怒濤の2ヶ月…!

11月・12月は怒濤の2ヶ月だ(^^ゞ。

11月上旬
■中3定期テスト
11月下旬
■中1・2定期テスト
■高校生定期テスト(後期中間)
■中3内申点確定⇒保護者面談
12月上旬
■高校生定期テスト(2学期期末)
12月下旬
■冬期講習開幕

息つく暇がないほど、テスト、テスト…と追われるうちに、気づけば冬期講習=受験生にとっての最終試練がやって来る。
と同時に、この怒濤の2ヶ月から冬期講習を挟んだ年明けまでが、塾講師にとって1年の中で最も気合いが入る時期と言っても過言ではない(いつも入ってるけどね)。この時期だけは申し訳ないが、どうしても受験学年に最大限の力を注がねばならない。
とはいえ、中1・中2、そして高1・高2のケアも抜かりなくいきたい。
中1
英語は疑問詞の使い方、“難所”とも呼ばれる三単現、数学は方程式、比例・反比例、と理解が難しい単元が続々と登場。予想通り“壁”にぶつかる子が出てきたが、何とか乗り越えてほしいところだ。
中2
中1同様に英数の習熟度に顕著な差が出てきそうだ。予想されるテスト範囲として、英語は助動詞・不定詞・比較、数学は鬼門の一次関数がメイン、とかなりエグイ内容になりそうだ。十分に練習を積んでおかないと散々な目に遭いかねない。
高1
授業は“試運転”が終わり“通常運転”となっていく一方、高校生活にも慣れ、いわゆる「手の抜き方」を覚え始める時期。それに伴い成績も徐々に下降し始めやすい。締めるべきところは締めなければ、このままズルズルと行きかねない。
高2
気づけば高校生活も折り返し。自分の進路を真剣に考え始めるべき時期。とはいえ何をどうすればいいか分からないという子も。大学受験に向けて、“準受験生”としてより具体的な取り組みができるように精一杯のサポートをしていきたい。高2の残りの期間は“高3の0学期”という意識を持たせたい。

昔の高校入試について(過去記事リンク)

3年前ぐらいに投稿したこれらの記事をちょいちょい読んでくださっている方がいらっしゃるようなので、消えてしまった画像を復元して再UPしておきました。ご興味のある方は是非ご覧ください。

公立高校今昔物語~保護者様の頃とはこんなにちがう!~

“ゆとり教育”全盛期の高校入試

※過去のブログ内の画像が消えてしまうことが多々あります(こちらが意図的に削除しているわけではありません)。ご容赦ください。

小6国語オリジナル短歌&俳句グランプリ最優秀作品決定!

先日のブログで書いたとおり、小6国語ではオリジナル短歌&俳句の作成を通じて、日本独自の文化である短歌や俳句の理解を深めるための学習をしている。

そして今回、最優秀作品を決定するため子どもたち自身による投票を行ったところ、短歌も俳句も獲得票が同じ作品が2つずつあった。その作品がこちら(それぞれ黄色で塗りつぶしてある作品)!

そして決選投票へと進み、最終的に選ばれたのがこちら!!

子どもたちには最優秀作品賞として、チロルチョコを贈呈(^_^)。
おめでとう!

短歌や俳句というのは、世界で最も短い詩であり文学でもある。わずか三十一音、十七音という世界の中に言葉を紡ぐ、その奥深さに改めて感動を覚えた。

今回は敢えなく選ばれなかった作品も、子どもたちそれぞれの独特の感性が感じられるものばかりだった。今回の取り組みが、短歌や俳句といった、日本古来の文化に少しでも興味を持つきっかけになってくれれば…。

保護者面談

先々週から先週にかけては、保護者様との面談期間だった。
お子様の塾でのご様子のご報告、学習面に関するお話し合い、そして、保護者様の想いをお聞きするための大切な時間。ご多忙の折、足をお運びいただきました保護者の皆様、貴重なお時間をありがとうございました。

さて、前職時代を含めると俺も武山も幾度となく行ってきた保護者面談。生徒を多く抱えていたときは、それこそ朝から晩まで一日に20件近く。話しが長引いて1時間や2時間になってしまうこともあったり…(^^ゞ厳しいお叱りをいただいたこともあるし、学習姿勢や素行面によりこちらから退塾処分をお伝えしたことも。無理難題なことを言ってこられる、いわゆるモンスターペアレント(?)的な方もいれば(^^ゞ、こちらが恐縮してしまうぐらい塾にご理解やご協力を示してくださる方も。ただ、いずれも共通して感じるのは、「我が子への想い」

