今より少しでも良くなりたいと願うなら…

今よりも少しでも良い自分になりたいと願うなら、今までと同じことをしていても何も変わらない。勉強然り、スポーツ然り、仕事然り。

塾は勉強をする場。故に勉強面で…。
1時間の勉強を2時間にする。5ページ取り組んでいたものを10ページにする。黙読していたものを音読する。ノートのまとめ方を変える。勉強する場所や時間を変える…。変えられることはいくらでもある。いずれにせよ、何かを変えなければ、何も変わらない。退化することはあっても進化はない。

子どもたちを見ていて、変わろうとしている子、そうでない子、はっきりと見てとれてしまうが故に、一部の後者の子たちにはガツン!と雷を落とした。

やってもムリ、はトコトンやってみてから言うもの。やる前から決めてかかるな。10できなくても5できるかもしれない。3でもいい。1でもいい。何もしなければ0だ。0は何を掛けても0だ。

デキナイ。だからどうした。デキナイなら頑張らなくて良いなどというロジックに甘えるな。デキルことから始めてみろ。デキナイ理由を探すよりデキルことを探してみろ。

自分で考えろ。自分で動け。半歩でも動けば景色は変わる。やらされる勉強からいち早く抜け出せ。言われないとやらない、指示をしないと動かない、いつまでそうしてる?カッコ悪い。

自分を変えられるのは自分しかいない。誰かに変えてもらうのではないのだ。

成長した姿に感動し、不覚にも涙しそうに…

定期テスト対策の一環として行っているPU(パワーアップ)テスト。
中3英語では、合格点に届かずともYが努力の足跡をしっかりと見せてくれた。
ケアレスミスがなければきっと合格していたであろう。

Yが入塾してくれたのは中1の学年末。
お世辞にも勉強ができる方ではなかった。
積み上げ教科である英語も数学もちんぷんかんぷんの状態。
英語はI am~ からの復習、数学は文字式からの復習が必要だった。
そんなYだが、中2学年末の頃から少しずつ何かが変わり始めていた。
授業に臨む姿勢、理解力、明らかに入塾当時とは別もの。
ここ最近の学力テストでは苦手であったはずの国語もメキメキと力をつけ始め、偏差値も50代後半にまで届いてきている。

感動したのは、これらを含む一連のストーリー。
ただいまCLEARでは、来たる第1回定期テストに向けて子どもたちも講師陣も全力投球中。
その一環として行っているPUテストにおける、Yの英語の頑張りやその後の様子を見て感極まりそうになった。
頑張りが今一歩届かず不合格となってしまったのだが、間違い直しを指示し取り組ませたところ、教科書やら参考書やらを駆使しほぼ自力で完遂した。
その後は、同じく不合格となってしまった他の子の指導をYに任せてみたのだが、これがまたなかなか的確なアドバイスをしているではないか!

「これは不定詞だから…」
「主語として使う動名詞は…」

などと…入塾時、また一年前とは比べものにならないYの姿がそこにあった。
その姿にこれまでのYの成長過程が重なり、感極まりそうになってしまったということだ。

頑張ることに後ろ向きだったY。
大人の意見になかなか耳を傾けなかったY。
しかし、Yは今、はっきりとした目標に向かって邁進している。
人は変われる。
大きく変われる。
それは大変なことかもしれない。
でも、大変だからこそ大きく変われるものだ。
悩み、苦しみ、もがき、時には泣きそうになるほどの痛みや悔しさを覚える。
そうして人は大きく変わっていく。

第一志望合格に向けて、ともに頑張ろう!Y!

むやみやたらに参考書や問題集に手を出すべからず!

「テストで良い点数を取りたい。」
「もっと出来るようになりたい。」

真面目に頑張ろうとする子に限って多く見られるのが、
「やたらと参考書やら問題集やらを買いまくる」
という類いの行為。
想いが強いが故のことと思うのだけれど、参考書はその名の通り「参考にする書」であり、教科書をないがしろにしてはいけない。まずは教科書で理解することに努めるのが基本。これを怠ると…
「参考書がある⇒授業・教科書ないがしろ⇒内容を理解できない⇒また別の参考書…」
という悪循環に陥りがち。参考書があると変に安心してしまい、学校の授業をいいかげんに受け、結果として内容が全く理解できず…この悪循環からなかなか抜け出せない。
問題集はこれと決めた一冊か二冊を徹底的に繰り返し自分の“モノ”にすることが大事だ。たくさんの問題集に手を出し過ぎると、どの問題集も中途半端に終わってしまい、覚えていること理解できていることが自分の中で整理されずに終わってしまう。頑張りたい気持ちはとても尊いし、だからこそ、「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」の心境がそうさせるのかもしれないけれど、ちょっと立ち止まって冷静になってほしい。

