“考えながら”勉強していますか?

ただいま中学生の定期テスト期間の真っ最中。
テスト直前期や期間中は、通常の授業を行わず、テスト勉強をしやすい環境を整えることに注力する。中1から中3まで、各々の勉強をしつつ我々講師陣はサポートに徹するのみ。

以前にも似たような記事を書いたけれど、この期間は子どもたちそれぞれの地力というか本質的な部分が垣間見える。少人数制とはいえ授業というのはどうしても受動的な学習になりがちだが、この期間は子どもたちが能動的に学習するため、いろいろと“見えてくるもの”がある。

最低限の計画性をもって取り組めているか。
テスト当日までを逆算してしっかりと勉強を進められている子がいる一方、「それ今やるべき勉強?」ってツッコみたくなるような、行き当たりばったりの勉強をしてしまっている子がいたり。
勉強=作業になってしまっていないか。
学校のワークや塾のテキストをきちんと活用できている子がいる一方、漢字や英単語をただひたすら書いてるだけのいわゆる作業に終始してしまっている子がいたり。
そもそも面倒くさがってやるべきことをやらなかったり…。
もちろん、「これはいかん」と思うような勉強をしてしまっている子には注意や助言をする。

ちゃんと“考えながら”勉強しているかどうか。教科書を漠然と読んで、漢字や単語を何となく書いて、ノートをただまとめて…ではなく、その勉強の目的が何であるかをきちんと考えなければだめだ。
特に初めて9科3日間のテストを経験する中1には、「考えながら勉強する」、その意味や重要性を耳にタコができるくらい言い続けてきた。第1回と第2回のテストレベルは全く違うため、前回と同じ質や量の勉強では到底太刀打ちできなくなるからだ。

もちろん高得点=“成功”が理想だろう。けれども、一生懸命頑張ったのなら、たとえそれが数字という目に見える結果=“成功”ではなくとも、成長はできる。

計画性、思考力、耐性。
勉強を通じて様々なことが身に付けられる。
だから、勉強って大事。
ガンバレ、中学生。

負荷

それなりに勉強しているのに、なかなかテストの点数が上がらなかったり成績が振るわなかったり…。そんな子に是非読んでみてほしいのが今回の記事。

なかなか結果に結びつかないのは…

“負荷”をかけていないから。

学力を上げるにはそれなりの負荷が必要だ。例えば筋トレ。全くきつく感じないダンベルやベンチプレスなどをいくらやっても、筋力は鍛えられないだろう。勉強もそれと同じで、一定の負荷をかけなければ学力は鍛えられない。分量的にも時間的にも、そして難易度的にも、「ちょっときついな…」と感じられるぐらいがちょうど良い。もちろん、ドリルなどのように簡単に繰り返せるものも必要なのだが、それだけでは思うような成果は期待できない。だから、塾の授業でもその負荷を意識して指導する。例えば時間。自分のペースは大事。でも、そればかりに終始していると負荷をかけられない。少しでも「早く正確に」を意識させる。

学力を上げるには、今の自分がこなせることより少し背伸びした質や量を課すこと。ただし、現実離れしたレベルはNG。あくまで「頑張れば出来るレベル」で。逆上がりができないのに大車輪を課しても意味はない。

ちょっとメンドクサイな、と思う量をこなしているか?
ちょっと難しいな、と思う難度の問題を解いているか?

少し自分を見つめ直してみては?

第2回定期テストに向けて…いざ!!

今日明日は中学生の定期テスト前最後の土日。中3受験生は土日いずれもテスト対策の2日間。テスト勉強の仕上げに入っていく。

土曜日の今日は文系教科重点学習DAY。
英語はテスト範囲の重要単語・熟語の完全習得。eトレをフル活用し「満点が取れるまで」を徹底。もちろんそれだけではなく各Unitの基本文(文法)もぬかりなく。国府津中は関係代名詞(主格)がテスト範囲に入るため、2文連結や語順整序など「関係代名詞の問題といえばコレ!」という典型的な出題例を通して最終確認を行った。

