「基本を大事にする」というのを勘違いしていないだろうか?

授業中にもこのブログ上でも。何度も何度も伝えてきているけど、勉強の基本は「出来るようになるまで繰り返す」、そう、反復の徹底だ。

中学生の第1回定期テストがいよいよ明日に迫った今、毎日のように自習室に来て勉強しているある中2生を今回はクローズアップしたい。

学校帰りにそのまま直行?と思われる時間に塾に来て自習、夕食を摂りに一時帰宅し再び塾に来て自習。どんな勉強をしているのか少し様子を見たところ…

間違えた問題をキッチリと反復練習をしていた(数学だけどなぜか英語のノートというのはさておき笑)。
間違えた問題と解答・解説をノートにストックし、解答と解説は色を使って書き赤シートですぐに隠せる状態にしておくことで、効率よく反復練習⇒弱点補強ができる。

特段すごいことをやっているわけではなく、勉強の基本のキに忠実であるということ。「何度も繰り返す」、極めてシンプルなことではある。でも、だからこそ、軽視されがち。手っ取り早く、即効性のある勉強法ばかりを模索するあまり(そもそもそんなウルトラCみたいな勉強法などない)、こういう地道な取り組みというのを面倒くさがる子は、どうしても結果が出ない。ちなみに、この子は1年次の第1回~第4回定期テスト全てにおいて、5科計は全て8割以上の得点率だった。

勉強に限らずスポーツでも何でも、結果を出す人というのは、基本を大事にしているものだ。当たり前のこと当たり前にやる。そして、それを継続する。

殊、勉強においては、「基本を大事にする」というのを勘違いしてはいけない。
「大事にする」というのは“理解する”で終わることじゃない。
“出来るようになるまで繰り返す”ことだ。

「理解する」と「出来るようになる」との間には、驚くほどの乖離がある。それを埋める唯一にして最強の方法が、反復練習。

定期テスト対策勉強会「ガチ勉」2nd!

昨日15日㈯は、中学生対象の定期テスト対策勉強会「ガチ勉」2nd。

先週の初日は学年を分けての約4時間だったが、2日目の本日は全学年集結の約7時間。

集中力を持続するため、リフレッシュとしての席替えを行いつつ学習を進める。

部活の大会と重なり途中からの参加となったS。疲れているのは想像に難くなかったが、部活は部活、勉強は勉強と、しっかりとメリハリをつけて頑張った。しかし、後に彼が教室中をざわつかせる事態を引き起こすとは…(笑)。

学校や塾の教材を通じて、練習問題を解く子、ノートまとめをする子、漢字や単語などの暗記に取り組む子…と様々。

おぉっ?、と成長を感じたのは、「~の練習ができるプリントありますか」など、与えられたものだけではなく、テストに向けて必要と思われる勉強を各自が考え、そのためのアクションが起こせるようになってきたこと。

さぁ、お待ちかねの夕食休憩^_^
お弁当をご用意いただいた親御様、ご理解ご協力ありがとうございます。

コロナ禍のときはなかなか設定しにくかった食事タイム。日常が戻ってきてくれたことに感謝。

あろうことか、コンビニでペペロンチーノを買ってきたS。もちろん教室にはガーリック臭が充満し、子どもたちから「くさ!」「クサ!!」「臭!!!」の連呼(汗)。
しばし窓や扉を開けて換気したのは言うまでもないわけで…。これが先述した教室をざわつかせた出来事(笑)

ささやかだけど講師陣からクッキーの差し入れ。食いしん坊のA、そして、甘い物は別腹の一部女子は2つ目もゲット(笑)。

食後のリラックスタイム。

さぁ、勉強再開!

