定期テスト前は、個々の勉強&個別質問対応に徹することが多い。机間巡視しながら子どもたちそれぞれがどのように勉強しているのかを見ていると、伸びそうな子・伸びそうにない子というのがやはり見えてきてしまう。
例えば…
『長時間机に向かってはいるものの、テストではなかなか成果に結びつかない』
これは、テスト勉強が単なるルーティン、単純作業になりがちな子に多い。学校の提出物や塾から提示される課題、それらを無難にこなしはするものの、プラスαが出来ていない子に多い。宿題やら課題やらという指示されたことだけでテスト勉強が終始してしまい、自身の強み・弱みを考えたうえでの勉強ができていない。ワークやらプリントやらを通じた問題演習をとってみても、「終わらせる」ことが第一になってしまい(もちろん大事なのだが…)、理解・定着は二の次になりがち。そうなってしまうと、分からない問題に直面したら、すぐに調べてしまう、あるいは解答を見てしまう。大事なのは、答えを覚えることではなく、考え方・解答の導き方を身につけることにある。
「与えられた課題をこなす」のでなく、成果につなげるための取り組み方を考え、プラスαを見出せるように努めなければならない。これは何も子どもたちに限ったことではなく、大人も同じ。「言われたことしかやらない」「指示待ち人間」ではダメだ。俺自身も、目標を可視化(数値化)し、達成のために何をどれだけ頑張るべきかを明確にしたうえで、「考え実行する」をもっともっとだ。