小6のうちにやっておきたい、中学進学に備えての勉強。
早いもので1月も半ば。もう少しで新年度だ(弊塾の新年度スタートは3月)。
そこで今回は、新中1になる現小6の子どもたちに向けて、中学進学に備え小6のうちにやっておくべきことを、塾講師の視点から述べていきたい。指導現場で子どもたちを預かる身としてリアルに感じていることを、忖度なく、率直に、思うままに…。少しでも参考にしてくれれば幸いです。
① 小数・分数の計算力
基本的な四則計算はもちろんのこと、小数や分数も超大事。分数はもちろん、小数は理科でもメチャクチャ使う。考え方が合っていても正答には至らないのが関の山だ。それに、そもそも算数(数学)の苦手な子は例外なく計算が苦手。なぜ苦手かというと計算が遅いから。計算が遅いと焦りが生まれ、ミスもしやすく、結果として算数苦手…と思い込みやすい。その悪循環を断つという意味でも計算力は確かなものとしておきたい。あとは出来れば「割合」についてもしっかりと復習をしておくことが望ましい。
② 算数の代表的な文章題の復習
単位量当たり、割合、速さなどは、子どもがつまづく典型。これらだけでも、基本的な文章題はできるようにしておいた方がいい。特別な問題集などは必要なし。教科書に記載されている文章題を確実にできるようにしておけば良い。
③ 英単語の筆記力(発音⇒意味⇒スペル)
読めればそれなりに何とかなっていた小学校とは大違い。中学校では、読めて意味が分かって、書けなければドンドンおいていかれる。小学校で習った単語は少しでも多く書けるようにしておくことが肝要。現行の教科書では中1の夏休み前ですでについていけなくなる子が多数(ガチ)。
④ 基本漢字の習得
基本的な漢字の読み書きは出来るようしておくべき。読めなかったり意味が分からなかったりする漢字が多いと、文章を読むことがままならなくなる。結果、読みたくなくなる。漢字の学習を兼ねて語彙力の向上も意識したい。豊かな語彙力は表現力や読解力にもプラスにはたらく。
⑤ “ちゃんと読む”の習慣化
読解が苦手な子は、実は文章を「読む」ではなく「眺める」に近くなっている子が多い。「話を聞いているようで聞いてない」という子は「読んでいるようで読んでない」になりがち。問題集などを買う必要はないので、今一度、学校の教科書を音読するなり、ちゃんと読む習慣を身につけておきたい。
⑥ 都道府県や世界の主な地域・国々の把握
説明するまでもない。都道府県や世界の地域や主要国の位置も何も分からなければ地理の学習は困難を極める。というか、一般常識レベルに近い。中学生にもなってヨーロッパやアフリカがどの辺とか、関東に何県があるかとか…ほとんど分からないというのはさすがに恥ずかしい…(^^ゞ。
⑦ 歴史の時代順序の復習
細かい年代などは後回し。せめて、奈良→平安→鎌倉…など、時代の順序は頭に入れておく必要がある。あとは、平安は貴族の時代、鎌倉~江戸は武士の時代、など、各時代のザックリとしたイメージを描ければなお良い。あとは、例えば藤原道長とか源頼朝とか織田信長とか徳川家康とか…誰もが知っているであろう歴史的偉人がどの時代の人かぐらいは知っておきたい。
⑧理科の化学分野・物理分野の復習
「モノの溶け方やきまり」「光・音の性質」など、小学校で習った単元の復習をしておくことで、中学理科にスムーズに入れる。化学や物理の分野は理解が難しく差もつきやすいため、しっかりと復習しておくことを推奨する。
~保護者様へ~
実際、中学生を見ていると、文章が読める子=読解力のある子は間違いなく伸びます。なぜなら教科書を読んで理解できるからです。なお、教科書を読んで理解できるため、自学自習力にも長けている傾向にあります。もちろん、そういう子でも算数(数学)などの理系分野を苦手とする場合は、一定のレベルに達するまでそれなりに苦労はしますが、授業に全くついていけないというのは希で、定期テストでも極端に低い点数を取るということもまずありません。
上記①~⑧まで述べさせてもらいましたが、敢えて優先順位をつけるなら、読解力の向上を最優先に取り組んでもらいたく思います。
「全ての学びは読むことから」、です。


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