自立学習ジム(高校部)近況

11月下旬~12月上旬にかけて定期テストを控える高校生。彼ら彼女らの近況を少しばかり。

個々のペースに基づく自立学習が基本スタイルの高校部だが、一律に行っているのは英単語の速習だ。大学受験に向けて語彙力の充実は不可欠。英語選択者には毎回単語テストを課している。その中にあって順調に進んでいるのは高1M。

中学部から引き続き通塾してくれている彼女。勉強に部活に、そして行事に一生懸命な高校に通っている。部活や行事に目一杯になってしまったためか、前回の定期テストでは勉強時間があまり確保できず悔しい思いをした。今回は頑張ってもらいたいところだ。

そんな彼女が今取り組んでいるのは英文解釈だ。文法や単語に関しては、ある程度自学できるレベルにあるため、英文解釈の練習をしたいという申し出があった。推薦での大学進学は考えておらず、一般受験を勝ち抜くための学力を身につけていきたいという想いがある一方、周りにデキル子が多いらしく、危機感を募らせているのも窺える。

故に高1レベルの読解問題を軸に毎回の学習は進めている。今のところは極めて順調だ。未習の文法や単語があっても、少しヒントを与えればそれなりに解答に辿り着ける。決して焦ることなく、この調子でコツコツと実力を磨いていってほしい。

ガンバロウ!M!!

今回の英語は著しく差がつきます。

「先生、テスト範囲出ました。」
「そうか、ちょっと見せてくれる?」
第3回定期テストの範囲が明らかになったわけだが…
ムムム…!?
これは如実に差がつくテストになりそうだというのが率直な感想。文系担当としては英語が気になっていたのだが、重要文法としては…
・中1=三単現、疑問詞、人称代名詞の格変化、助動詞can!
・中2=不定詞、従位接続詞(when・ifなど)、動名詞、第2文型、第4文型、there is(are)構文!
・中3=第5文型、間接疑問文、分詞の後置修飾、関係代名詞(主格)、so~that…、too~to…!
英語担当の塾の先生なら分かると思うけれど…
濃い!!!
重い!!!

第2回定期テストまでは「随分のんびり進んでるなぁ」と思っていた学校の授業だったが、ここに来てこのハイペース…汗。ある程度予想はしていたものの、いやはやまいった。最初から一定のペースで進めてくれれば、こんな重たい内容にならないのに…という愚痴は置いておいて、英語が苦手な子、学校の授業についていけているだろうか。

塾では9割方指導は終えているけれど、まだまだ練習が必要な子もいる。正直、心配だ。でも、心配を心配のままにしておくわけにも当然いかない。致し方ないが、今回はいつもより重めの負荷をかけざるを得なさそうだ。

英語に関して言えば、猛烈な差がつきそうな今回のテスト。
中1に限って言えば、ガクンと点数が下がってしまいそうな今回のテスト。

が、しかし!差が少しでも縮まるよう、点数がド下がりせぬよう、尽力するのが塾の務め。しばし、鬼にならねば…!
中学生諸君、今回はいつもの数倍気合いを入れよ!

inputとoutput

国府津中の試験が来月の中頃から始まります。

「まだまだ時間はある」なのか??
「やばい、時間が足りない」なのか???

学年によっても個々によっても様々です。CLEARでは、試験範囲が予想外に進まない限りは概ね範囲の指導は完了しています。ただ、得点力をあげるためにはここからが勝負です。

得点力をあげることこそが、最も大切なことです。

知識のinputは定期試験ならば3週間前ほどに終わらせて、そこからはoutputの作業になります。(入試ならば3ヶ月前までにinput、その後outputでしょうか)

outputの中心は問題演習です。授業が学習の内容を頭に入れていくインプットの作業、そしてテストは頭に入れた内容をはき出すアウトプット作業です。最近の子どもたちに足りないのがoutputの作業です。

「あなたはやれば出来るのに」と言われたことはありませんか?これを言われる子の多くは演習不足が原因です。真面目に授業を聞いているだけでは、テストで良い点はとれません。演習によるトレーニング量を増やしていくことで得点力は身についていきます。