参考書やら問題集やらの行き過ぎた購入は、ただ安心したいがための行為に過ぎなくなってしまう。ひいては「買って満足」になることも多々だ。さらに、これらが当たり前になってしまうと、モノを大事にするという点から考えても、はたしていかがなものかと思える。

親御様においては、「参考書が欲しい、問題集を買って欲しい」と我が子にせがまれても、むやみやたらに買い与えるのはお勧めしません。特に塾に通っているのなら、塾専用の教材もあるのだし、せめて一冊か二冊で十分です。

大盛況!CLEAR試験対策3DAYS

CLEARでは週末、試験対策3DAYSを実施しました。まだ、試験までは一週間以上ありますが、みなが集中して取り組めていた姿を見ることができました。そんな姿をみて頼もしい気持ちにさせられます。

そして、このように席が満席になる教室を見ることができたことも感慨深いです。CLEAR立ち上げ当初のことを思い出すと、本当に嬉しいですし、通塾してくれている生徒、また保護者様には感謝の言葉しかありません。

さて、CLEARの試験対策では、教科内容を教えることを目的とするのではなく、テストで高得点をとるためのアウトプット重視の内容となります。塾は学習指導の場なので、良い授業を提供することは当然の使命で、多くの塾でも、「質の高い講義」を謳っています。生徒全員が優秀で真面目な生徒でしたならば、それで結果を出してくるかもしれません。ですが、世の中はそんな生徒ばかりではありません。どんな生徒も、苦手科目はありますし、伸び悩みを抱えています。

だから、CLEARの試験対策は、「学んだ知識をアウトプットできるようなる」ことを最大限考え、生徒には実践していただいています。「塾内で実施したテストで、完璧になるまで追試を実施すること。」「学校のワークを持参させ、自学自習の習慣を身に着けさせ、そして反復させること。」など、教えるだけではなく、自学自習の繰り返しを重視し、その必要性を生徒に繰り返し伝えています。

今春より開始した、eトレもアウトプットに特化した学習です。わかるまで、類題を何回もチャレンジする。最初は間違いが多くても、何度も解いていくことで、「だんだんできるようなる」。覚えていなかったことが、繰り返し解くことで「自然と覚えていく」今では、50分で、20枚以上のプリントを解いてしまう生徒も珍しくなくなってきました。

いくら知識をインプットしても、テストでアウトプットできなければ、よい結果は出せません。だから、CLEARの試験対策はアウトプットを重視したカリキュラムを実践しております。

全く塾とは関係ないことですが、散歩ブログ(高尾山)

先日、天気の良いとある日に、高尾山に行ってきました。

この日は午前中に用事があり、それを済ませた後、空を見上げると良い天気だったので、そのまま「高尾山に行ってみよう」と車で向かいました。朝から予定していたわけではないので、しっかりとした準備をしていたわけではないのですが、高尾山は気軽に行ける場所なので、そのまま向かいました。

以前までの高尾山は、車で行くにしても、電車で行くにしても、少し時間がかかりましたが、今は圏央道のおかげで、1時間もかからずに行くことができる場所です。夕方から授業があっても、午前中から行けば、間に合ってしまうであろう場所です。

いつもは、ケーブルカーやリフトを使って登るのですが、今回は徒歩でチャレンジ。上りは、六号路「びわ滝コース」をチョイス。所要時間が1時間30分と明記されています。

ふもと付近の舗装されている道を進むとすぐに登山道がはじまります。

最初のうちは山独特の涼しい風を感じながら進むことができます。このコースは、沢沿いを登っていくので、これからのシーズンは特に涼しい風を感じることができるコースです。

少し歩くと、琵琶滝に到着。画像ではお見せできませんが、修行者の方が滝行をされてました。まだ、滝の水は冷たいでしょうが、気合溢れる姿を見ることができる場所でした。

さらにここから登っていきます。途中、「ここは道?」「間違えていないよね?」と心配になる道も。登山道が沢の如く、上から水が流れてきます。この日の天気は良いとはいえ、数日前まで雨が降っていたこの日、コース上を川のように水が流れてきます。

気軽に訪れることができるようになったとはいえ、ここは山!最低限の準備は必要です。麓の案内看板の通り、麓からマイペース登ること1時間半ほどで、頂上に!頂上は何度か来ているので、自分にとってはお馴染みの場所です。

