生徒 or お客様?

読書の時間がなかなか取れない今日この頃ではあるけど、面白そうな本を見つけてつい衝動買い。
中谷彰宏著「成功する人は教わり方が違う」。その冒頭に「一流は、弟子になる。二流は、お客様になる」と題するこんな文面があった。
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習いごとで多いのは、生徒をお客様にしてしまうことです。
生徒をほめて、また来てもらうことが、サービスマンの目的です。
生徒側としては、成長よりも満足を得るようになります。
あたかも商品を買うように習いごとをしに行く関係が、教える場では起こりがちです。
教える側は、本当は師匠と弟子の関係でいたいのです。
お客様にしてしまうと、厳しいことが言えなくなります。
とはいえ、厳しいことを言えば、生徒が来なくなります。
食べていくために、背に腹は代えられず、お客様扱いするのです。
そうなると教えられる側の成長はとまります。
………
教える・教えられる関係は教育産業なのに、サービス業に変わってきているのです。
自分が教えてもらう時は、お客様ではなく、弟子になる覚悟が必要です。
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塾や予備校でも、「講師が受講生の『学力を上げる』かどうか」ではなく、「講師が受講生に『満足される』かどうか」ばかりが重視されがち。
「弟子」というと誤解を招いてしまいそうだけれど、やはり、受講生は「お客様」ではなく、良い意味での「生徒=弟子」に徹しない限り、学力は総じて上がらないもの。けれども、中には、講師自らが受講生を「生徒=弟子」ではなく「お客様化」させてしてしまっている感もある。塾も予備校もサービス業、お客様ありきで成り立つのは十分に心得ている。だから、満足度は極めて大事…ではあるけれども、サービス色を強め過ぎては学力を上げることはなかなかに難しい。
塾そして塾講師としての、想い・信念とサービスとのバランスを常に心掛け、健全なる師弟関係・ケジメある学習環境を構築していきたいものだが、悩みは尽きない…。

 

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