国語はテスト範囲の読解問題を網羅。社会も演習に演習を重ねテスト範囲のテキストページはほぼやり切ったが、さらに上を目指したい子向けに「鬼の一問一答」も(笑)も配布。基礎基本をある程度身に付けた子は是非とも取り組んでみてほしい。

先週の土曜日と同じように、今日も夕食休憩を挟んで14時30分~21時50分までのロングラン。昨年までならこの長時間で集中力を欠いてしまう子もいたはずだが、さすがは中3受験生、誰一人としてだらけモードになってしまう子はいなかった。「長時間でも机に向かうことができる」、数字には表れないけどこれも成長。
毎年のことながら、中3受験生の第2回、第3回の定期テストはいつも以上に気合いが入る。内申点を上げるチャンスはあと2回しか残されていないのだから…。やれるだけのことはやってやりたい。

今年の中3受験生は昨年とは違うし、また、昨年も一昨年とは違う。そう、ただ一度として同じなどない。だから、指導内容も授業進度も与える課題も毎年違う。
今年は定期テストに向けて復習に復習を重ねるため、例年よりも夏期講習の授業進度を緩やかにしたし、お盆休み中に指示した課題も例年より多くした。単純な勉強量だけで言えばかなりの分量をこなさせたはずだ。子どもたち、よく頑張った。

俺たち講師陣にとっては、毎年経験する高校受験だが、子どもたちにとっては一生に一度。ゆえに一期一会の想いで中3受験生とは対峙し、出来る限り悔いの残らぬ受験をやり遂げさせてやりたい。

第2回定期テストまであと3日。
明日は理系教科重点学習DAY。
高みを目指し、ガンバレ、中3受験生。

中3、高3、そして、高2も受験ロードへ…

弊塾の高校部・自立学習ジムCLEARでは、高校3年間を前期・後期に分けて指導している。高校1年~2年8月までの前期では、英数に重きを置いて学校の定期テストに対応できるレベルの自立学習指導。そして、高校2年~受験までの後期では、受験科目に基づいた自立学習指導。

今月より後期が始まる高2生。現時点の志望校に基づき今後の学習計画等を話し合うための個人面談を各々と行った。

昨年の高3同様にみな志が高い。現時点では国公立を志望校に据えている。
国公立を目指す上では、5 or 6教科7科目の受験が主流だ。そのため、まずはこの高2終了時点で英数国3教科の基礎を固めておくのが望ましい。そうすることで、高3から理科や地歴・公民の学習時間を十分に確保できていく。

中3、高3の受験ロードが本格化していく中、高2も徐々に加速していかなければならない。
ガンバロウ!高2生!

…そういや今の大学1年、何してるかな。
元気にやってるだろうか。

【お知らせ】台風10号の接近に伴う対応について

通塾生ならびに通塾生保護者の皆様へ

日頃ご通塾くださいまして、誠にありがとうございます。
さて、台風10号の影響による荒天が続いておりますが、現時点におきましては、今日・明日以降も通常通りに授業を行う予定です。ただし、登塾に危険を伴うほどの悪天候に見舞われた場合には、こちらのページにて臨時休講等の情報を発信してまいりますので、定期的にご確認いただきますようお願い致します。

上部に最新情報を更新してまいります

⑫1日㈰20時30分現在
最終更
予報によれば明日の小田原は晴れのち曇りのため、現時点では予定通りに授業を行います。ただし、天候の急変等があり、登塾に支障をきたすと判断した場合はこちらのページにて対応を発信致します。

⑪1日㈰18時00分現在
⇒中学生テスト対策
(休講の予定はありません)

⑩1日㈰16時00分現在
⇒中学生テスト対策
(休講の予定はありません)

⑨1日㈰14時00分現在
⇒中学生テスト対策
(休講の予定はありません)

⑧31日㈯20時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)
★本日最終更新★
(明日の13時30分以降に更新再開します)
【明日1日㈰の予定】中1・中2テスト対策
▶中1:15時30分~18時20分
▶中2:18時40分~21時30分

⑦31日㈯18時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)
中3生は気をつけて登塾してください。

⑥31日㈯16時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)

⑤31日㈯14時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)

④30日㈮20時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)
★本日最終更新★
(明日の13時00分以降に更新再開します)

③30日㈮18時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)

②30日㈮16時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)

①30日㈮14時00分現在
⇒通常授業(休講の予定はありません)

【勉強お役立ち(英)】shouldとought toとhad betterとの違いって?

