中2英語は不定詞の基本用法の一つ、形容詞的用法を学習中。出来れば不定詞は基本3用法をまとめて教えていきたいところだが、教科書準拠で教えているとね…不定詞が飛び飛びで出てくるんです。三省堂や開隆堂の教科書に慣れていたため、まだ光村図書には戸惑いが…(^_^;
まぁ、そんなことはどうでも良いとして、兎にも角にも不定詞は中2英語の“難所”の一つともいえる単元。しっかりと定着させていきたいところだ。
I like to watch TV.
「私はテレビを観ることが好きです。」
I have no time to watch TV.
「私にはテレビを観る(ための)時間がありません。」
まずは、名詞的用法の復習から不定詞の形を思い出してもらう。そして、形容詞的用法というのは、直前の名詞を後ろから修飾するはたらきをもつことの理解を徹底させる。
I want something to drink.
「私は何か飲み物がほしいです。」
Do you have anything to drink?
「何か飲み物を持っていますか。」
They had nothing to drink.
「彼らは何も飲み物をもっていませんでした。」
次に形容詞的用法で頻出の、代名詞-thingを用いた英文。で、ここまでで1コマ分の授業。もう一歩踏み込みたかったが、どちらかというと英語があまり得意でない子が多いため、次の授業に回した。
で、今回がその続きだ。
「さぁて、まずは前回の復習からするか。」
I want something to drink.
「『私は何か飲み物がほしい。』OK?」
<ここで挙手確認>
「でな、たとえばな、H(生徒)。こんな暑い日に『のど渇いた~、何か飲み物ほしいんだけど』って言って、あったか~いお茶出されたらどう?」
<「アリエナイ」という表情で笑う子どもたち>
「だよなぁ、冗談じゃないよな(笑)?だからな、こんなことにならないように、ちゃんと『冷たい飲み物』って言いましょうと。で、それを英語でどう表現しましょうかってのが今日のポイントの一つだ。じゃあまず、『冷た~い』を英語で言うと?」
<挙手を促す>
生徒M「cold」
「はい、その通り、coldだ。じゃあ問題だ。coldという単語をこの英文のどこかに付け足したい。どこに付け足すべきか、さぁ考えてみろ。」
(子どもたち各々が考える)
「どうだぁ、できたかぁ?」
<挙手確認したところYが手を挙げる>
「よし、じゃぁ答えてみようか、間違えてもいいからな。」
生徒Y「I want something to cold drink.」
「なるほど。でもそれは文法のルールを無視してしまっているよな。不定詞はtoの後ろが動詞の原形だろ?他に違う答えを書いたのはいるか?」
<挙手確認したところIが手を挙げる>
生徒I「I want cold something to drink.」
「なるほど。そうだよな、『冷たい何か』で考えればそうだよな。でもこれも違うんだよ。答えは…」
I want something cold to drink.
「この-thingという代名詞の使い方はちょっと特殊でな、-thingを修飾するときは、その後ろに形容詞を置くんだ。somethnigもanythingもnothingも同じ。しっかり覚えとけよ~。」
こんな感じで不定詞の形容詞的用法はフィニッシュ。
これから夏期講習を使ってたっぷりと復習&定着させていきたい。
ガンバロウ!中2生!!