そのために、まずやってほしいのが、学校のワークやプリント類を確実に解けるようにすることです。1回解いても不安な場合は、それを反復です。塾に通われていない生徒もこれは絶対にやってください。わざわざ市販の問題集を購入する必要はありません。市販の問題集の大半が学校に準拠していなく、準拠している問題集を探すだけでも大変です。探す時間があるならば、すでにある学校の問題集を反復して解いたほうがはるかに効率的でしょう。

そして、CLEAR生は教室にoutputに最適な学習環境を充実させています。自習室や教室備え付けの準拠版ワークです。さらに、適宜質問対応をします。また、outputの学習に最適なeトレもあります。ここからは、output力を上げていく作業が中心になっていくので、eトレがガンガン活躍していくことになるでしょう。

テストで高得点をとるためには、outputのためのトレーニングが不可欠だということをお忘れなく。

 

またまた嬉しい来訪者

CLEAR第1期生のYが突然やって来た。

「おぉ!?びっくりしたぁ、どうした??」
『就職先が決まったのでその報告に来ました。』
「おぉ!そうかぁ!良かったなぁ!」

Yは第1期生の中でも最古参の生徒だ。CLEARがここ国府津に新規開校して程なく、初めてその門を叩いてくれた。当時でいえば、それこそどこの馬の骨とも分からぬような塾だったであろうCLEARに興味をもってくれたこと、そして入塾してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいだった。

そんな彼が、今こうして節目を迎え挨拶に来てくれる。
素直に嬉しい。また、しっかりと自分の道を見据え邁進しているその姿に、頼もしさも覚える。

ありがとう、Y。
元気をもらったよ。
またな!

小学生から関数という言葉が!

昨日のプログラミングの授業では、完全な自由制作にチャレンジしてもらった。昨日の生徒はプログラミングを初めて半年、どこまで自分で考えて、ロボットを組み立て、そのロボットをプログラムすることができるのか。

作るのは「リフトカー」

前方にある物体を持ち上げて、移動させ、指定した場所に置くというリフトカーを作ることに。

今年からプログラミングを始めて驚いたことは、子どもはどんどん吸収していくということ。if文や関数をどんどん使いこなせるようになる。また、ロボットの組み立ても速い。おそらくは大人の自分ならば、もう少し苦戦するのであろうと思うが、あっという間に組み立てる。彼が作ったリフトカーがこちら。

おそらくは「上手にリフトアップできないのでは・・・?」と見て心配になりましたが、今回は最初から最後まで自主制作してもらうことを決めていたので、最後に「こうしたほうが良かったのでは?」とアドバイスすることにして、どんどん組み立てて、プログラムも組んでもらっていきます。

 

すると・・・、

最初は組み上げたプログラムではうまく作動せず・・・。

ここからがプログラミング授業の醍醐味だと思います。

「最後まで諦めず、やり抜く頑張りを身につける」

完全なる自主制作なので、上手くいかないのは当然。これまでは、KOOVのアプリによる誘導もありながら完成させていきましたが、最初から組み上げていく。トライ・アンド・エラーを繰り返しながら最初に設定したゴールを目指します。

何回かプログラムを組み直していくと。

関数を使ったほうがいいのかな・・・?」

小学生から関数という言葉が!

おそらくは中学生でも言葉は知っていても、「関数とは何か?」を知らない生徒はいるかもしれません。小学生が「関数」を理解してくれている。これもプログラミングの成果かもしれません。

「そうだね。そっちのほうがシンプルなプログラムが組めるから、エラーの理由がわかるかも」

こんなやり取りをしていくと徐々に形に。

さらに嬉しかったのは、自分から「加速度センサーを使ってみる。」と判断して途中で方向転換をできたこと。プログラムだけでは限界があるとみた彼は加速度センサーをKOOVに設置。加速度センセーは手前の緑のブロックの中に。こればゲーム機のwiiのように三次元に様々な角度に傾けることで、ロボットを操作できるもの。

