授業中にもこのブログ上でも。何度も何度も伝えてきているけど、勉強の基本は「出来るようになるまで繰り返す」、そう、反復の徹底だ。
中学生の第1回定期テストがいよいよ明日に迫った今、毎日のように自習室に来て勉強しているある中2生を今回はクローズアップしたい。
学校帰りにそのまま直行?と思われる時間に塾に来て自習、夕食を摂りに一時帰宅し再び塾に来て自習。どんな勉強をしているのか少し様子を見たところ…
間違えた問題をキッチリと反復練習をしていた(数学だけどなぜか英語のノートというのはさておき笑)。
間違えた問題と解答・解説をノートにストックし、解答と解説は色を使って書き赤シートですぐに隠せる状態にしておくことで、効率よく反復練習⇒弱点補強ができる。
特段すごいことをやっているわけではなく、勉強の基本のキに忠実であるということ。「何度も繰り返す」、極めてシンプルなことではある。でも、だからこそ、軽視されがち。手っ取り早く、即効性のある勉強法ばかりを模索するあまり(そもそもそんなウルトラCみたいな勉強法などない)、こういう地道な取り組みというのを面倒くさがる子は、どうしても結果が出ない。ちなみに、この子は1年次の第1回~第4回定期テスト全てにおいて、5科計は全て8割以上の得点率だった。
勉強に限らずスポーツでも何でも、結果を出す人というのは、基本を大事にしているものだ。当たり前のこと当たり前にやる。そして、それを継続する。
殊、勉強においては、「基本を大事にする」というのを勘違いしてはいけない。
「大事にする」というのは“理解する”で終わることじゃない。
“出来るようになるまで繰り返す”ことだ。
「理解する」と「出来るようになる」との間には、驚くほどの乖離がある。それを埋める唯一にして最強の方法が、反復練習。