入試問題から見えてくる、各都道府県が求める学力のあり方

2024年度全国公立高校入試から、非常に興味深いことが分かった…というか「やっぱりね」と再確認したのでここに書き残しておきたい。

以下の表は、2024年度の全公立高校入試問題における、英語・国語で使用された総単語数・総文字数の上位10傑だ。

英語は大阪府C問題の2911語が1位。大阪府の公立高校入試では、英数国の3教科において、A問題(基礎)、B問題(標準)、C問題(発展)と分かれていて、各高校がそれぞれ選択できるようになっている。その中で進学校といわれる高校はほとんどがC問題を採択していて、その難易度は英検2級レベル(高校卒業程度)とも。とにかく制限時間内に解くことは困難を極め、かなり英語が得意な受験生でも苦戦するようだ。大阪府が受験生に求める英語力がかなり高いことがうかがえる。東京や神奈川も大阪ほどではないけれど、相当な英語力を受験生に求めている。難化が話題となった神奈川の英語だったが、これを見れば納得。

国語は神奈川県が群を抜いていて、18381文字。これは400字詰め原稿用紙のおよそ46枚分に相当する量だ。文章や資料をいかに早く正確に読みとる力が求められているかが分かるだろう。ただ驚きなのは、これでも神奈川の場合は5教科の中で国語が最も平均点が高いということ。難化した昨年度においてもそれは同様だった。神奈川の受験生はもはやこの分量の文章には慣れているようだ。記述がほとんどないため、とにかく“読む力”を測るということに振り切っていることも、この分量の理由の一つかもしれない。
また、数学や理科、社会においても、設問文が非常に長かったり、資料も多岐にわたったりするため、情報をいかに早く正確に読み取るかが重要となってくる。

神奈川県の公立高校入試を突破するには、
まずは、読解力ありき。
そのうえで、思考力、情報処理力、原理原則の理解力が必要となってくる。
たとえ学校の成績が良好でも、文章を読むことに難がある子は、入試では戦えないのが現状だ。そうならぬためにも、成績に胡座をかかず、実力を磨くことに注力しなければならない。

ガンバロウ、中3受験生。

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