食後の睡魔に襲われてしまった子がいつつも、基本的に皆最後まで、黙々と、粛々と、頑張れた。

昨年度までのテスト対策と明らかに違うのは、様子を見ながら最小限のアドバイスはしつつも、我々講師陣は主導権を握らず、あくまで子どもたち自身に考えさせ、任せたところ。これが吉と出るか凶と出るかはまだ分からないが、本日の様子を見る限り、勉強体力や自学力はそれなりについてきていると言えそうだ。理想はこのような取り組みが家でも出来ること。ONとOFF、メリハリをつけられるかどうか。

開催前は、14時00分~21時20分という長時間に驚いていた中1生もいたけれど、終わってみればあっという間という感覚を覚えたようだ。それだけ集中して勉強したということ。「自分だってこれだけ出来る」という自信を持て。

さぁ、第1回定期テストに向けて、
ラストスパートだ。
ガンバロウ!CLEAR通塾生!!!

定期テスト対策勉強会「ガチ勉」1st!

第1回定期テストまで2週間を切った中学生を対象に、この土日はテスト対策勉強会「ガチ勉」を開催。テスト本番までに2回開催するこの勉強会。初回は学年を分けての開催。

定期テストに向けてはもちろんのこと、もっと先を見据えるための勉強会。自学力の向上が最大の目的だ。特に中1生は、「自分で勉強する」とはどういうことかを意識できるように促していく。

まずは学習管理シートの確認。各々が立てた目標点数とそれを達成するためのタスクリストに目を通してから勉強を開始。

グループワークの時間を設定。今回の定期テスト範囲における高難度の問題をグループで協力して解いてもらった。

ホワイトボードを使って解き方を共有する場面も。

教えることは自分にとっての学びにもなるため、教え合いの空気を創っていく。
ちなみに中1のグループワーク課題は差がつきそうな時差について。「これが出来れば時差は大丈夫!」という高難度の問題に挑戦してもらった(ちなみに問題はこちら)。

講師は質問対応や勉強法のアドバイスに徹し、子どもたちの自立学習をサポート。

目標の設定、それを達成するためのタスクの洗い出し、そして、随時の振り返りと必要に応じた軌道修正。これらを子どもたち自らできるように、必要以上の手出し口出し、先回りはNG。

中3はさすが受験学年といったところか、最後まで黙々と。中2もなかなかの集中力。一方、中1は一部の子がやはりまだまだといったところだが、ほとんどは比較的集中力をもって取り組めていた。

学習効果は時間ではなく量ではあるけど、量をこなせるようになるには、それなりの時間を机に向かうことに費やせる“勉強体力”が必要。

来週日曜開催の次回はお弁当持参のロング。
全学年が集結する。
実りある勉強会にしていきたい。
ガンバロウ!CLEAR通塾生!!!

たくさんの応募ありがとうございました^_^

お陰様でCLEARは今夏で開校10年目を迎えさせていただく。地域の皆様に感謝です。そこで以前のブログでも紹介させてもらったけれど、CLEARオリジナルボールペンを製作することにした。ただ作るだけでは面白くないため、通塾生から(保護者様からも?)CLEARの新ロゴデザインまたはイメージキャラクターを募集させてもらったところ、たくさんの応募をいただけた。ありがとうございます!

厳正なる(?)審査の結果、採用させてもらったのはこちら!
中2Mの作品を選ばせていただきました。ステキなデザインをありがとう!

ボールペンという限られた印刷範囲のため、くっきりと映えるように、文字の太さなどはオリジナルのイメージを壊さぬよう少し手を加えさせてもらった。

さぁ、これから製作に入り、6月下旬には子どもたちに提供できる予定。
応募してくれた全ての子どもたち、
そして、保護者様、
ありがとうございました^_^

読解、教養、そして、探究心

今年度より開始した、小学生対象の読みトレ(詳しくはこちら)。
取り組みを始めてから2ヶ月ほど経過した。世の中の「なぜ?」などを題材にした文章の読解を通じて、一般教養力と読解力を向上させる試み。以下はその題材の一部。

順調に学習が進んでいるため、プラスαの取り組みも開始。各課にある「研究」や「ことばの学習」を家庭学習材料として活用を開始。雲の発生について調べたり、同じ部首の漢字を集めたりと、テーマは様々。その中から、子どもたちが少しでも興味をもてるテーマについて、文章、図、グラフなど、自由に使って調べてきてもらう。

こちらはある小5生の調べ学習ノート。テーマは「北極と南極のちがいについて」。絵も描いてあるから分かりやすい^_^

教科横断的な学びを通じて、探究心も育んでもらいたい。
ガンバロウ、小学生!