久しぶりの勉強お役立ちブログ英語編!

「~するべきだ」とか「~したほうがいい」という忠告や助言を表すものとしては、助動詞のshouldとか、あるいは ought to や had better などを学習する。日本語に訳すとほぼ同じようなこれらの表現だけれど、実はニュアンスがかなり違う。ではいってみよう!

① should は控えめな忠告・助言(主観的)
日本語で「~するべきだ」と聞くと、強い言葉の印象を受けるけれど、shouldを使った英語の場合はそれほど強い言葉ではない。むしろ、話し手の主観的な意見として、「~するべきだ」「~したほうがいいと思うよ」と助言をする時に使う。

You should exercise every day.
「毎日運動したほうがいいよ。」
You shouldn’t tell lies.
「ウソをつくべきではないよ。」

② ought to は当然の忠告・助言(客観的)
ought to は法律やマナーなど、客観的な判断材料があるときの忠告や助言をするときに使う。そのため「(当然)~するべきだ」の意味が含まれる。主観的なshouldよりも客観的なought toの方がやや強めというイメージをもっておこう。

You ought to do your homework.
「宿題は(当然)するべきだ。」
Such things ought not to be allowed.
「そのようなことが(当然)許されるべきではない。」

ought to の否定形はought not to~。忘れずに^_^

③ had better は警告
まずネイティブはhad betterとはほぼ言わず、 ’d betterのようにhadは主語と一緒に短縮される。まぁ受験にはあまり必要ない知識だろうけど、英語を将来的に使いこなせるようになりたいという子は覚えておこう。
ではでは本題へ。had betterは日本語にすると確かに「~したほうがいい」なんだけれど、そこには「そのとおりにしなかったら、良くないことが起こるよ」という、半ば脅しとも思えるニュアンスが含まれている。だから、had betterは「警告」として覚えておこう。

You’d (You had) better go to the doctor
「医者に行ったほうがいいよ。」
(さもないと、症状が悪化するかもよ。)
You’d (You had) better not leave your backpack.
「荷物を置きっ放しにしないほうがいいよ。」
(さもないと、盗まれるよ。)

had betterを否定するときはbetterの後にnot。くれぐれもhad not betterとしないように

should / ought to / had better それぞれのニュアンスの違いは理解できただろうか。助動詞やその類似表現は話し手の気持ちを表すので、特に英語力を磨きたいという子はしっかりと使いこなせるようになろう。

ガンバロウ!中高生!

【英語の勉強お役立ちブログ他記事】
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倒置のルールって実は簡単

なぜ文型が大事なのか
時制の使い分け
分詞構文とは?

関係詞攻略大作戦!①
関係詞攻略大作戦!②
関係詞攻略大作戦!③
willは未来形ではない?
現在完了形の核とは?
so~that…構文の核
頻度を表す副詞の位置は?
比較①not more(less) thanとno more(less) than、何が違うの?
比較②no more(less)…than~をスッキリと!

不定詞・動名詞の違いって?
大学入学共通テストのリスニングって?
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英単語爆速暗記法

受験勉強は社会に出てから役に立たない?

「受験勉強なんて社会に出てから何の役にも立たない。」

受験勉強にとことんホンキで取り組んだことがない人に限って、よくこういうことを口にするけれど、果たしてそうだろうか。

国語は言わずもがな全ての学びにおける土台であり、数学を勉強することで論理的に物事を考えられるようになるし、理科は人や自然について、また、社会は世の中の動きについて、それぞれ知る機会になる。また、英語は今後一層加速していくであろうグローバル社会に対応するために必要なスキルだ。これらの教科学習はそれぞれ性質が異なり使う脳も違うため、受験勉強を通じてでも考える力は十分に養える。地頭(じあたま)は鍛えられる。
もちろん、数学の因数分解だの、英語の関係代名詞だの、社会に出てから“直接的に”役立つことは希有だろう。でも、こういうことの原理や原則、また社会通念の一般常識を知っておくのと知らないのとでは、後々大きく違ってくる。知っていることが多いというのは判断材料が豊富にあるということ。あらゆる場面で利に働くだろう。

