学習塾であれば、高校受験然り、大学受験然り…塾生の全員合格を目指すのは至極当然のこと。しかしながら、それにあまりにも拘りすぎて、受験生一人ひとりの想いを蔑ろにしては決していけない。
全員合格は特別難しいことではない。志望校を下げればいいのだから。合格可能性が低い、あるいは微妙…といった受験生に受験校の再考を促せばいい。けれども、そのときに大事なのは、
全員合格至上主義であるかのような指導はNG。
合格=成功体験を優先するべきか、あるいは、挑戦することを優先するべきか…受験生一人ひとりの想いやその後の人生を十分に考慮したうえで、きちんと向き合うべきだ。ただ、公立高校を第一志望とする場合、ほぼ全ての受験生が私立高校を併願とするが、合格が難しければその私立に進学することになるかもしれないという覚悟が本人にあるかどうか。それがなければ公立を下げるよう指導せざるを得ないというのもホントのところ。
全員合格はとても喜ばしいこと。
でも、そのナカミが大事だ。
一人ひとりの想いを汲んだうえでの全員合格。
そういう意味では全員合格は極めて難しい。
でも、だからこそ目指す価値がある。
その価値を高めたうえで、
あくまでも全員合格を目指したい。
最終決戦まで、あと…
18日!!!