中1・中2 追加学習日(テスト対策勉強会)

本日は中1・中2の8月追加学習2nd Round。
2週間後の定期テストに向けて、その対策としての実施だ。

今回の定期テストは例年とは全く違う様相を呈してきた。コロナの影響による長期休校、それに伴い中止となった定期テスト、故に快速で進む学校の授業により膨大となるテスト範囲。数日間でどうにかできるものじゃない。今回ほどコツコツと積み上げてきた子が成果を望めるテストはないだろう。

よって、今回はより計画的な学習を促した。
<ToDoのリスト化(ある中2生を例に)>

<優先順位の可視化(ある中2生を例に)>

中1生の学習計画を確認したところ、やはりどうしても至らなさは否めない。でも、それも致し方ないこと。まだまだ中1生には難しいのは重々承知の上で計画を立てさせた。まずは何事もやってみること、経験が必要だ。今回のテスト勉強、そして結果を通じて、自身を顧み、さまざまなことを学ぶ機会につながってくれればいい。

もう限界…と思うちょっと先まで頑張ること。1人だとそれがなかなか難しいのが現実だ。ましてやまだ子ども、余程のストイックさがない限り、つい自分を甘やかしてしまうのも仕方のないことだ。けれども、ある程度の強制力の下、お互いに感化し合いながら勉強することで、その“限界と思えるちょっと先”まで頑張れることが多い。これが集団で勉強する最大のメリットだろう。

そもそも“本当の限界”などそう越えられるものではない。また、自分で決めた限界など限界とは言えないことがほとんどだ。だから、“限界と思うちょっと先”を常に越えていこうとする意志を持とう。それこそ成長。それこそこれまでの自分に克つということ。

ガンバロウ!中学生!!

【勉強お役立ちブログ(英)】so~that…構文の核

中3英語は夏期講習を経て文法指導をほぼ終えた。そんな中、次の定期テストの範囲に関わってくるのが、so~that…構文だ。

He is so busy that he can’t help you.
「彼はとても忙しいから、君の手伝いはできないよ。」

so~that…(とても~ので…)と学校でも塾でも教わる。かく言う俺も、そう教えてきた。習い始めはこれでOKだ。ただ、ある程度定着してきたら、このso~that…構文の核心を理解しておくと、高校英語でもきっと役に立つので知っておいてもらいたい

まず、He is so busy.は「彼はそれほど忙しい。」が根本的な意味なんだけど、読んでくれてる君たちはきっとこうツッコミたくなるはず、
「それほどってどれほど?」と。
そう、その通り。この「どれほど?」という問いに対して答えを明示する役割を果たすのがthatなのだ。
“それほど忙しい”
⇒“どれほど忙しい?”
⇒“君の手伝いができないほど”
もちろんこのthatは接続詞のため、続く形は文<主語+動詞~>。

ちなみに、このso~that…でthat以降がcan’tによる打ち消しが続いた場合は、too~to…とほぼ同義というのもお忘れなく。
⇒He is so busy that he can’t help you.
=He is too busy to help you.
「君を手伝うには彼は忙しすぎる⇒彼は忙しすぎて君の手伝いはできない」

とにかく「so=それほど」で理解しておくと、not so(as)~as…も楽勝。
This car isn’t so old as that one.
「この車はあの車ほど古くない。」
not as(so)~as…の理解も容易い。

so~that…構文のsoそれほど
しっかりと覚えておこう。

ほっこり

ご姉弟で通ってくれている、ある子たちのこと。

先日のことだ。弟さんの授業もあり、一緒に自習に来たお姉ちゃん。弟さんが授業を受けている傍ら、自習室に籠もり黙々と勉強に励んでいた。
授業が終わり、姉弟いっしょに帰るときのことだった。トイレに入ろうとする弟の手をとり、荷物を持ってやるお姉ちゃん。

