2020教育改革とは~小学生保護者の皆様へ~③

これまでの記事はこちら↓
2020教育改革とは①
2020教育改革とは②

具体的には、以下の教科や学習が小学校で導入されることになる。

①英語の必修化・教科化
今までも英語の授業はあったけど、何が変わるのか?どんな準備が必要なのか?
まずは、小学3・4年生から「外国語活動」が必修となるということ。そして、小学5・6年生に至っては、国語や算数と同じく義務教育としての「教科」となり、他の教科と同様に成績もつくということ。
中学校では、小学校で学習したことを前提に「続き」を学習することになる。
これまでのように楽しむだけではなく、「デキる」ようになることが求められる。

②プログラミング
「『プログラミング』ってパソコンを使いこなせるようになるための学習ということ?」と思われがちだが、実はそうではない。
「プログラミング的思考」を身につけるということだ。
例えば、指示通りにロボットを動かすためには、筋道を立てて考えていく力や、試行錯誤しながらも解決に導いていく力が求められる。また、豊かな想像力や集中力も磨かれることだろう。これが「プログラミング的思考」。だから、素材はロボットでなくとも良いわけで、例えば、作曲ソフトを使って曲作りをするというのもプログラミングといえる。ただ、このようなプログラミングの導入としては、ロボットを素材とした方が入りやすいのは確かだろう。
このように、論理的思考力、創造(想像)力、問題解決力、そして集中力も身につけられるのがプログラミングだ。

では、このような英語必修化(教科化)やプログラミングといった、新しい学びをするうえで必要なこととは?

<続きは次回④へ>

続・読書ノススメ

STAY HOMEが叫ばれているこの期間、どのようにお過ごしですか??暇しているならば読書でもいかかでしょうか!

自分が最近読んだのは、「無人駅で君を待っている」です。書店を回っていたときに作家さんも知らなかったのですが、なんとなく手にした本です。自分は作家のいぬじゅんさんは知らなかったのですが、どうやら生徒たちには有名な方のようです。(若い人向けの本かな)

短編なので比較的読みやすいです。たまに本を読んでいると途中で億劫になることもシバシバありますが、こちらは短時間で読めてしまいました。内容は、

ただただ感動する。

そんな本を読みたい方にはオススメします。自分は第3話と第4話が良かったです。


ちなみにこちらがこの本に出てくる「たまるベンチ」、実は行ったことがある場所が舞台となっている本でした。

読書ノススメ

学校休校、そして外出自粛により、家で過ごしていることがきっと多いであろう子どもたちへ。

こんなときこそ読書をしよう。以下に個人的にオススメしたい本を紹介しておくので、是非読んでみてもらいたい。

・アルジャーノンに花束を

人間というものの姿を克明に捉えその価値を感じさせてくれる感動巨編。
世の中における価値観というものをどうやって認識していけばいいのか、そんな思春期特有の不安定な状態にある中学生にこそ、こういう本を読んで、物の価値というものをしっかりと感じてほしい、そんな一冊。
知的障害を持つ青年の変化を追い続けた作品。知的障害を持つ青年は最初、その知能指数の低さからあまりにも拙い文章で自分の周りのことを綴っていくのだが、段々と治療のおかげで知能指数が上がってきて文章もしっかりしてくる。やがて彼は超知能を手に入れ天才となり、恋も人生も謳歌し始める。しかし、彼は、ともに被験体であったネズミのアルジャーノンの様子から、自分に訪れる運命を悟ってしまう。この作品を通して、きっと、子どもたちは物の価値というものの本質を学ぶはず。

・カラフル

2010年にアニメ映画化された、森絵都の作品。
主人公が中学校3年生ということからも、等身大の中学生目線で楽しむことができる上に、とにかく文章が平易のため中高生にとても人気のある作品。しかし、その内容は大人でも感銘を受けてしまうような深く感動的な作品でもある。主人公は、輪廻の輪から外れ、天使業界の抽選に当たるというおかしな展開から、自殺を図った少『真』の身体の中にホームステイすることが決まる。
少年の体を通して見る世界、そして、中学生の素直な心を通してみるその姿は、人間の美しい部分と汚い部分が混在した、とてもカラフルな世界。主人公は、そのカラフルな世界に悩むとともに、そのカラフルさこそが素晴らしいと気付いていく。
人間社会や大人の世界というものに対して、好奇心とともに疑念や不快感を持ってしまう中学生の時期だからこそ、読んでおきたい作品。

