コロナ期間もあり、塾からも学校からも多くの課題が出され、子どもたちは大変であったでしょう。
「みなさん、課題提出はきちんとされましたか?多くの中学でテストが1回なくなるようなので、成績評価で課題の比重は高くなりますよ。」
さて、今回は課題について書かせてもらいます。自分は塾講師としては課題を多く出す方ではありません。もちろん最低限はだしますが、他塾の宿題の量を聞くと「そんなに出して大丈夫か?」と思うこともしばしばです。
自分が課題を出すときに考えているのは、「作業になってしまわないか?」ということです。夏休みの宿題なんかでありがちな、提出期限に間に合うようにギリギリになってやる生徒がいます。作業とはそのことです。もちろん出さないよりは期限通り出した方がいいのですが、ギリギリになって間に合わせるようにやる宿題は作業になりがち。実になってないことが多いと思われます。
今回のコロナ期間の学校での課題も同じように感じました。これも作業量の問題があるので致し方ないのでしょうが、生徒一律の課題にはあまり効果があるようには感じられませんでした。一部の生徒にとっては提出のための作業になってしまっている生徒もいるようです。逆に質・量とも物足りなさを感じる生徒もいました。出来る限り個々の習熟度に合わせた対応ができたら良かったのではないかと感じていました。
自分自身も若い頃は宿題を一律に「ガン!」とだしてましたが・・・。
それらの理由もあって自分は課題をそこまで多く出すことはしません。ただし、なるべく個々に合わせて、課題の内容と量を個々に変えて出すようにしています。課題がなければ、学力を上げていく上でもっとも大切な自立学習をしない子もいます。その点も留意して、一様な課題提出をやめ、個々に合わせ最適化した課題を心がけております。