もはや簡単ではないプログラムを組み立てていく彼に関心してしまいました。

最終的には時間オーバーで最後まで組み立てることはできませんでしたが、授業後、自分もプログラム例として1つ組んでみたので、次回彼が来るときに「こんなプログラムはどうだろう」」とプログラム例を提示してみようと思います。

【重要】台風19号の接近に伴う対応について

通塾生保護者の皆様へ

日頃ご通塾くださいまして、誠にありがとうございます。
さて、台風19号の接近に伴い、10/12(土)の授業等を以下のように変更致します。

<授業・補習等について>
◆中3通常授業=休講
⇒振替10/16(水)19時10分~21時50分
※10/16は年間予定ではお休み日となっております。
◆中2B追加補習=休講
⇒振替10/19(土)17時30分~19時00分
◆自立学習ジム(高校生)通常授業=休講
⇒振替10/19(土)19時10分~21時50分
※2コマ連続受講となります。

<未来ラボ(小学生プログラミング)について>

自立製作日のためお休みとします。

<保護者面談について>

ご予約は全てキャンセルとさせていただきます。
⇒10/19(土)を振替日と致します。ご希望の方はご連絡下さい。

<その他>
10/19土(15時30分~18時20分)に設定しております中3入試特訓は、保護者面談の振替により16時00分~18時30分に時間を変更させていただきます。

上記により、10/12土は終日休館とさせていただきます。自習室の開放もございません。ご自宅で安全にお過ごし下さい。

なぜ勉強しなければならないの?

先日の中学生の授業中、ふとした会話の流れから、「どうして勉強しなければならないの?」というような話題になった。

中高生ぐらいなら、誰しも一度は考えることだろうなぁと思いながら、子どもたちの会話に耳を傾ける。「国語や数学は論理的思考力を磨き、理科は現象を科学的に捉える力を身につけ、社会は時間的・空間的に世の中を考察できる目を養う…」とは大人になってみればそういうものだなと分かっても、子どもたちにも同じように理解してもらうのはなかなか難しい。なぜならまだ経験が浅いからだ。だから、歴史の年代や理科の化学式、関数y=ax+b…など、将来的にどれだけ役に立つのだろう、と疑問に思うこともあるはずだ。かく言う俺もそうだった。確かにこれらの知識や技能は、実社会で直接的に役立つことは希有だろう。けれども…だ。

では、なぜ学ぶのか。
ありきたりな表現ではあるけれど、一つは、自身の可能性を探るor広げるためだろう。好きor嫌いではなく、適正or不適正を自身の体験をもって見極めていく。数字やデータを扱うことに長けている、人とのコミュニケーションに長けている、研究者に向いている、人に何かを教えることに向いている、モノ作りが得意、身体能力に長けている…などなど、トコトンやってみなければなかなか分からないものだ。そして、もう一つは、やり抜く力を身につけるためだ。途中で投げ出すことなく、自身の歩幅で、きっちりと事を為す力は、生きる力でもあるだろう。だから、学ぶこと=生きること、でもあるように思う。自分のやりたいことだけをやって生きていくことはできない。やりたくないこともやらなければならない時もある。苦しくとも、ここ一番のときにグッと踏ん張れる子は、やはり強い。

適正を探りながら、たくましく生きていく力。
周囲に流されず、環境のせいにせず、自分自身で決めきり、自覚をもって実行し、時に振り返り、改善していく力。
そんな力を磨くために学ぶのではなかろうか。

主体性

小6の授業でのことだ。

少し前の記事でも触れたことだが、授業前に自ら進んで新聞を読む子が増えてきた。

「よ~し、始めるぞ~」とこちらが言うまでもなく、すでに勉強を始めていた子どもたち。
「おぉ!?」
少々驚きつつも、余計な口は挟まずしばし見守ることに。

小6は国語⇒算数の授業立て。国語では漢字の学習⇒文章読解の流れでいつも進めているのだが、漢字は自立学習が基本。辞書を片手に黙々と取り組む姿がそこにあった。

授業前に学習の準備をしておくようにと、こちらが指示したことは実は一度もない。でも、こうして子どもたちは自ら考え動けるようになりつつある。「主体性をもって取り組む」とは、まさにこういうことかと感心させられた。

