中3受験生の定期テスト結果が概ね判明した(11/18現在)。
14名中13名のテスト結果を確認したところ、塾の指導教科である5科の総合点が前回よりアップしたのは13名中9名。なお9科の総合点は13名中12名がアップ。
皆よく頑張ったと思う。その中でも際だった頑張りを見せてくれたのがSだ。中1の頃は9科合計で320~330点ぐらいが精一杯の子だったが、5科・9科総合点でいずれも最高得点を更新し、9科では初の400点超えを達成。
以下、Sについての話を少しばかり(本人の了承は得ています)。
小学生から通塾してくれているSは、決して勉強が得意なほうではない。特に数学(算数)は苦手としていて、社会もなかなか用語を理解し覚えるのに時間がかかる。それでも、だ。誰よりも頑張る努力の子だ。特に今回の定期テストでは、自習も含めると塾での勉強時間が11月前半だけで75時間を超えている。平均すると1日に4~5時間の勉強量だ。もちろん勉強で大事なのは時間ではなくナカミであることは言うまでもない。けれども、この数字はそう容易く達成できるものではないだろう。ちなみにこの75時間を超えているのはS以外に2名しかいない。なお、その2名とも5科・9科いずれも前回の結果を上回っている。もちろん自習の強要などしていない。すべて子どもたち本人の意思に委ねている。
数字だけで判断するべきではないし、数字が独り歩きしてもいけない。けれども、現実は現実として受け止めねばなるまい。大事なのはどんな場所が今の自分にとってBetterな学習環境なのかということだ。ちなみに塾の自習室アルアルとして、周りの子たちとついお喋りをしてしまうというのがある。でも、断言する。CLEARはほぼ皆無と言っていい。講師が定期的に様子を見に行くけれども、「静かにしろ」と注意することはほぼない。皆集中して取り組み、教室は静寂に包まれている。もちろんまだ子どもなので、たま~にお喋りをしてしまうこともあるけれど、周囲に迷惑をかけるようなレベルじゃないし、そのお喋りはほとんどが勉強に関することだ。
ちなみに、塾で勉強してもらえると、その子が何をどうやって勉強しているかが見えるから、必要に応じてアドバイスができる。とにもかくにも、決して塾依存にはなってほしくないけど、塾を上手く活用できるようにはなってほしい。図々しいぐらいでちょうどいいんだ(笑)。