頂上で休憩をとった後、今度は下山。帰りは「どのコースで下るか?」と疲労具合も思案しながら地図を見てみると、高尾にきたからには「やはり薬王院は経由すべきか!」ということで、一号路をチョイス。このコースは舗装されているので、足元の気遣いもさほどする必要がありません。またメインの路なので、見どころもたくさんある路です。

下りはいろいろ見ながらゆっくりと下山しました。

高尾山は人気の観光地なので、GW中はすごい人だったようです。今回は平日にいったので、それほど混んでいることもなく、また多くの人が利用するケーブルカーやリフトは使わなかったので、ゆっくりと高尾山を堪能することができました。複数の登山道がある場所なので、近いうちにまた行くと思います。

そして、行くたびに思うのはインバウンド需要の高まり。とにかく外国からの観光客の方がたくさんいました。英語より、中国語の方があちらこちらから聞こえてくる状況で、今の学校では英語を学んでいますが、これからの時代は「中国語も必要になってくるだろうな。」と感じる場所でした。

受験燃え尽き症候群にならぬよう…

「高校に入学してから、全くと言っていいほど勉強しなくなりました…。」

高校進学後ほどなく、親御様からよく耳にする言葉の1つ。まさしくこれは…
「受験燃え尽き症候群」
高校合格に向けて直向きに頑張り、結果として第一志望の高校に合格した子に多く見られる「症状」。あんなに頑張って勉強していたのに…と眉をひそめる親御様もきっと少なくないだろう。こうなってしまうのはやはり、「高校合格=ゴール」と思い込んでしまっているから。このブログを通じて何度か記事にしてきてはいるけれど、高校合格=ゴール、でもなければ、大学合格=ゴール、でもない、あくまで節目の一つに過ぎない。だから、「合格さえすればいい」とか「どこに合格するか」ではなく、「どのように合格するか」が大事であることを子どもたちには伝え続けていきたい。「高偏差値=良い」でもなければ「低偏差値=悪い」でもない、断じてない。大事なのは、合格=目標に向かって頑張る中で自身を高められるかどうか、よりよい自身になれるかどうかだ。

高校部(自立学習ジム)は、この受験燃え尽き症候群にならぬように努めている。進む先が大学であろうと専門であろうと、または就職であろうと、学びは続いていくもの。合格後に弛んでしまった緊張感、減退してしまった学習意欲、それらをいつまでも引きずらぬよう、凜とした学習環境の下でまた締め直していく。

遠くの大手塾より地元の個人塾だからこそ出来ることがある。
高校入学後、すっかり勉強しなくなってしまった、
高校受験期を思い出してもう一度頑張ってみたい、
そんな高校生諸君、来たれ!

「化ける」

飛躍的に英語がデキルようになったある中2生がいる。

入塾してくれたのは昨夏。初めて受けた学力テストでの英語偏差値は49。中1の夏時点だ。I like~.やDo you like~?といった基本的な表現力が身についていれば決しては難しくはないテスト。でも、偏差値が表すとおり、平均点には届かないという状況だった。
ところが…だ。先頃の春の学力テストでは、素点91点、偏差値66という見事な結果を叩き出した。確かに昨年度末頃から、英語に関しては何か変わってきたように感じてはいたけれど、今回の結果には驚いた。

“化けた”。何がきっかけであったかは分からない。でも、間違いなくこの子は“化けた”。低空飛行を続けてきたけれど、我慢に我慢を重ね、ようやく離陸できたようだ。俺も嬉しく思う。まだまだ甘いところはあるけれど、これからますます伸びてゆくことは間違いないだろう(英語は…)。

“褒めるべきときは大いに褒め、叱るべきときは毅然とした態度で叱る”が俺のモットー。先日の英語PUテストでも、94点という抜群の結果を叩き出したため、皆の周りで褒め、こんな話をした。
「Kも入塾当初は決して英語ができる方ではなかった。それはお前たちも知ってるはずだよな。ところが、どこで何がきっかけとなったかは定かではないけれど、今こうして英語はKの武器の一つとなりつつある。見事だと思う。小学生から英語を習ってきたわけでもなければ、塾とは別に英会話教室に通っているわけでもない。ではなぜここまで英語が上達したのか。きれいごとと思われてしまうかもしれないけれど、やはりそこには努力があるのだと思う。いわゆる“デキル”子の話をしているわけではない。Kはむしろ勉強そのものが苦手な方だろう。でも、だ。英語1教科だけでも、こうして成果を上げられている。能力には差があるのが現実だ。でもな、それを補い得るのは努力だ。今回はたまたま英語の話になったけれども、教科は何でもいい。自分にとって得意と思える教科、前向きに頑張れる教科を1つでも作れ。そうすれば必ず他の教科も伸びてくる。」

英語を突破口として、さらなる飛躍を期待しているぞ。
ガンバレ!K!

