教科書レベルのチョイ上を行く指導を

教材を一新し、実力養成に重きを置いた指導にシフトしておよそ1ヶ月。

ただ、いくら実力養成とはいえ、地域密着の学習塾である以上、学校の成績を疎かにすることがあってはならない。そのため、教科書レベルのチョイ上をいきつつ、英語でいえば教科書に出てくる文法順に基づいた指導。

教科書改訂によって高校から中学に降りてきた文法・原形不定詞の使い方。小田原市が採択している教科書では、原形不定詞をとる動詞はletとhelpしか扱われていないけれど、授業ではmakeとhaveのパターンも。

これらlet、have、makeは使役動詞とも呼ばれ、高校進学後も苦手としてしまう子が多い。以下は中3の授業で使った例文。少しでも中学生のうちに基本的なことは理解しておいたほうがいい。

① I made him read this book.
② I let him read this book.
③ I had him read this book.

上記をそれぞれ日本語に訳すならば、全て、「私は彼にこの本を読ませた。」なんだけど、ニュアンスが随分と異なる。
①は。「(強制的に)読ませた」
②は、「(許可をするように)読ませた」
③は、「(普通に)読ませた、あるいは『読んでもらった』」

そもそも原形不定詞とは“toを伴わない不定詞”のことで、上記の例文ではreadがそれに当たる。この原形不定詞については、こちら(「原形不定詞をとる動詞は5種類だけ!」)で詳しく述べているので、興味のある子は是非読んでみてほしい。

学校の成績さえ良ければ大丈夫という時代はとうに終わっている。
さぁ、受験に向けてメキメキと実力を伸ばしていこう。

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