高1ギャップ

新高校1年生にとっては入学して1か月ほどが経過したところで、特に英語や数学については中学校とのギャップを感じている人も多いと思う。

中学校では英数それぞれ1冊の教科書を1年間で学んできたけど、高校では2冊ずつ(数学Iと数学A/コミュニケーション英語と英語表現)を1年間で学ぶ。まずこの時点で学ぶ分量が単純に倍になるわけだが、それでも進学校であれば1年もかけずに終わらせるだろう。新しいことが次から次へと出てきて、宿題や課題の量も多い。

そういうことで、このあたりで少し疲れが出てくる生徒も多い。
まずは、高校の勉強は中学校の勉強とは根本的に異なるということを理解しよう。

中学校は義務教育なので、公立校であれば勉強が得意な人、苦手な人すべてに対して均一的な授業を行い、分量や質も同じような宿題や課題を出す。学校で習った範囲のことが出来ればそれで十分で、もちろん公立高校の入試範囲もそれに準じている(一応、特色検査もね)。難関私立校を受験するような場合でなければ、著しく難易度の高い問題を解いていく経験もそれほど必要ないのが普通だろう。

ところが、大学受験を前提とした高校では、まず基準が全国区になる。自分が受けようとしている大学のレベルが高ければ高いほど、高校入試で難問を解いてきた人や中高一貫校でひたすら受験テクニックを磨いてきた人と同じ土俵で勝負をすることになる。

だから、学校の授業だけ理解できていればOKはほぼ通用しない(県内トップ校などは除いて)。そうであれば、高1だからといって教科書レベルだけで満足せず、より高いレベルを目指すべきだ。難しい問題はもちろんそれなりの負荷もかかる。でも、こういうちょっとした負荷を何とかこなそうとするか、難しいからといって諦めてしまうかの積み重ねが2年後に大きく効いてくる。そのためには速習に限る。特に英語は高校1年のうちに一通り文法を習得しておくのが望ましい(それができれば高2の夏頃からは長文読解に十分な時間を費やせる)。

だから、今のきつい時期をなんとかこなす気持ちを維持して欲しいと思う。受験はテクニック的な部分だけではなくて、実はメンタル的な部分も大きい。その第一歩として、この新高1としてのスタートを少々しんどくても踏ん張るべきだ。

…てことで、宣伝です(汗)。
□ 高1になって,急に学習内容が難しくなったと思う。
□ 高1になって,授業のペースが速くなったと感じる。
□ 中学のときは得意な教科だったのに,急に分からなくなり始めた。
□ 中学のときから苦手だったけど,さらに分からなくなり,もうお手上げ。
一つでも当てはまる生徒は是非CLEARへ!!

小中高いずれも5月体験は5/6(木)より受付!
お気軽にお問い合わせください。

【お知らせ】GWに伴う休校について

平素より、弊塾の教育活動にご理解・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
4/29(木)~5/5(水)は年間スケジュールの記載に基づき、休校とさせていただきます。5月体験等の各種お問い合わせにつきましては、5/6(木)より承ります。また、通塾生におかれましては、緊急を要する場合には連絡用メールにてご連絡ください。
どうぞ宜しくお願い致します。

【CLEARってどんな塾?】小学部編

中学進学以後を見据え、読む力考える力を伸ばしていけるよう徹底指導!

・CLEARの国語教材の一部はこちら
・CLEARの算数教材の一部はこちら

高校入試で上位校に合格している子のほとんどは、小学生から通塾してくれています。
スイミングや英会話など、子どもの可能性を広げるためにも習い事は大切です。しかしながら、学力の土台は小学生まででほぼ固まっていくのも現状。
習い事とも両立できるよう通塾は週2回。まずは小学生のうちに、読む力・考える力の可能な限りの伸長を!

小学生 読書×作文ゼミ

今年度より年間カリキュラムとして設定した、小学生対象の読書×作文ゼミ。
月1回程度のペースで開講するこの講座。昨日はその第1回目だ。

講座の流れとしては…
①課題図書の貸し出し
②開講日までの読み込み
③感想等の記述&発表

初めての取り組みだけに、子どもたちがどこまでできるか少し不安を感じてもいたけれど、案ずるより産むが易し、結構しっかりと読み込んできていて、感想等もスラスラと書けるではないか!?