そして何よりも、合格という目標に向かって頑張り抜く、何か一つのことをやり抜くという経験値を積み重ねられるというのが大きい。辛くても苦しくても、歯を食いしばって懸命に高みに挑もうとする経験は、後の人生において大いなる糧となるだろう。合否に関わらず、決着がつくまでの過程において、得られることはさまざまあるのだ。壁にぶつかることで自分自身を見つめ直してみたり、サポートしてくれる周囲への感謝の気持ちが芽生えたり…。

中3や高3という受験学年。長い人生の中でそのたった1年間足らずを頑張れるか頑張れないかは自分次第。受験勉強で得られる経験というのは、決して一過性のものではなく、後の人生において大いに有益なものとなるはずだ。

高3受験生 夏特訓4DAYS②

高3受験生対象の夏特訓4DAYSも本日が最終日。

これまでの3日間は、センター試験の過去問30年分を通じて文法・語法力の強化に努めてきた。最終日の本日は共通テストの過去問で総合力の強化を図る。

夏特訓+αとして、共通テスト模試(英語リーディング)を来週実施予定。それに向けての取り組みでもある。

とにかく共通テストの英語は時間との戦い。いかに早く正確に読み解いていけるかが勝負のカギだ。

ささやかな食事休憩を挟み後半は各々の勉強へ。

13時30分~22時00分までの特訓4日間(小休止アリ)。
「そんなに勉強するなんてスゴイ」…と思うなかれ。
大学受験はこれぐらい普通、というか夏はこれぐらいの勉強時間をほぼ毎日確保してナンボだ。

弱点克服&基礎完成、そして、長時間でも机に向かえる“勉強体力”を身に付けるのが夏のテーマ。
これからの秋以降は、より過去問等を取り入れながら実戦力を身に付けていかなければならない。
ガンバロウ、高3受験生(^-^)g””

\秋の体験入塾受付中/

小4~中3/高1・高2
秋の体験入塾を受付中!
※今年度の高3申込受付は終了しました。

仲間とともに切磋琢磨しながら、
己を高めていきたい子、
来たれ!!

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小5・中1・中2は「夏休み明けから冬休み前まで」が重要!その理由とは?

夏休み明けから冬休み前まで=3学期制でいうところの2学期、は1年の中で最も勉強に専念したい時期。

なぜならこの時期は、夏休み前や冬休み明けより期間が長く、各教科の重要単元を学習することになるからだ。特に中1は学習レベルが一気に上がるので、最も“危険”とも言われている。いわゆる“デキルはずの子”が、この時期を境に学習面で苦しみ始めるケースが多い。そんな鬼門の夏休み明け。中1・中2、そして小5の順にその理由を具体的に説明していきたい。

中1:最もつまずきやすく成績の急降下も…。

中1の夏休み明けから冬休み前までは超重要。夏休み前の定期テストは、中学生活が始まったばかりで基礎的な内容が多く、テスト範囲も狭いため、高得点がとりやすまるい傾向がある。けれども、夏休み明けは授業日数が多く、テスト範囲も広くなる。 また部活に馴染み中学生活が楽しくなってくる時期でもあるので、どうしても勉強以外に興味が向いてしまう時期でもある。そのため、この時期に成績が急降下してしまう子が多い傾向にある。なぜなら5教科全ての内容が一気に難しくなるからだ。しかも、ここでつまづくとその後の中2・中3でも授業についていけなくなる可能性が高い、非常に重要な単元が続く。ここでは英数の2教科に絞って言及したい。

【英語】最初の大きな“山場”が待ち受ける!

夏休み前までは単語をしっかりと覚えて、教科書本文の暗唱ができる程度で何とか点数が取れたはず。しかし、夏休み明けは文法事項が一気に増え、 「疑問詞」「代名詞」そして 中1最大の山場である「一般動詞の三人称単数現在形」、通称“三単現” が登場する。新出単語の量も増え、スペルの長い単語も多くなるため、今までそれなりに出来ていた子も徐々に学習ペースが落ちてくることが多い。

【数学】これを習得しておかないと以後何もできない…?