・夏の庭

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

当塾にもある一冊。
主人公の小学6年生木山は、親友の同級生山下が祖母の葬式に出た話を聞いてから、人が「死ぬ」ということに興味を持つようになる。そこで同じく親友の同級生河辺から、もうすぐ死んでしまうであろう近所の一人暮らしの老人を見に行ってみないか、という話を持ちかけられる。それから木山たちは、毎日のように老人の様子を「観察」しに行くようになるのだが、とうとうある日、老人と鉢合わせに。そこから老人と木山たちの「交流」が始まっていく。やがて少年たちは、戦争にまつわる老人の過去を知り、「死」の重さや残酷さを理解していく。
人は死ねば誰であろうとも「無」となる。どんなふうに生きても、生きようとしてきたとしても、死んでしまったらそこで終わりとなる。そしてどれだけ願っても、その終わりの運命は変えられない。他愛ない好奇心の「観察」から始まった「交流」で、「死ぬ」ということの意味の重さを知り、人の遺した思いを受け継ぐことの大切さを感じる本書。まだ年端もいかない3人の小学生が、人として生きるための力を手に入れた、悲しくも心温まる物語。

・きみの友達

定番の重松清著の全10篇からなる短編小説集。
まずは何よりひとつひとつの分量が短くさらに読みやすいので、あまり小説が得意でない子にも間違いなく勧めることのできる一冊。だからといって内容が薄いわけでもないのも良いところ。
本書の中に描かれているのは、集団の中にある自分というもの捉え方。小学生の時は、なんとなく友達と一緒に遊んでいることが普通だったのに、思春期を迎えるとそれぞれ強い自我が芽生えてくることで集団の意味というのは変わってくるもの。そしてタイトルにあるような『友達』の意味も変わってくるはず。今まではみんな仲良しの証だった「一緒に行動する」ということが、周囲からの同調圧力に変わり暴力的なものにさえ感じられてくる。一人になるということは寂しいことだったのに、集団から弾かれてこそ見つかる一人の良さも見えてくる。そして、集団からあぶれて一人になったときこそ、心から信じ合える友達に出会えることもある。
社会の中で、そして集団の中で生きるということはどういうことなのか、友達とはどういう存在なのか。中学時代にこそ読みたい名作。

・さよなら、田中さん

当塾にも置いてある、中学生自身に中学生の可能性を感じてほしい一冊。
というのも、これは中学生作家の作品。その内容は、著者が中学生であることを感じさせないクオリティーと、中学生だからこそ書ける瑞々しい感性が織りなす素晴らしい出来。社会に対する問題も、それを切り取る視線も素晴らしいと言わざるを得ない作品になっている。しかし、やはりそれよりも、これを読む中学生には「自分と同じ年代の子にも、こんなことができるんだ」ということを感じてほしい。そうでなくても、中学時代というのは少しずつ大人になっていく自分と子ども扱いする社会の狭間で苦悩するもの。そんなときだからこそ、その気になればここまでできる、中学生であってもこんなに素敵な小説を書いて「小説家」になることもできる。そんな事実がもたらす希望の大きさは、計り知れないものだ。

YoutubeやLINEばかりに時間を費やしてはいないか?スマホは確かに便利なものだけれど、それはあくまで人間が主体的に使いこなしてこそ。スマホに支配されてしまっている自分がいないかどうかを見つめ直してみよう。

地域の子どもたちへ

緊急事態宣言下、長期化する学校休校、休業を余儀なくされる事業者、少しでも早い収束を願う日々。

命あってこその経済。確かにそのとおりだ。一方、経済の停滞により、職を失う人、店を畳む人…そして、行き場(生き場)を失いその先にある最悪のシナリオは自殺。命を最優先するためには、やはりどちらも大事だ、と個人的には思う。

これは学習塾のブログ。だから政治云々のことは言うまい。伝えたいのは、やはり子どもたちの教育、学習についてだ。

学習機会が大幅に失われてしまった今、この事態が収束し日常が戻ってきたときに懸念されるのは、著しい学力格差が生じてしまわないかということ。今まさに試されているのは自学自習力。自ら机に向かえる子とそうでない子と…。