記述の内容は以下の通り。
①簡単なあらすじの説明
②いちばん心に残ったこと
③自分の体験との比較
④本を通じて学んだこと

その後は各自の発表&質疑応答…なのだが、やはりまだこれは難しいらしく質問がなかなか出てこない(汗)。でもまぁOK。感想の記述がスラスラとできたのだから初回としては上出来!

課題図書(資料)を読み込み、自分の考えをまとめ、発表する。

これら一連の流れをより高いレベルで取り組んでいけるようサポートしていきたい。
次回は5月下旬を予定!
ガンバロウ!小学生!!

【CLEARってどんな塾?】高校部(自立学習ジム)編

①映像に依らない人による対面ガチンコ指導!
⇒塾に通わずとも、安価で良質な映像授業は巷に溢れています。だからこそCLEARは、人にによる対面指導でしかできないことにこだわります。

②文系・理系にかかわらず、前期(高2の8月まで)は英語・数学の重点指導!
国公立大を見据えての英数指導。共通テストでは5教科7科目が基本です。数学をきっちりと学ぶことで志望校の選択肢や受験パターンも広がります。

「応用問題が苦手で…」に、ちょっと待った

「基礎的な問題はできるんだけど応用問題がどうも苦手で…」

そんな悩みを抱える子どもや親御様も多い。
でもね。
応用問題になるとできないっていうのは、基礎力がまだ不十分ってことがほとんどなんです。そこの認識を違えてしまっていると、難しそうな問題ばかりに手をつけることになって、結局ほとんど解決しない。

たとえば今年度の高校入試の英語。問5の条件英作文が難しいらしく、正答率も低かった。

でもね。正答例はこれですよ。

How many students watch movies ( with their families…)
※受験生が記述するのは赤字の部分

結論から言ってしまうと中1でもできる英作文。単語レベルも中1。これがなぜ「難しい」とみなされるのかというと、how many~を用いた部分を主語とする言い回しに慣れていないからだ。

疑問詞のwhatやwho、whichなどは、代名詞として主語のはたらきもする。
Who is this boy?「この少年はですか。」⇒ が補語
Who came here?「誰がここに来たのですか。」⇒ が主語
これらと同じように、
How many cars did you buy? 「何台の車を買ったのですか。」⇒ が目的語
How many cars were sold?「何台の車が売られていたのですか。」⇒ が主語
how many~の部分を主語として使うこともできるというだけ。

応用問題が出来ないというのは、基礎力が不十分であることがほとんど。「応用になると…」と悩んでいる子や親御様は、今一度、基礎基本が十分に身についているかどうかを振り返ってみることが大切。ちなみに、学校の成績でいえば“3”、偏差値でいえば“50”は、“真ん中”や“平均”と認識し「まぁ基礎力は大丈夫だろう」と思ってしまいがちだけれど、とんでもない。決して安心できるレベルじゃない。学校の成績であれば“4”も怪しく思えることもある。偏差値60前後で基礎力は身についているだろうといえるレベルと思っていい。

“応用”という言葉だけが一人歩きしてしまい、本質を見失わぬようにしたいものだ。

まずは自分自身の在り方

昨夜の土曜日。中学生の授業が終わり、子どもたちが帰ろうとする頃には土砂降りの雨。その中で1人カッパを着込んで自転車で帰ろうとする高3H。彼は自習に来ていた。

「気をつけて帰れよ。」
『はい。』

Hは鴨宮から連日自転車で通塾してくれている。

「こんな雨のひどい日はあんまりムリするなよ。」
『はい、そう思ったんですけど、家に居たってどうせ勉強しないだろうなって思って。』
「そうか(笑)。」
『ありがとうございましたぁ。』
「おう、ありがとな。気をつけてな。」

そう言って送り出しながら、応援したいと心の底から思った。そして、
「周りが応援してくれるから頑張るのではない。頑張るから周りが応援してくれる。」
ということも改めて思い起こした。やはり、まずは自分自身の在り方が大事だ。