曲がったことや筋の通らないようなことが大嫌いな性分ゆえに、保護者様と対立することもあったのだが、その中でも強烈に記憶に残っているのが今から15年ほど前のある出来事。
ある日、「塾で子どもがいじめられている」という相談を受けた。よくある相談の一つだ。いじめをしていると思われる名前が2名挙がった。事実をはっきりさせるため、いじめている[と思われる]側(A、Bとする)、いじめられている[と思われる]側(Cとする)、当事者双方の話しをじっくり聞いた。もちろんその経緯を双方の保護者様にも伝えながら。けれども、いじめの存在を決定づけるものがなかった。AやBがウソをついているのか、あるいはCの被害妄想なのか…。どうにも解決が難しかった。するとCの父親が業を煮やしたのか、A、Bと話しをさせるように言ってきた。俺は悩んだ。彼らは中学2年生、相手は面識のない大人、しかも我が子をいじめていると決め込んでやってくるのだ、相対してまともに話し合いなどできるわけがない。しかし、Cの父親を説得するのは難しく、意を決して話し合いの機会を作ると約束した。

話し合いの当日、Cのご両親が来られた。予想通り父親は、相手の子どもたちを詰めた。AもBも必死に否定するも詰問が続いた。それこそ裁判にでもかけられているようで、ついには彼らは泣き出してしまう始末。我慢ならなかった俺は、つい語気を強めて言ってしまった。
「こいつらはやってません!」
この期に及んで彼らがウソをついているようにはどうしても思えなかった。その後、さまざまな問答が続いたと思われるが、必死さのあまりどんなやりとりをしたか今となってはもう覚えていない…。
とても納得できるものじゃないという様子でご両親は帰られ、程なくCは塾を辞めてしまった…。

今でも真相は分からない。そして、自分の判断が正しかったのか間違っていたのかも分からない。ただCの父親の気持ちも理解できる。何を置いても大切な我が子を守ろうとする親の想いとはそういうものだろう。でも当時は、教え子のAやBを守るのにただただ必死だったことは覚えている。もちろんCも大切な教え子なのだが、詰め寄られ涙する彼らをそのときは放っておけなかった。

そんなAやBだが、先月だったか先々月だったか、偶然ばったりコンビニで再会。「長谷川先生!」と突然声をかけてきたのはAだった。あの頃と全然変わっていない^_^。しばし立ち話をしてお互い帰路についたのだが、元気そうで何よりだ。

Bは何してるかな、
もちろん、Cも…。
元気でやってくれているといいな。

 

画像はCLEAR卒塾生(第7期生)Mによる似顔絵(^_^)

小6国語オリジナル短歌&俳句グランプリ^_^

先の小6国語は短歌や俳句の読解指導。
でも、ただ読解するだけでは短歌や俳句の奥深さを理解するのはなかなか難しいため、オリジナルのものを実際につくってみようということに。

で、子どもたちに出した宿題がこちら。

短歌&俳句を鑑賞するうえでの基礎知識を身に付けてもらいたいため、以下の3つだけルールを設定。
①短歌は五七五七七、俳句は五七五、それぞれの音数の基本を守ること。
②「比ゆ」「倒置法」「体言止め」のどれかを使うこと。
③俳句には必ず季語を入れること。

そして、子どもたちの作品がこちら(修正は一切していません。全て子どもたちの書いたままに編集してあります)!

いずれも子どもたち独特の感性が見てとれるものばかり^_^
思わずクスッと笑ってしまうようものもあれば、文学的要素が感じとれるものも。また、音読してみるとより味わい深く感じるものもある。

次回はこれら短歌&俳句それぞれから優秀作品を投票で決める予定。
優秀作品者にはご褒美も?

乞うご期待^_^

【お知らせ】『11月&12月入塾キャンペーン』のご案内

「学問の秋」とも言われるように、秋は気候や気温がちょうどよく、勉強をするにもスポーツをするにも持ってこいの季節です。ただ一方、学習面で躓きやすい時期でもあります。詳しくはこちら▼をCLICK
●「小4~中2は秋以降が超重要!そのワケは?
●「現役合格に向けて、高1・高2が気をつけるべきことは?
そこで!進学塾CLEARでは、11月入塾、12月入塾の方を対象に『入塾キャンペーン』を開催します。詳細は下記のようになります。塾をお探しの方は、お気軽にお問い合せください。