久保健英選手を見て想う

今季、サッカーの久保健英選手の活躍が注目されている。フィジカル面、メンタル面、いずれも昨年よりも大きく成長しているそうだ。それらを可能たらしめたものは何なのか。FC東京の長谷川健太監督曰く、

「マリノスへ出て外の世界を知ったことで、子どもだったメンタルがだんだんと大人のそれに変わりつつある。」

昨夏、横浜Fマリノスへの期限付き移籍を熱望した久保を「可愛い子には旅をさせよ」の心境で送り出したFC東京の親心にあったようだ。

メンタル。何事においても、まずはこれありきだろう。根性論云々ではなく、やはり精神面での成長が、スポーツの世界でも学問の世界でも必要なことのように思う。プロという厳しい環境に身を置いているからこそなのか、久保選手のインタビューの受け応えを聞いていても、「この子、本当に17歳か?」といつも驚かされる。それはゴルフの石川遼選手も然り。当時、とても16歳とは思えないような落ち着いた佇まい、コメントだった。

厳しい環境に身を置くことで、成長が促される。誤解を恐れず敢えて言うなら、ぬるま湯に浸かっていては、いつまで経ってもコドモのままだ。相対的に自身を見つめ直す、達観する、そんな思考や姿勢は、やはり悩みや苦しみといった、何らかの試練を乗り越えていかなければ、決して身につくものではないということを再認識した。

温室で大事に育てられるトマトではなく、大地でたくましく根を張るジャガイモであれ!

生徒ができるようになるまで

昨日のパワーアップテストは、残念ながら全員合格というわけにはいかなかった。基本的な問題を中心にしていたので、できれば「全員合格」といきたかったが、合格点を85点と高めの設定にしたこともあり、数名が後日再チャレンジしてもらうことに。

採点して気づいたこと。

「まだ丁寧さが足りない」

間違った問題を生徒に理解しているかどうか、解き方を聞いていくと、解き方はわかっている。「ただ、ミスをしてしまう。」前回のブログでも書いたが、ケアレスミスが課題になる生徒が毎年数名いる。

原因は、「練習不足なのか」「雑なのか」

間違った問題を「途中式をみせて」と言って持ってきてもらうと、「何書いているかわからん・・・」、書いてあることがわかったとしても、どこで間違えたか探すのに、解読が必要なことも・・。

「これじゃあ間違えるさ」

生徒には、再度、途中式を書かせて、できるまで解かせる。

理科も同様です。

今回の範囲は、暗記の要素が多分にある分野なので、暗記すべき事項を完璧に覚えてもらうように、生徒に取り組ませている。一問一答形式や、図解問題を全問正解するまで反復する。

生徒ができるようになるまで。

この時期はどれだけ泥臭く生徒と向かい合えるかです。できなければ、できるまで何度でも。学校の試験範囲表もチェックして、どこから出題されそうか考えて、生徒に指示を出していく。そして、その習熟具合をチェックしていく。この作業が続いていく日々がこれから数日続いていきます。

試験が近づいてきました!

高校生の定期試験は、一部の高校では先週終了し、今週あたりが佳境になってきました。高校1年生の生徒は初めてのテストということもあり、一定の緊張感を持って取り組んでいる様子です。

そして、中学生の定期テストはこれからが本番です。

CLEARでも、今週より本格的にテストモードに切り替えです。心配な生徒は早めに呼び出したり、別日に呼び出すことも。さらに中学生対象に今週末より試験対策を開催します。今年は、eトレもあるので昨年よりパワーアップした内容をご提供できると自信をもってます。

今日からは早速パワーアップテストも実施。パワーアップテストは試験の予想問題です。試験に向けた完成度を計るもので、習熟の程度が甘い生徒には、学習計画の修正を指示していきます。「ケアレスミスが多いのか。」「まだ、知識が足りていないのか。」「科目のバランスはどうか。」など、個々課題は違ってくるので、一人ひとりに必要なことをここからしっかりと見ていきます。

高校生はみなテストモードと普段のモードの切り替えができています。試験で大切なのは切り替えスイッチをきちんと持っているかどうかです。試験に向け大切な時期には、

「勉強モードに切り替え、集中して机に向かう」

当たり前のことですが、これができない中学生は多い・・・。このことさえしっかりとできれば必ずや結果はついてきます。しっかりとした準備ができない者は、結果も中途半端になってしまいます。

全員が切り替えスイッチを持って試験に挑めるように、我々も環境作りをし、全力でバックアップします。