高3になってからというもの、休校日の日曜を除いて、授業日以外も毎日自習に来ているH。彼がCLEARの門を叩いてくれたのは中2の冬だった。当初は西湘高校が努力圏というぐらいの学力だったが、受験期には秦野高校は安全圏といえるぐらいにまでメキメキと力をつけて、実際に合格した。そして、高校2年生になってからは理系の能力が開花し、物理の定期テストでは学年トップ、数学もそれに準ずるような好成績を残した。

周りに流されないのが彼の良いところ。
順境のときも慢心せず、
逆境のときも困惑せず、
自分自身を見失うことはない。
目指すは理系最難関私大。
ガンバレ、H。

歴史を克服するには

歴史(日本史・世界史)は「好きor嫌い」「得意or苦手」が二極化しやすい教科。好きな子は「マニアか?」とツッコみたくなるくらい物知りだし(特定の時代に限ること多いけど)、嫌いな子は「世界はおろか日本(自国)のことすらほとんど知らない」というのが定番だ。

苦手or嫌いな子のほとんどは、単に興味を持てない、という場合と、歴史=年代暗記と捉えている場合だ。そんな子どもたちに授業でよく言うのは、
「歴史を“物語”として捉えよ」
ということ。

人間というのは何かを記憶するときには、必ず関連づけて記憶していくものだ。これが歴史でいうところの「流れ」なるもの。「歴史は流れを押さえることが大事」というけれど、流れ=関連性。そして、関連性=因果関係であることは言うまでもない。

歴史なんてのは極論すれば人間の感情が動かしてきたようなもの。
「こんなに苦しい思いをしてるのは今の国王のせいだ!」
「どうして同じ人間なのにこんなに不平等なんだ!」
…のように、時の権力者が民衆や他の勢力に倒され取って代わられ…を繰り返しているにすぎない。こういう歴史の流れの大前提を疎かにして、細かい人名や出来事だけを覚えていくというのは、それこそ木を見て森を見ず。原理・原則を無視して、よく分からないまま知識だけ詰め込もうとするのはムリがある。ミクロではなくマクロの視点でまずは全体像を何となく理解することが大事だ。

流れ=関連性=因果関係を、人間の感情というフィルターを通して捉えてみる。そのうえで、まずは気楽に教科書を読んでみよう。「覚えよう」「理解しよう」と意気込んで読む必要はない。気楽に物語を読むように教科書と向き合えばいい。

とにかく教科書を読みまくる。

だまされたと思って是非試してほしい。苦手という子ほど、実はやるべきことをやっていない子が多いのだが、5~6回読めばおそらくびっくりするくらい理解が進み記憶にも定着しているはずだ。だから、読む力=国語力…が大事でもあるんだけどね。

最後に。
歴史を学ぶ意義は、
現代を相対化すること。
そして、未来をより良くしていくことだ。

数学が得意な生徒の特長

「数学が得意です。」という生徒は例外なく計算が速いし、安定している。

よく生徒の悩みや親御さんから相談を受けるとき、「計算問題は解けるけと、文章題が苦手。」という声を聞きます。ただ、実際教えてみると、よどみなく計算するということができないことが多い。

計算はただ「解ける」ではなく、「すらすら解ける」が肝心です。

一般的に中学・数学に進むにつれて、数学が苦手になる生徒が多い。練習不足が理由というケースが少なくありません。

進級すればするほど、問題のレベルが上がれば上がるほど、計算は単純作業ではなくなります。論理的な考え方をするにしても、思考的な考え方をするにしても、基盤となる計算力は必要になってきます。

計算力があがれば、問題に取り組む時間も十分にとれるし、考える余裕が生まれます。じっくりに考える力を身に付けるためにも計算力の向上は「数学が得意になる」には必要不可欠なものと考えます。

CLEAR第5期生 高校受験HISTORY

2021年春に中学部を卒塾した第5期生。
彼ら彼女らの受験生としての1年間をスライドショーにしました。
受験指導は私どもの想いの結晶でもあります。
「CLEARってどんな塾?」
その答えはここに集約されていると言っても過言ではありません。
是非ご覧下さい。