★11月、12月入塾の方は初回納入金から割引させていただきます。

この度、11月および12月に入塾される方に限り、小学生は10,000円、中学生は15,000円、高校生は20,000円の割引をさせていただきます。新しい学びのスタートを応援するための特別なキャンペーンです。

★各学年2名までの限定募集

このキャンペーンの対象は、各学年2名までとなっております。お早めにお申し込みください。(初めて、進学塾CLEARの授業に参加される方のみ)

★対象学年は小学4年生~中学2年生&高校1・2年生

対象となる学年は、中学2年生から小学4年生までです。幅広い学年の生徒さんにご利用いただけます。中3および高3はこちらのキャンペーンは対象外とさせていただきます。

★まずはお気軽にお問い合わせください

詳細については、まずはお気軽にお問い合わせください。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

web問い合わせはこちら CLICK‼

LINE問い合わせはこちら CLICK‼

TEL問い合わせはこちら 0465-46-7685

 

中3受験生、10月塾内模試!

先日の土曜は中3受験生を対象とした塾内模試日。
もちろん入試対策の一環としての実施。10月に全員必須で入試対策模試を受けさせたことはなかったのだが、これまでの反省から、実戦経験の積み重ねは当然のこと、より早期からそれを意識させる必要があると判断したためだ。ゆえに11月、第3回定期テストが終わった直後にも実施する予定。

受けっぱなしでは意味がなく、復習してナンボであるのが模試。ゆえに復習のタイミングやその方法を改めて伝えた。

模試を復習するタイミングとその方法
模試を復習するためには、どのタイミングで何をすべきか?

⑴【模試当日】自己採点をする
模試当日は記憶が新しく、問題を解いた手応え残っているため、このときに1回目の復習を必ず行うべき。模試では、よく分かっていないのにたまたま正解したなんてことはよくあるもの。時間が経過してから手元に届く個人結果票だけを参考にしても、苦手ポイントの洗い出しが完璧にはできにくい。効率よく復習するためにも、必ず当日に自己採点をしながら結果を振り返るべき。曰く「鉄は熱いうちに打て」が鉄則。
⑵【約1週間後】模試の復習ノートを作る
模試が終了し遅くともその1週間後までには、模試の復習ノートを作るようにしよう。できなかった問題を理解し、次に類題が出されたときにはできるようしておく必要がある。これには膨大な時間がかかるけれど、点数が取れないうちはそんなのは当たり前。復習を重ね、点数が伸びてくれば次第にその時間も短くなっていく。一定の力がつくまでは面倒くさかろうが何だろうがきちんと取り組むべき。また、復習ノートを作っただけで満足してはいけない。その後も折を見ては復習ノートを見返し、知識を定着させることが大切だ。

模試の復習ノートの作り方
入試に向けて役立つ復習ノートはどのように作ればよいのか?

⑴間違えた問題をノートにまとめる
復習ノートの基本は間違えた問題の洗い出し。「解けなかった問題」、「ミスした問題」、「たまたま正解したけれど理解しているわけではない問題」をピックアップする。問題は書き写しても、コピーしてもどちらでもOK。大事なのは問題をただ並べるのではなく、解説やポイントも必ず書き残しておくこと。この書き残すというのが肝。解説を読めば「あぁ、なるほど」とは思うだろうけれど、より強く記憶に残しておくためには“形にしておくこと”が大事だ。
⑵完璧になるまで復習する
模試の復習ノートは、弱点の洗い出しとそれをなくすことが最大の目的。ノートに記した問題は、自力で解けるようになるまで徹底的に復習しよう。ただ結果を暗記するのではなく理解が重要。正解に至る過程を意識しながら解き直そう。
⑶必要な情報を書き足す
間違えた問題の周辺知識やつまずきやすいポイントなども書き足しておく。そうすることで、1問分の復習が2問分、3問分…10問分の復習にもつながる。これは、入試直前の見直しにも役立つ。

自分専用にカスタマイズされた模試の復習ノートは、自分にとって「最強の参考書」になる。

しっかりと取り組んでほしい。

【勉強お役立ちブログ】高3が秋から取り組むべき勉強とは?(再掲)

昨年の今頃に投稿した記事の再掲です。

受験生にとっては“天王山”とも言える夏が終わった。
これから本格的な秋を迎えるにあたって、受験生が秋以降にやるべき勉強について簡単に述べていきたい。

受験生が秋からやるべき勉強①
共通テストレベルの問題
受験生が秋以降にやるべき勉強1つ目は、共通テストレベルの問題に取り組むだ。共通テストの過去問(赤本や黒本)を使うでもいいし、数学ならチャート式の共通テスト対策などを使うのでもOK。夏休みまでは基礎基本の定着が目標だったが、秋からは積極的に入試本番レベルの問題に触れていこう

