さっている方には申し訳ないです。こんな備忘録のような記事で…(汗)。でも、今回に限らず、このブログを書き続けているのは、文字にしていくことで、何らかの振り返り、思考の整理ができ、自分自身を見つめ直すことができるためでもある。

「『思い』は形にする」

いつも子どもたち(特に中3受験生)に言うこと。それを自分も実践しているようなもんですね。それに、日々子どもたちと真剣に向き合っていれば、いろいろなことに気づき、書くことは山ほどできるもんです。

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