「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」

中1・2の遠足、中3の修学旅行が終わり、そろそろ第1回定期テストに向けてギアを上げていきたい時期だ。

入試に向けて実力錬成に一層重きを置くようにしたが、定期テストは定期テストでしっかりと準備をしていく必要がある。

英語&国語はテキスト2冊体制。定期テスト前はガチガチの教科書準拠指導で得点力向上に注力する。

とは言え、安易な「過去問解き+丸暗記」のような、“その場しのぎ”の指導はNG。あくまで実力向上が伴ったうえでの指導でなければならない。というのも、前職時代の経験が大きな糧になっているからだ。

当時は、会社の方針に基づいて連日の対策授業。過去問を徹底的に研究しては予想問題を作ったり、生徒が学校で使用しているノートやらプリントやらを借りては対策授業に活かしたり。そんな準備に追われる日々ゆえに、定期テスト前はそれこそ不眠不休なんてことも(汗)。でも、そこまでやっていたため、テストの点数は上がる子が多かった。

ところが、だ。対策授業をやればやるほど、対策プリントを与えれば与えるほど、生徒も保護者様も塾に対する依存度が強くなり、指示したことや与えられたもの以外は何もやらなくなってしまった。「塾で言われたことだけやっていれば大丈夫」「もらったプリントさえこなしておけばいい」という状態に…。そうなると、点数が悪ければ「塾で教わってないから出来なかった」と、自分の勉強の仕方を省みることもなくなり…。

多くの塾が生徒のために良かれと思って定期テストに向けての対策授業や対策プリント等…アレもコレもと提供する。短期的に見ればもちろんそれで結果が出ることもある。でも、それは極めて一時的で、その場しのぎに近い。一方、対策授業や対策プリント等に固執せず、生徒に自分で考え勉強するように促す塾もある。結果が出るまでそれなりの時間はかかることもあるけれど、長期的に見ればその方が間違いなく力はつく。しかも、自分で定期テスト勉強ができるようになると、それを受験や資格試験など、他の勉強にも応用できるようになる。

以前のブログにも書いたことがあるけれど、老子の有名な言葉に、

「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」

というのがある。「飢えている人に魚を与えれば、1日は食いつなぐことはできるけれど、釣り方を教えれば一生食っていける」みたいな意味。勉強も似たようなものだと思う。「与える=~してあげる」ばかりではなく、「『釣り方=自分で勉強する方法』を教える」ということ。理想は、釣り方=勉強方法そのものも自分で考えられるようになること。

だからCLEARでは、“魚”はあまり与えず、“釣り方”もいくつかの方法を教えるにとどめ、その先は自分で考えるよう促すようにしている。

「自分で勉強する」が身につけば無敵。

変化の兆し

中2の英数は夏休み前の“難所”ともいえる単元に突入。
英語は不定詞、数学は連立方程式。
いずれも「デキル=定着」まで十分な練習が求められる単元だ。

そんな中2だが、少しずつ変化の兆しが見え始めたような気がする。まず、おそらくよく分かっていないであろうことも今まではほとんど質問してこなかったところが、チョイチョイ質問できるようになってきた。そして、間違えた問題に関して教科書等を活用してしっかりと振り返ることができるようになってきた。

今まで一度も質問してこなかったような子が、「○○と□□との違いは何ですか?」と訊いてきたり、丸付け&直しを“ただ機械的に”しか取り組んでいなかったような子が、「教科書を貸してください」と言ってきたり、とまだまだ全員というわけではないけれど、少しずつ、少しずつ…一人から二人、二人から三人へと、確実に変わってきた。

