歴史を学ぶ意義とは

中3受験生の社会は、歴史の復習。本日は近現代史の明治史を一気に駆け抜けた。

「歴史=年代暗記」と捉えがちだが、そんな無機質な勉強ばかりしていても退屈するばかりだし、勉強も続くわけがない。そもそも知識として定着していくにはムリがある。受験のための歴史を勉強するうえでは…

①時代判別=いつの時代に何があったかの判別
②流れの理解=因果関係の理解

この2点を、子どもたちには常に耳にたこができるほど言い聞かせている。

本日の明治史は、
①維新期
②自由民権期
③日清・日露期
の三期に分けて解説。維新の頃にどのような政治改革がなされたか、自由民権運動は何を求めてどう決着したか、日清・日露戦争を経て日本は何を手に入れたか。それぞれの時代における重要事件や人物など、「なぜ」と「~から」を繰り返しながら要点を確認。

歴史嫌いな子が多い昨今。そんな子は二言目には「昔のことを勉強して何の意味があるの?」と言う。でも、まず、我々は過去からしか学ぶことはできない。先人たちの知恵や努力の積み重ねによって今がある。過去を振り返ることでよりよい未来を築こうとするものだ。また、歴史を学ぶことで、今を相対化してみる目を養う。今生きている時代は、連綿と続いてきた人類・世界の歴史のほんの一部でしかない。そういう広い視野で物事を捉えられるようになれば、考え方や生き方の幅が広がるものだ。

「過去が現在を創り、現在が未来を創ることを認識する。」
「今を相対化できる思考力を身につける。」

歴史を学ぶ意義は?と問われれば、私はこう答える。

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