学びを絶やさないために塾ができることは何かを日々模索中。未曾有の事態だけに、“これが正解!”などあるわけもなく。ただただ、bestは無理でもbetterを考える日々が続いている。その一つとして、オンライン自習室の無料開放。通塾生はもちろん、地域の子どもたち皆に開放中だ。学校に行けず、塾にも行けず、学習に不安を抱えているという子には是非とも活用してもらいたい。当塾HPの問い合わせフォームから学年・氏名・メールアドレスを明記のうえ、「オンライン自習室参加希望」の旨をお伝えいただければすぐに対応する。入塾勧誘など一切しないので、どうかご安心を。そして、こんなときだからこそ通塾生にも分かってもらいたいこともある。それは、

塾に通うのは当たり前のことじゃない。

ということだ。君たちが塾通いできるのも、お父さんお母さんが一生懸命働いて稼いだ、尊いお金あってこそ。塾に通いたくても通えない子はたくさんいる。

親のために勉強するのでは決してない。勉強は自分のためにするものだ。でも、君たちの未来を想い、勉強する環境を与えてくれているお父さんやお母さんへの感謝の気持ちだけは、どうか忘れないでほしい。

コロナ明けに向けて

緊急事態宣言以降、塾屋だけではなく、どの事業者も大変な状況になりました。近隣の塾の様子を確認しても、課題を配布してオンラインで授業している所もあれば、課題を配布しこの期間は休校にしている所、また生徒を分散しながら続けているところと様々です。

以前、Twitterに同様のことを書いたのですが、今回はどの選択をしても自分は責めることはできません。今回のことは誰が悪いでもなく、また経験のないこと。どの選択が一番正しいのかは、数カ月後、もしくは数年後にならなければわかりません。休校にしている塾は生徒の健康のことを考えれば当然の選択ですし、続けている塾も生徒の学力に責任を持つことを考えれば間違いではありません。オンラインでやっていたとしても、対面のリアル授業にはクオリティ面では追いつくことはなかなかできませんが、その労力たるや対面授業を超えるものがあります。

ただひとつ言えることは、塾屋をやっている以上は生徒の「健康」と「学力」を守る使命がありそのために何をすべきかを毎日考えています。

そして大変なのは大人だけではありません。子どもたちも大変です。学校に行けないということは、部活もできませんし、遠足や修学旅行も行けません。先日、生徒たちに聞くと「修学旅行は延期になった。」と言っていました。延期ならばいいのですが、いつ収束するかわからない現状では最悪中止の可能性もあります。部活も中3や高3にとっては最後の大会まであと僅かで、今が一番頑張らなくてはいけないとき、この状況には多くの生徒が歯がゆい思いをしていることと思います。

勉強面も大変です。授業を受けられないこともとても心配なことです。本来すべき学習ができていないわけですから、その分をカバーできるのか??今の状況が長引けば、学校が元のようになっても全ての生徒が理解できるペースで授業はできるのか?もしかするとできないことだってあるかもしれません。

優秀な層、例えば上位10%~20%の生徒はこの状況であっても、自ら学習をすることができるでしょう。どんな時も自ら学習し、どんどん学力をあげていきます。逆にどんなときも勉強しない層もいるので、その層は今回のようなことがあってもあまり支障はないかもしれません。ですが、おそらくはほとんどの子どもたちに当てはまる準トップ層~中堅層が心配です。学校や塾があるから学習していた子もいるでしょうから、学校がない今の状況では学習量は明らかに減っていってしまうでしょう。

経済やいろいろなことが心配ではありますが、一番心配なのはコロナ明けに、大きな学力格差が生まれてしまわないかを危惧しています。今こそ、自主学習の術を身につけ、コツコツやるように心がけてください。今のままでは、自主学習ができる生徒とできない生徒とでは決定的な学力が生まれてしまうことでしょう。

自分たちは学力格差が生まれないように、今できることをしっかりと実行していきます。

【重要】オンライン指導に伴う伝達事項

以下は本日(4/13月)、zoomを通じてお子様に伝達した内容です。ご確認いただきますようお願い致します。

①授業・自習の参加の仕方について

②課題の提出・受け取りについて

③仲間とつながる・オンライン自習室について
※開放時間に誤りがございました。
※下記以外の時間・日程でも可能な場合は臨時に開放します。

 

④高校生の指導について

 

ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

なお、既にお伝えのとおり、オンライン授業は、各ご家庭のネット環境の違いや、さまざまな制限があるため、ライブ授業と同等のクオリティをご提供することが難しいというのが実情です。また、習熟度別eトレなどは、ライブでしかご提供できない内容となっております。つきましては、以下の措置を取らせていただきます。

①総合進学・自立学習ジム
⇒4月分月謝の半額をご返金
②小学生eトレ/未来ラボ/読書くらぶ/ActiveEnglish
⇒4月分月謝の全額をご返金
※上記①②いずれも、5月分月謝から差し引くことで対応させていただきます。

【重要】オンライン指導移行に伴う対応について

全通塾生保護者の皆様へ

日頃ご通塾いただき、誠にありがとうございます。
以下にオンライン指導移行に伴う対応について記載しております。ご確認のほど、宜しくお願い申し上げます。

オンライン指導移行に伴う対応(PDF)

【重要】緊急事態宣言に伴う対応について ※4/11更新

日頃ご通塾いただき、誠にありがとうございます。
以下に4/13(月)以降の予定を記載しております。ご確認のうえ、必要に応じてプリントアウトをお願い致します。

緊急事態宣言に伴う対応について(4/11更新)PDFファイル

度重なる変更により、ご迷惑・ご不便をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。何卒、ご理解・ご協力のほど、宜しくお願い致します。

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<地域の皆様へ(通塾生以外)>
進学塾CLEARでは、オンラインによる自学自習支援「ツナガル・みんなの自習室」をご提供します。学校休校の長期化を受け、学習面での不安を抱えている地域のお子様全てを対象にします。緊急事態の中、CLEAR通塾生はもちろん、それ以外のお子様にも学びの機会を可能な限り提供することは、地域に根ざす私塾の責務であるとも考えております。お気軽にお問い合わせください。
※詳しくは上記PDFファイルをご確認ください。
※入塾勧誘などは一切致しません。
※費用は一切いただきません。

情報社会を生きる子どもたちへ

緊急事態宣言が発出されて丸二日。
閑散とした町並み、重苦しい空気を嫌でも感じる。
連日メディアで取り上げられる新型コロナ感染者数。
神奈川県は全国の中でも感染者数は多い方なのだが、人口の多さから考えると、感染拡大が著しく広がっていると断定するのは早計だ。感染リスクを回避するには、感染者数もさることながら、感染率、地域内の感染密度をしっかりと分析しなければならない。なぜこんなことを書くのかというと、これから情報社会を生きていく子どもたちに向けて。

■メディアリテラシーを身につけよ!
こんな事態だからこそ、冷静に、落ち着いて判断・行動ができる人間になってほしい。メディアからの情報を鵜呑みにするのではなく、客観的なデータや資料に基づいた上で、その情報が正しいのかどうかを正確に読み取り、分析し、判断・行動していくスキルは、これからの時代に絶対に必要なものだ。メディアリテラシーを身につけるチャンスと捉えよう。
■ICT活用力を身につけよ!
また、神奈川県からの休業要請を受け、CLEARでは子どもたちの安全と学びの継続とを両立すべく、対面授業を当面の間行わず、全ての授業をオンラインに切り替える。インターネットに疎い子にとっては、「オンライン?URL?よく分かんない」という子もいるかもしれない。でも、これも情報社会を生きていくうえで必要なスキル、ICTの活用力を身につけるチャンスと捉えよう。

何度でも言う。ピンチはチャンスに変えられる。
デキないことを嘆いて思考停止するのではなく、さまざまなことが制限されている今だからこそデキることは何かを考え、実行していく。それこそがピンチをチャンスに変えられる人間であり、ひいては逞しく未来を切り拓いていける人間になれるはずだ。

コロナなんかに負けてたまるか!
ガンバロウ!子どもたち!
ガンバロウ!神奈川!!
ガンバロウ!日本!!!!

【重要】緊急事態宣言に伴う対応について(4/8現在)

通塾生保護者の皆様へ

日頃ご通塾いただき、誠にありがとうございます。
4月13日(月)以降の授業についてのご案内となります。
以下をクリックの上、ご確認いただきますようお願い致します。

4月13日(月)以降の予定(PDFファイル)
※必要に応じてプリントアウトしてください。
※混乱を避けるため、今週(~4/11土)は既にご案内済みの予定どおりとなります。