「文字式」と「方程式」という数学において重要な新しい概念 を学習することになる。この2つの概念は、後の数学のすべての基礎となる。「文字式」と「方程式」の単元で、十分な演習量を積み、自分のものにできているかどうかが、この後の中学・高校の数学の成績に大きな影響を及ぼす。また、その後には比例・反比例と続くため、関数もきっちりと理解して使えるようになる必要がある。

中2:英数いずれも入試最頻出単元が揃い踏み

中2の夏休み明けといえば、部活で中3の先輩が引退し主役になる時期。出場試合などが多くなり、リーダーシップを求められ、活動量も増えてくる時期だ。一方、英語・数学の学習内容がもう一段難しくなる時期で、学3年間の中でも最難関の単元が続く。中1の基礎がしっかりできていない子には理解が難しく、急激に苦手に感じ始めて大きな壁に直面する。“中だるみ”と揶揄されがちな学年だが、だからこそグッと踏ん張って乗り越えることができれば後のアドバンテージとなるに違いない。

【英語】「難しい…」、そんな呼び声が高い文法事項のオンパレード!

いつの時代も多くの中学生が「難しい…」と口を揃えて言う、「不定詞」「動名詞」「比較」、これらを学習するのが中2。 習得すべき文法事項も増えてきて、きちんと自分のものにしていかないと、混乱してしまうだろう。英語は、それまでに学んだ文法や単語が全て身に付いているという前提で教科書が作られているため、“ワカッタツモリ”になっている文法事項やうろ覚えの英単語が多いと、英文を読むことも書くこともままならなくなってくる。文法事項の積み残しをなくすために、常に復習を心がけることが大切だ。

【数学】「数学の入試問題といえば…」合否を分ける超重要単元!

「数学の入試問題と言えばこれ!」 と言われる重要単元、「1次関数」「合同と証明」を中2で学習する。特に関数は苦手に感じる子が多い単元だ。 概念を本当に理解していないと全く何をやっているのかわからない状態になりがちで、高校進学後も尾を引く単元。そして 、最大の山場である「合同と証明」 では、証明問題に苦戦する子が多い。これまでの数学とは異なり、言葉で数学的な概念を説明するという、より論理的な思考が求められるため、苦手に感じてしまう生徒が多く、入試でも大きく差がつくところだ。ここをチンプンカンプンのままにしてしまうと、中3で学習する「相似と証明」ではそれこそ悲惨な目に…。とにかく最初が肝心だ。

小5:算数“難民”が続出…?学力格差の分岐点。

小5の夏休み明けは、学力格差の大きな分岐点となる時期。夏休み明けの算数では、特に混乱する子の多い「通分を用いた分数の足し算・引き算」「割合」「速さ」が登場する。中学生になって数学の勉強で計算が得意でない子は、実は「通分を用いた分数の足し算・引き算」を上手に使いこなせていないことが多い。そのため、小5までにしっかりと基礎を身に付けておく必要がある。
また、「速さ」は“文章題=難しい”と思われる典型で、「割合」はその概念をしっかりと理解できていないと、他の教科にも影響を及ぼしてしまう。いずれも確実に習得しておきたいところだ。

つまずきやすい時期、早めの対策を。

小5・中1・中2は、「夏休み明け~冬休み前まで」が非常に重要であることは理解してもらえただろうか。多くの子がつまずく原因の一つは、演習量の不足。日常生活の感覚から離れた概念を自分のものにするには、十分な演習量の確保が不可欠。学校の宿題だけでなく、多くの問題を解くという反復練習を通じて、しっかりと自分のものにしてもらいたい。また、つまずきやすい単元というのは、逆にここをしっかり身に付けておけば、今後も苦労することなくスムーズに学習を進めることができるということでもある。これらの難関単元をしつこいほど繰り返し繰り返し復習することで、チャンスに変えられる可能性がある。

以上、長々と書きましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます^_^

ガンバロウ、小中学生!