今では映像授業はめずらしくないものになりましたが、今のようになるまでは、思った以上に年月がかかています。あちこちで壁にぶつかり、思い描いてた状況にはならず、停滞していたのでしょう。ですが、ここ数年の進化はものすごく、以前とは比べようもない充実した講義が行われるようになりました。
きっと人口知能も、ある段階まで来たら目覚ましい進化をしていくのでしょう。今は、例外に弱く、柔軟性がないので、人間に置き換えられる存在までは到達していません。その一方で、知識、記憶領域では人間の遥かに上を言っています。
今や、人口知能は小説も書き出しているようです。まだ、SF小説に限定されているみたいで、トライ&エラーを試行錯誤している段階らしいですが、レベルを上げる作業はとても早いのが人口知能。芥川賞や直木賞をとった作品を解析して、やがて同レベルの小説を自動的につくる時代が来るかもしれない。それを、どう感じるか?若い世代には受け入れられても、我々の世代や、もっと年配の世代には受け入れることは難いかもしれません。
また、人口知能にとっては、小説を書くよりも、ニュースを書くほうが簡単なようです。実際に、単純な新聞記事は人工知能が書き始めているというのは有名なお話です。
この様に目覚ましい進化を遂げている人工知能が教育の世界に入ってくるのもあっという間かもしれません。
問題を解くと同時に採点をし、ミスがあったら、過去のデータベースからミスの原因は洗い出し、解説してくれる。
また、既に似たようなものはありますが、「生徒個々のミスの仕方を人口知能が判断して、個々に合った学習プランを提供する」や、「個々にあった問題集を自動的につくってくれる。」などを、人間以上に高速に用意できるようになるかもしれません。
「人間のように考えることができるか」が課題でしょうが、劇的な進化を遂げていることは間違いない事実。個人的には「どうなのだろう?」と思う点もありますが、教育の進化を望んでいるので、優れた新しいテクノロジーが生み出されてくることは期待したいです。