高3受験生は連戦が続く。
共通テストを終えてからは、私立一般入試および国公立二次に向けて猛勉強中だ。
私立一般や国公立二次では記述問題への対応力もつけていかなければならない。特に小論文等が課される大学では、論理的な文章作成力が求められる。では、ついでに小論文の基本のキについて述べておこう。
まず、小論文とは、「問題提起(課題)+解決策」であり、必ず「答え」があるというもの。ここでいう答えとはもちろん解決策に当たる。ここが単なる作文とは違うところ。具体例を挙げるとこんな感じだ。
【作文】
修学旅行はとても楽しかった。様々な歴史的建造物を見て学んだこともたくさんあって、学校生活の良い思い出の一つになった。今度は自分一人でも訪れてみたい。
【小論文】
修学旅行ではたくさんの歴史的建造物を見学できた。予備知識があればもっと楽しめたかもしれない。このような場所を訪れるときは、事前に予習をしておいた方が良い。
作文は言うなれば単なる「感想」で、小論文は先述のとおり「問題提起(課題)+解決策」。上記の例で言えば、予備知識があまりないことが課題で、解決策としては予習。
このように、小論文は自ら問題提起をし、その解決策=答えを明らかにすることだ。基本的な文章構成としては、「序論(問題提起・課題)⇒本論(結論に至る過程の説明)⇒結論(解決策の提示)」。そして大事なのが、自分の主張に客観性を持たせるために、反論と具体例とを必ず盛り込むこと。
ガンバレ!高3受験生!!!