【勉強お役立ちブログ(英)】大学入学共通テストのリスニングって?

夏を越えて、自立学習ジム(高校部)にも新たな仲間が加わってくれた。そんな彼ら彼女らも志望大学合格に向けて日々邁進中だ。そこで今回は、高校生が迎え撃つ、大学入学共通テストにおける英語のリスニング、そしてリスニング力の鍛え方について述べていきたい。

■大学入学共通テストのリスニングとは
大学入学共通テストにおいて、「リスニング」は「リーディング」と同じ配点(100点)になるのは知っての通り。でも、「リスニング苦手…」と悲観的になる必要はない。100点とはいっても、その100点を英語総合点の中でどう配分するかは各大学・学部によりまちまち。つまり、リーディングとリスニングとの比率は大学・学部により異なるわけで、自分の志望する大学や学部がどのような比率となっているかをまずは確認しよう。
■どんな問題が出題されるのか
予め選択肢や表・グラフ資料に目を通し、聴き取りポイントの予測をつけておくことが肝要だ。また、センター試験とは異なり、「1回読み」と「2回読み」が混在する。模試を受験するなど、実戦的な問題にできる限り多く触れ、形式に慣れておくことが望ましい。
■リスニング力をつけるには
日常的にに英語の音(オン)を意識し、聞き慣れておくことが何より大切。一度聞いてわからなくても、スクリプト(台本)をすぐには見ず、何回も繰り返し音声を聞いてみることだ。また、普段から音読のクセをつけておくべきことは言うまでもない。ただ漫然と音声を聞き流すのではなく、英文と音声を照らし合わせて、英語特有の「消える音」や「変化する音」に注意しながら聞いてみよう。

■では、本題へ!

I get up at seven.
「私は7時に起きます。」
Please give me some water.
「私に水をください。」

何てことはない中学生レベルの英文。
ここで注目してほしいのは、get up、そしてwaterの発音についてだ。
ゲットアップ(音の足し算で「ゲタップ」)、ウォーター、と学校や塾では習う。でも、残念ながらそれではネイティブには通じにくい(アメリカ英語の場合)。実際は…

ゲダ(ラ)ップ、
そして、ウォーダ(ラ)ー
※実際は「ア」に近い「ウォ」

カタカナで表記するには限界があるけど、敢えて表記するならこんな感じ(だから日頃の指導ではカタカナで発音の表記はさせてないんだけどね)。

[t]は無声音と言って、本来は「トゥッ」と息だけで発する音なんだけど、母音に挟まれると「ドゥッ」と有声化されるのが一般的。それが聞く人にとってはラ行の音に聞こえるというだけ。日本語だって、「そうなです⇒そうなです」とか「そんなことすなよ⇒そんなことすなよ」って実際の話し言葉ではこう発することが多いでしょ?(書き言葉ではNG)言葉というのは発音しやすいように変化していくものなんだよ。

<母音で挟まれるtの発音例>
get up⇒ゲップ⇒ゲップ
water⇒ウォーー⇒ウォー
shut up⇒シャップ⇒シャップ
party⇒パーィー⇒パー
better⇒ベー⇒ベ
what is this?⇒ワッィズディス
ワッィズディス

このように発音するのが恥ずかしい…と思う気持ちも分かる。けれども、実際の発音を意識して馴染んでおくことで、リスニング力の向上にもつながるはずだ。とにかく英語、いや語学は音読が第一!

母音に挟まれた[t]の発音は有声化=ダ行(ラ行)!

ガンバレ!高校生!!

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