子どもたちの成長を感じられた1日。嬉しかった。
だからこの仕事が好きだ。

10月が始まる

ブログを書こうと思ったけどネタが・・・。ちょっと気になることや、近況を書きます。

最近、目の前の巡礼街道が「混んでいるな~」と思っていると、近所に大型のホームセンターがオープン。もともと混雑しがちな巡礼街道が時間帯によっては今まで以上にすごいことに。しばらくしたら落ち着くのだろうか??けど、大型のホームセンターは見ているだけでもワクワクしちゃう性格なので、今回のオープンは嬉しいです。

さて、10月になって大きく変わったことは、消費税の導入です。自分は数ヶ月前までは消費税の10%は「凍結して上がらないのではなかろうか。」と予想していましたが、予想は残念ながら外れてしまい、本日から消費税10%がスタート。う~ん、いろいろ心配。「8%より、10%のほうが計算しやすくていいじゃん」という意見もありますが、たかが10%されど10%。消費税が二桁のインパクトは大きいかもしれません。景気が下降しないことを祈ります。嬉しいのはPay払いでお得になることが多いことでしょうか。

そしてCLEARは、中学生たちの定期試験が終了したので、少し落ち着いた(?)季節になるのかな?でも、この時期に考えたり、準備しないといけないことはたくさん。10月はパソコンとにらめっこすることが多くなりそうです。

まずは、冬期講習の準備。日程はもちろんですが、より良い講習にするべくしっかりと準備中です。11月には募集を開始するので、それに向け只今準備中です。

また、新年度に向けても今から動かないといけません。「まだ、早いのでは?」とも思われるかもしれませんが、おそらくは他塾も含め、すでに新年度に向けた戦略を考えていることでしょう。CLEARも他塾よりも良いものをつくりあげ、通塾している生徒と保護者が満足していただけるように、しっかりと準備をして、改革すべきことがあれば大胆に改革し、継続するものであっても、更に良くなるようにブラッシュアップさせた2020年度を迎えられるように今から準備に入ります。

そして、近々に向けての準備も。

現在、中1クラスが、満席の状態なため、受付を停止しています。ただ、お問い合わせも頂いておりますので、近いうちに受付が開始できるようにクラス増設の準備中です。もちろん、生徒が増えても、学習効果が下がってはいけません。しっかりと準備してから募集を再開させていただきます。

中1クラスの受付を再開できるようになりましたら、ご案内いたします。

【入試情報】特色検査はマークシート方式へ

先月、県教委より令和2年度の特色検査についての発表がなされた。すでにご存知の方も多いと思うが、現中学3年生が受験する年度から、特色検査にマークシート方式が採用される。

・県教委HPからの発表内容はこちら↓
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r2/tokusyoku-marksheet.html

・マークシート解答用紙のサンプルはこちら↓
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r2/documents/marksheet1.pdf

学力検査でもすでにマークシート方式が採用されているため、大きな混乱はないと思われる。が、難易度はというと、どうだろうか。
マークシート方式=選択=簡易?と思われがちだが、記述を採用していた頃よりむしろ難化傾向にあるのが神奈川公立入試。選択肢の複雑化が受験生を悩ませているのが現状で、本当に理解していなければ正答を絞り込むのはなかなか難しい(ちなみに今年度の社会は全県平均が42.5点で全国で最も難しいと言われている)。このような傾向を考えれば、個人的には特色検査も難化?と思わざるを得ない。

ただでさえ学力検査で差がつけられる入試であるのに、偏差値70前後の高校だけならまだしも、17校も同様の特色検査を実施する目的はどこにあるのだろうと甚だ疑問を禁じ得ないのが率直な気持ちではある。

神奈川が目指す高校入試の在り方とはいかに…?