中2といえば、ともすれば思春期&反抗期の真っ只中という子も多く、「中2病」などと揶揄されがちな学年。ゆえにこの時期の過ごし方が今後の伸びを左右すると言っても過言ではない。もちろん周りの大人の接し方も大事だけれど、まずは自分をしっかりともつことだ。

基本は規則正しい生活にある。それが出来れば時間にゆとりが生まれ、時間のゆとりが生まれれば心にもゆとりが生まれる。心にゆとりがなくなると人間関係も勉強も部活も…何もかも上手くいかなくなりがち。そうこうするうち「ま、いっか」が当たり前になってしまう。

先述したとおり、変化の兆しはある(良い意味で)。中2での踏ん張りは、中3になって必ず活きてくる。
メリハリをもってビシッといこう。

CLEARオリジナルロゴ&キャラクターを募集中(^^)

CLEARをここ小田原市国府津に立ち上げたのは2016年7月。
早いもので今夏で10年目を迎える。どこの馬の骨とも分からぬ小さな小さな塾だけに、まさに山アリ谷アリ(汗)。それでも亀の歩みながら何とかこれまでやってこられたのも、全ては地域の皆様のお陰です(涙)、感謝!

そこで、CLEARのロゴ入りオリジナルボールペンを製作することにした。ただ製作するだけでは面白くないので、通塾生の皆さんにそのロゴ(またはキャラクター)を作ってもらいたい。

さっそく数名の子どもたちが出してくれた。ありがとう!どれも力作ばかりだ。中には「お母さんが書きたいって言ってるんですけどいいですか?」という声まで(^^)。ありがとうございます!保護者様の作品も大歓迎です。
まだまだ募集中なので是非ともお願いします。ちなみに選ばれた作品の子には何らかの特典?アリ(笑)

「通塾生の皆でつくるCLEAR」。そんな想いを込めての取り組み。
ちなみに10周年を迎える来夏は、何らかのイベント?キャンペーン?を検討中!
乞うご期待!…って来年まで長い…(汗)

全員満点合格^_^

小6英語コースでは中学進学に備え、早め早めに基本単語のスペル習得に努めている。

何となく読んで、何となく意味が分かって、で基本OKなのが小学英語。でも、中学は違う。読めて意味が分かって…書けるようにならなければならない。毎年毎年ここが中1ギャップで、小学生の頃にある程度の単語のスペルを習得してこなかった子がぶつかる最初の壁。
そこをきちんとクリアできるように、今年は早期から単語テストに挑戦中。今までなかなか合格できずに悔し涙を流していた子も、今回は見事に合格!しかも全員が満点!よく頑張った!!!!

てなわけで1枚パシャリ(笑)
※了承を得て掲載しています。

これからも小さな成功体験を積み重ねていこう。
やがて必ず大きな力になる。

“壁”を越える

小6英語では早々に単後テストを開始した。
正しいスペルが書けるようになるためのトレーニングは、例年は中学準備講座(年末年始)から始めていたけれど、今年は年度初めからスタート。中学進学後の“英語難民”にならぬよう早め早めに手を打つことにした。

数名が不合格となってしまった。本人たちなりには練習をしてきたようだが、3分の1もできておらず勉強の甘さが際立った。

勉強=時間、じゃない。何となく机に向かってはいても、きちんと身につけるということがどういうことか、どうやらそれが分かっていなかったようだ。きちんと身についているかどうかの確認もせず、“単調な作業”に終始してしまい、いたずらに時間だけが過ぎていってしまう。彼らに足りないものを指摘し、その改善を促すとともに、再テストを指示。期限は当週の金曜まで。

その後、子どもたちはきちんと合格してみせた。うち1名はかなり苦労したと思うけれど、壁を一つ越えたのではなかろうか。合格した瞬間、その子に力強く…
「よし!よく頑張った!!」
続けてこう語りかけた。
「今回のことで、『きちんと覚える』というのはどういうことか、覚えるためにはどういう努力をしなけれなならないかが何となく分かったはずだ。次回は合格できるよう頑張れ!」

単語テストは次回も続く。
今度は全員合格をしてほしい。
ガンバレ、小6生( ^^)/