昨年から一律の面接が廃止された公立高校入試。その仕組みが今ひとつ分からないという中学生とその親御様のために、ザックリと現行の入試制度をご説明!
では、内申108点、学力検査360点、主体的に学習の取り組む態度24点、特色検査60点の受験生を例にしてみる。
まずは内申点、学力検査、通知表の観点「主体的に学習に取り組む態度」、特色検査を全て100点満点に換算し、それぞれの数値をa、b、c、dとする。
「主体的に学習に取り組む態度」が関わるのは中3のみで、評価Aは3点、評価Bは2点、評価Cは1点と数値化し、これらを9教科で合算すると27点満点になる。特色検査は小田原高校や平塚江南高校などの上位校で実施される、もはや6教科目ともいえる検査で難易度が極めて高い。
⑴で100点満点にしたそれぞれの項目に、2~8までの係数をかけて配点比率を決める。これは高校によって異なるもので、上位校はB値(学力検査)の比率が高く、下位校はA値(内申点)の比率が高い傾向にある。
第2次選考では内申点が含まれないため、これまでは当日の入試得点次第、いわゆる“実力一本勝負”の選抜で、逆転合格の可能性が多分にあった(その逆の不合格も然り)。しかし、面接が廃止された現行の入試においては、C値(「主体的に学習に取り組む態度」)が含まれるため、この数値が低い受験生にとっては逆転が難しくなったといえる。当然のことながら、やはり学校の成績は大事であるということ。特に主体性をもって取り組みことがより求められるようになった。
少しでも参考にしてもらえれば^_^
私立高校入試についてはまた後ほど!