そんな姿を見て、
「優しいなぁ。」
と密かに思ったり…。

「カバン持ったままじゃ危ないでしょ」と言っているかのように、弟を気遣う姉の姿がそこにあった。何気ないことかもしれないけど、兄弟のいない俺にとっては、どこか心温まり、ほっこりとする一瞬だった。

CLEARには兄弟姉妹で通ってくれている子が多い。今回のことに限らず、「キョウダイっていいものだなぁ」と思う場面は多々ある。特に、弟や妹の前で見せる兄そして姉としての表情は印象的だ。こんな大人な一面もあるんだなぁと思わせられる。

そんなお姉ちゃんは受験学年。
険しい道ではあるが、力強く邁進してほしいと切に願う。

試されるテスト

特別な一年となった今年、昨日から中学校、小学校が始まりました。

気になるのは9月にある中学生の定期テスト。「予想するに、相当差がでるテスト」となる気がします。

例年のように6月の定期テストがなかったので、どんな範囲となるのかが気になります。「早めに試験範囲表が配られるのかな?」とも思い、学校が始まった昨夜、生徒に確認したところ、範囲表が配られるのは来週になるとのこと。個人的には今年度は早めに配られることを期待していたのですが・・・。しっかりとした計画を立てるのはもう少し先になりました。

知りたいのは、今、授業で進んでいるところまでのすべての内容が試験範囲となるのかどうか。

中2数学を例にすれば、前回2月の試験後の内容からすべてが出るとすると、図形の等積変形から、資料の整理、式の計算、連立方程式、一次関数そしてデータの活用も学校では進めていたのでかなりの内容。それに向けて塾としては準備をしていますが、きちんとナビゲートしないと、よほどシッカリした生徒ではなければ、試験に向けた準備ができない可能性があります。だから、早めの準備のためにも試験範囲を確定し、計画を綿密に立てたいところです。

中1も気ががり。例年であれは6月のテストで「試験勉強とは何たるか!」を学び、勉強の仕方、小学校時代との違いを経験として身につけていくのですが、今回に限っては、数学で言えば方程式までが試験範囲となると、やることが多すぎて、心構えまでは対応できない生徒もいると予想されます。

いつも生徒たちには、「しっかりとした準備をしてこそ、結果に繋がるよ」と伝えるので、今回の試験はそれが試されるテストとなると予想されます。

中学生のみなさん、大変かもしれないけど頑張りましょう。

【勉強お役立ちブログ(英)】頻度を表す副詞の位置は?

中1英語はPROGRAM4を学習中だ。夏期講習で文法を固め打ちし、今は定期テストに向けて教科書本文を進めている。
そんな中で出てきたのは、usually(たいてい)という頻度を表す副詞。

本文には、
What do you usually do on Saturday?
という一文があり、まずは、これを…
「では、『土曜日にはたいてい何を食べますか。』としてみよう。」と発問。
すると…
「食べる=eat」を使うのは分かっているのだけれど、usuallyの位置に悩む子が…。
do(する)の代わりにeatを使ってあげるだけでいいのだが、どうやら難しく考えすぎてしまっていたらしい。
「OK。それなら、usuallyを含めた頻度を表す副詞をどこに使えばいいか、この際覚えてしまおう!」
ということで、
・always(いつも)⇒100%程度
・usually(たいてい)⇒80~90%程度
・often(よく)⇒60~70%程度
・sometimes(ときどき)=40~50%程度
・seldom(めったに~ない)=10%程度
・never(決して~ない)=0%程度
これらは全て頻度を表すという点で同類の単語。だから、使い方も同じなのだ。

「いいかぁ、よ~く聞いてろよ。こんなの簡単だ。一発で覚えられるからな。」

英語の参考書などでは、よく“一般動詞の前、be動詞の後、助動詞の後に入れる”というように書かれてあるけれど、こんなのは覚えなくて良い。頻度を表す副詞の位置は…
notの位置と同じ!!
「これだけだ。これで全部できるぞ。たとえば…。」

まずは一般動詞を使う英文で説明。
・I play soccer.を否定文にすると…
⇒I do not play soccer.
⇒notと同じ位置!だから…
⇒I usually play soccer.