受験生が秋からやるべき勉強②
志望校の過去問
受験生が秋以降にやるべき勉強2つ目は、「志望校の過去問に取り組むだ。
これは共通テストほどガッツリやらなくてもいいけれど、徐々に勉強スケジュールに組み込み、志望校の傾向に合わせた勉強をしていこう(共通テストの目標点に近づいてきたぐらいに)。ちなみに、志望校の試験で一切出ない問題はサラッと流す(解説を読む)程度でOK。早めに志望校の入試レベルに触れることで足りない部分を明確にできれば、効率的な対策ができるようになる

受験生が秋以降にやるべき勉強③
「抜け」があったら戻る
受験生が秋以降にやるべき勉強3つ目は、「『抜け』があったら戻るだ。
入試レベルの問題に触れてみて、明らかに抜けている、完成度が低い、と感じられた部分はすぐに戻って復習しよう。出来ていなかったところの類題を数題解く感じで補強していけばいい。しばらくするとまた「抜け」が生じるだろうけど、その度にちょっと復習していくことで、習熟度が確かなものとなっていく。

受験生が秋からやるべき勉強④
同じ問題を繰り返す
受験生が秋以降にやるべき勉強4つ目は、「同じ問題を繰り返すだ。
どんどん新しい問題を解きまくるよりも、同じ問題を「少し忘れてるかなぁ」くらいのタイミングの度に何度も繰り返すほうが勉強の効率は高まる今手元にある問題を見た瞬間に正解までの道筋が浮かんでくるくらいまで繰り返すのが理想だ。なお、文系理系問わず必要な英語は、兎にも角にも単語力。常に単語帳に目を通して単語力を確かなものにしよう。また、国公立や私立文系なら古文単語も同様。いずれも文法が少々あやしくても、単語力があればかなりカバーできる。

受験生が秋からやるべき勉強⑤
基礎基本を疎かにしない
受験生が秋以降にやるべき勉強5つ目は、「基礎基本を疎かにしない」だ。
入試レベルに偏ってしまうと、「ついうっかり」が頻繁に起こりえるため、基礎基本の振り返りは適宜やるようにしよう。英語なら文法、数学なら計算と、とにかく少しでも触れるようにすることで、ケアレスミスも減っていく。

最後に。
当たり前だけど、毎日勉強しよう。
ここから入試本番までは、勉強しない日をつくってはいけない。
自ら決めた道、最後まで走り抜け、やり抜け。
「次はガンバル」などと言うな。
そういうヤツは一生言い続ける。
今、ガンバレ!高3受験生!!!

2024年度 中学生第2回定期テスト結果!!!

2024年度中学生第1回定期テスト結果が全て判明。
CLEAR通塾生のガンバリを是非ご覧ください!

※弊塾は超少人数制のため、個人の特定がされぬよう学年の表記は控えています。
※原則として得点率8割以上を記載しています。
※各教科50点満点/5科計250点満点/9科計450点満点に換算し表記しています(小数点以下切捨)。
※今年度より平均点や得点分布が明らかにされないため学年順位等の記載はありません。

◆教科別(50点満点換算)
数学46点!
理科47点!
英語45点!
社会46点!
数学44点!
社会40点!
理科43点!
英語45点!
英語40点!
数学40点!
理科44点!
英語47点!
理科42点!
英語49点!
数学41点!
理科42点!
英語48点!
英語47点!
数学41点!
英語47点!
国語41点!
理科42点!
英語44点!
理科43点!
国語46点!
英語45点!
英語45点!
社会44点!
理科45点!
社会40点!
数学40点!
理科48点!
英語42点!
国語48点!
数学42点!
理科47点!
英語46点!
社会41点!
理科42点!

◆5科計(250点満点換算)
221点!
216点!
218点!
215点!
208点!
214点!
207点!
208点!

◆9科計(450点満点換算)
408点!
399点!
361点!
378点!
391点!
380点!
369点!

今回のガンバリ塾生
通塾生の子どもたちは皆頑張ったのですが、その中でも特に際立った頑張りを見せてくれた子どもたちをご紹介!