次にbe動詞を含む英文で考えてみよう。
・I am in my room.を否定文にすると…
⇒I am not in my room.
⇒notと同じ位置!だから…
⇒I am usually in my room.

まだ助動詞は学習していないけれど、たとえば…
・I must help my mother.を否定文にすると…
⇒I must not help my mother.
⇒notと同じ位置!だから…
⇒I must usually help my mother.

usually以外の頻度を表す副詞も、これらと全く同じだ。このルールさえ覚えておけば「alwaysはどこに入るんだっけ?」というようなことで迷う必要はなくなるはずだ。

最小限の暗記は必要。でも、何も考えずに闇雲に丸暗記していては覚える量が増えるばかり。できるだけ少ない暗記で対応できるよう努めてみよう。

小学生作文指導の現場から

小学生は作文指導の真っ只中だ。

作文アルアルの1つ、「自由に書きなさい」と言われれば言われるほど自由に書けないのが作文ではなかろうか。まさに逆説的とでも言うべきか、教える側が自由を与えれば与えるほど、子どもはある意味“不自由”になりがちだ。
だから、まずはスポーツと同じく、“正しいフォーム(型)”を身につけることが大事だ。自分なりの工夫を加えるのはそのあと。

そこで今、子どもたちに取り組んでもらっているのは、以下の手順で意見文を書く練習だ。
まずは三段落構成で書くこと。
①一段落目=意見・主張をはっきりと!
→「私は~と思います。」

②二段落目=具体例を含めた①の理由を!
→「なぜなら~からです。たとえば~。」
③三段落目=最後に改めて意見・主張をビシッと!
→「だから、~と思います。」

これらを守って書いてみる。

ちなみにテーマはこんな感じ。
・インスタント食品を積極的に使うことに賛成か反対か。
・通信手段として「手紙」と「電話」とではどちらが優れているか。
・日本の都市を外国に紹介するなら、「東京」と「京都」とではどちらがふさわしいか。
などなど…。

子どもたちはそれぞれ思い思いに書き進める。こちらがチェックするのは、
・誤字/脱字
・句読点の適切さ
・主語/述語の一致
・接続語の適切さ
といった、文法的側面。考え方は人それぞれのため、内容に善し悪しはつけないように。参考までに、分かりやすい文章にするためのコツは、できるだけ一文をシンプルにして、接続語でつないでいくことだ。「~して、…たら、~けれども…。」と、どこまで読んでも句点が見当たらないような文は、何が何やら分からなくなってしまう。

まずは正しい日本語の使い方を身につけること。
そして、いかに読み手の立場になって書けるかだ。

作文などの添削指導は手間暇がかかる。故に、じっくりと時間をとって指導するのが難しいのが現実だろう。でも、そこは少人数指導の強みを活かす。一人一人キッチリと丁寧に見ていく。

国語は全ての学びの土台。
ガンバロウ!小学生!!

CLEARの2020夏を振り返る

夏期講習も本日で終了だ。コロナの影響で、今年はいつもと勝手の違う夏だったが、何とか“完走”できた。子どもたちや保護者様に感謝!
そんなCLEARの2020夏をザックリと振り返ってみたい。

高校生


中学生








小学生







卒塾生


お陰様で今夏も実りあるものとなりました。
ありがとう!子どもたち!!
しばしのお休みの後、またお互い元気よく会おう!

中3国語 オリジナル俳句グランプリ決定戦!

今夏の中3国語は、前半は神奈川公立入試形式による問題演習、後半は定期テストに向けての教科書準拠指導だ。前者ではおよそ半数の通塾生が8割を超えているため、それなりに順調といったところだろうか。一方、後者では、取り扱う単元が俳句のため、中2同様にオリジナル俳句を作ってもらった。

中2同様に学校でもやっているようだが、作成にあたり塾では少しいろいろとルールを設定した。
①定型・自由律それぞれつくること
②定型には必ず季語を入れること(季節は自由)
字余り・字足らずはOK
というもの。

今回は子どもたちそれぞれにノミネートしてもらった2種類の俳句。なかなか面白い作品がそろった。

さぁ、グランプリは…

まずは定型の方は…

夏なのに
口ふさがれけり
気が狂う

そして、自由律の方は…

終わることなき体温調査

いずれも世相を表した俳句ですなぁ。
グランプリおめでとう!!

それぞれの2位は同票で複数あるため割愛します。

 

目的意識

早くも夏期講習も終盤戦だ。小学生は通常講習を終え残すはあと学力診断テストのみ。中学生は通常講習を終え、中1・2は夏特訓、中3は入試特訓を経て、志望校判定テストでフィニッシュとなる。

通常講習を終えて夏特訓を迎えるうえで、中1・中2には、如何に目的意識をもって取り組むかの重要性について改めて確認した。

「次回の夏特訓は授業形式ではなく、それぞれが何を学習すべきかを考えて取り組む日だ。学校の宿題を持っくるも良し、eトレで弱点克服をするも良し。それぞれがこれから先を見据えたとき、何をどれだけ取り組むべきか、しっかりと目的意識をもって来るように。ただ、学校の宿題については、例えば漢字練習など、家でも出来るようなものは家でやろう。塾では自力で解決が難しいものをやろう。」

夏特訓に限ったことではなく、学習全般、いや、仕事においても言えることだろう。与えられた課題(業務)1つとっても、漫然とただこなすのではなく、得意or苦手を考慮したうえで、何から始めるか、いつまでを目処に終えるか、どれくらいの分量に取り組むか…。

そんなわけで、中学生諸君!夏特訓は、確かな目的意識をもって臨もう。
学校の宿題を集中的に進めるか?
eトレを使って苦手克服or得意伸長をするか?
目的意識の差で、学習効果は1にも5にも10にもなる。
実りある1日となるよう努めよう。

※参考までにeトレで学習できる単元を以下に記載しておきます。
eトレ中学生単元リスト(PDFファイル)

中2国語 オリジナル短歌グランプリ決定戦!

今夏の中2国語では、来る定期テストに向けての取り組みとして、教科書単元の短歌を取り扱っている。けれども、短歌という詩歌を扱うだけに、ただ、問題を解いて解説を聞く、というような取り組みは味気ない。

そこで…

オリジナル短歌をつくってみよう!!

ということにした。
学校でもやっているようだが、作成にあたり塾では少しいろいろとルールを設定した。
①テーマは「夏」
②必ず「句切れ」を入れる
③体言止め・倒置・比喩などの表現技法を必ず1つは使う
④定型ではあるものの字余り・字足らずはOK
というもの。

五七五七七というたった三一音で読み手に感動を与えるのは難しい。漢字ではなく敢えて平仮名で表記するというのもテクニックの1つだ。

なかなかの力作が集まった子どもたちの作品がこちら!

これらの中から皆の投票によるグランプリを決める(自分の作品以外に投票)。しかもグランプリ受賞者にはアイスのプレゼント付き(俺のポケットマネーから笑)!

さぁ…結果(最優秀作品)は…

………

作品⑩!!5票獲得!!!!!おめでとう!!!


夏の風 爽やかに吹く
空に今 
色鮮やかに
解きはなつ花

ちなみに2位は①・⑨の2作品(ともに3票獲得)


君の夏 長くは続かず
悲しけり 
いつかはとける
氷のごとく


たのしげに 遠ざかってく
人のこえ 
道にただよう
花火のけむり

中3では同様に俳句グランプリを進行中。
乞うご期待!!!