中1Aさん
初めての9科のテストのため、技能4科に勉強の時間の多くを費やしてしまったらしく、5科の点数は若干下がってしまったが、その甲斐あってか美術で満点を獲得!今回のテストで学んだことも多かったはず。次回はバランス良く勉強しよう!
中2Bさん
苦手とする英語を克服し得点率は9割弱まで上昇。社会は問題演習を多くこなすなど勉強の仕方を変えてみたことが功を奏した。5科計も215点と、過去最高得点を更新。次回は5科オール8割以上、5科計220点以上、9科計400点以上を目標に頑張ってほしい。
中3Cさん
数学はなかなかの高難度であったにもかかわらず40点(前回から8点UP)、理科はあともう少しで満点というところの48点と、理数での点数UPが際立った。5科計も前回よりもUPし、内申点を決する最後の定期テストとなる次回に向けて弾みがついた。

【勉強お役立ちブログ】中3が秋から取り組むべき勉強とは?

タイトル通り、中3が秋から受験までどのように勉強していけばよいかについて説明していきたい。結論から言うと…

① 範囲の広いテスト形式の総合問題を解く(入試過去問・模試など)
② ①で抽出した弱点の補強に努める

では詳しく述べていこう。

① 範囲の広いテスト形式の「総合問題」を解く(入試過去問・模試など)

狙いは、
広い範囲の記憶を刺激するため
「『テスト=点数が出る』ため緊張感をもって取り組める」

これを第一に考えよう。過去問や模試は、広い範囲を基礎から応用まで、バランスよく取り組めるように構成されている。丸付けをし、解説を読んで理解するところまできっちりやる。そうすると当然、できなかったところや理解が難しいところが出てくる。でもそれでOK。むしろ、弱点を抽出することもこの勉強の狙いの一つ。とにかくよほどスッカラカンになっていない限り、総合問題を解く機会を増やすことが大事だ。過去に受けた模試や学力テスト、入試過去問を最大限に活用してほしい。一方、英語の「不定詞」とか「関係代名詞」とか、単元ごとの勉強ももちろん必要なのだが、それに終始してしまうのは範囲の狭い定期テストレベルの勉強
また、テストと名の付く以上、点数が出る構成になっている。点数が出るとやはり緊張感も増すものだ。集中力も違ってくるだろう。

【NGな勉強】
「単元ごとに学習していく“だけ”の勉強」
理由は…
●パターン化された問題にしか対応できなくなる
答えは同じなのに少し問われ方が変わるだけで途端に解けなくなってしまうということ。初見の問題にめっぽう弱く、似たような形式、同じような問題でないと対応できないというのは、学校の成績は良いけれど入試の点数が伸びない受験生の典型的な例。
●学習を進めていくうちに過去の内容から順に忘れていきやすい
例えば歴史。古墳時代、飛鳥時代…江戸時代、と順に学習を進めていくと、入試前には古墳時代など記憶の彼方になってしまっていることも…。
ゆえに…
単元ごとの学習は範囲の広いテスト形式の学習と並行して行うのが望ましい

② テストで抽出した弱点の補強に努める

これが秋からの勉強法の2つ目。1から10まで全部やろうとするのではなく、まずは弱点の補強に努めたほうがいい。具体的には、総合問題のテストで間違いの多かった単元を、学校のワークや教科書準拠の問題集などで復習する。ちなみに模試の個人成績票には単元ごとの到達度が載っているのだから有効活用すべき。▼

難しすぎる場合は、まず解答・解説をしっかりと読み込んでから実際に解いてみよう。そして数日置いて忘れた頃に(←これが大事)、今度は何も見ないで解いてみる。これらを繰り返して弱点の補強に努めよう。「覚える⇒忘れる⇒覚え直す⇒また忘れる…」の繰り返しで記憶は定着していくものだ。矛盾しているかもしれないけど、“覚えるために一度忘れる”のだ。

【NGな勉強】
「アレもコレもと多くの問題集に手を出す」
理由は…
●いろいろとやりすぎてもどれも中途半端になるだけ
勉強の基本は、「これ!」と決めた1冊を徹底的に繰り返すことにある。目安としては最低でも3回は繰り返したほうがいい。1教科1冊あれば十分。真面目な子ほど、「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ…」と陥りやすいので気をつけよう。

弱点を発見したら、それはむしろチャンスだと思うべき。伸びしろがあるのだから。例えば得意な数学を80点から90点にするよりも、苦手な国語を40点から70点にする方が総合点は上がる。

上記はあくまで一般例に過ぎないけれど、最低限守ってほしい勉強の仕方。参考にしてみてほしい。

ガンバロウ!中3受験生!