夏期講習一週目終了!

夏期講習一週目は本日で最終日です。

今日は今週部活動で参加できなかった生徒を中心としたフォローアップを中3を中心に実施します。

中学生は勉強も大切ですが、部活動も大切ですよね。だから、部活との両立ができるように当教室は全力でフォロー。この時期まで、部活があるということは、勝ち残っているということ!勉強だけではなく、何事にも一生懸命になれない生徒は大きく飛躍できないもの。

勉強も部活も両方を全力で頑張る姿を見せてください。

そして、夏期講習ですが、一週目が終了しましたので、新規の募集は終了です。只今は新学期の無料体験の受付をおこなっています。新学期は8月17日(木)から始まります。

新学期早々に国府津中では定期試験が始まります。進学塾CLEARでは新学期開始早々試験に向けた対策授業を実施することになっています。新たに塾をお探しの方はもちろんですが、現在他塾に通塾していますが、転塾をご検討中の方も是非一度、授業を体験してみてください。

進学塾CLEARは大手の学習塾ではありません。ですが、大手塾以上のサビースをご提供し、全生徒に対し、結果を徹底的に希求し、成績アップ!志望校合格を目指します。

「次の試験で好結果を!」と目標をかがげている方、一緒に勉強してみませんが。

ある教え子のこと①~その8~

久しぶりの更新!教え子シリーズ①その8です!

※これまでの記事はこちらをクリック!
ある教え子のこと①その1
ある教え子のこと①その2
ある教え子のこと①その3
ある教え子のこと①その4
ある教え子のこと①その5
ある教え子のこと①その6
ある教え子のこと①その7

冬期講習を終えても、中3受験生に息つく暇などない。受験突破へ向けてのラストスパートをかけるため、直前講習が開講されるのだ。
その直前講習では複数の校舎がの中3受験生が集結し、志望校別クラス編制のもと行われる。Nはもちろん独自入試クラスに編制され、他の塾生とは違った校舎での受講となった。
「冬期講習で結果を残せなかったお前らにとっては、この直前講習が本当のラストチャンスだと思え。ここで結果が出せなかったら、本当に志望校変更を考えざるを得ないぞ。それでもどうしても挑戦したいと言うのなら、覚悟してもらわなければならない。そしてその覚悟できないのなら志望校を変更するしかない。いいな。」
Nも含め、全ての塾生に俺はこう言い放った。このNの代は、冬期講習で結果を残せなかった者がほとんど。合格可能性が極めて低い中で後期選抜に挑んでいった者が数多くいた。そんな受験生の保護者様とは十分にお話させてもらいご理解を頂いたつもりだが、今にして思えば、よく受験を決断できたものだとしみじみ思ってしまう。まさに受験生本人や保護者様が何よりそうだが、俺自身も勇気をもって踏み出せた一歩。
直前講習では別の校舎で授業を受け持っていたため、独自入試クラスを担当することはできなかったが、その都度Nには結果を確認していった。

「今日はどうだった?」
「ダメでした・・・。数学が・・・。」
「今回は何点取れた?」
「いや、だめっす・・・。英語で失敗しました・・・。」

共通問題ではかなりの得点力がついてきたNだが、やはり独自問題においてはまだまだ・・・。基礎の大切さに気づき、単語やら漢字やらの練習、そして共通問題を通じての基礎力強化に時間を費やしすぎてしまったのかもしれない。独自問題への対応力が追いついていなかった。確かに独自問題の過去問は解いていたが、他の受験生に比べれば明らかに練習不足。

結果を残せぬまま、Nは直前講習の最終回を迎えることとなった。

(つづく)

ここ一番

「ここ一番」
苦しい、つらい、困難を乗り越えようと自らを鼓舞するとき、よく使われる言葉の一つ。受験生として全力疾走を開始すべき時期であると同時に、最後の大会や発表会に向けて部活に全力を注ぎ込む時期でもある中3生にとって、今はまさに「ここ一番」の一つであるはずだ。

部活によりなかなか講習に参加できない、ある中3生がいる。彼女には正規の講習時間とは別に補習時間を設定し、通塾してもらっている。昨日も今日も、部活でグッタリと疲れているであろうとも、頑張って来てくれた。休み時間は机に突っ伏したまま。相当に疲れているのだろうなぁと思う反面、まさにここ一番、頑張ってほしいとも思う。

目一杯追い込まれる経験や逆境というものが成長には必不可欠だ。身体的も精神的にもゆとりがある状況や順境なとき、そこにはなかなか成長材料は見出せない。苦しい、つらい、人が成長できるのはそんなときだ。

今よりも良くなりたい。今の自分を超えたい。壁や困難を感じるのは、そういう想いがあればこそ。苦しい・つらいは成長の過程、乗り越えようとしている証でもある。

かつてこんな教え子がいた(中3時)。サッカー部に所属していた彼。技術的にも優れたものをもっており、県の選抜メンバーにも抜擢され、通常の部活以外にも夏休みは朝から晩まで練習三昧の日々。それでもスケジュール的に通塾が可能な日は誰よりも早く塾に来ては授業前に自習、時には自ら進んで残ってなおも自習。そして誰よりも早く課題を終わらせた。彼が進学した高校は平塚江南高校。今年は大学受験生だ。

こういう経験は必ず生きる力、糧になる。
ここ一番、頑張ろう!中3生!

本日は授業はないのですが

平常も昨夜で終わり、次は夏期講習です。

本日は授業はないのですが、夏期講習に向け、教材の確認や予習、そして夏期講習の募集受付などなど、事務的なことをおこなっています。目の前には本日も自習にきたYさんが。かれこれ3時間は勉強しています。頑張っている姿をみていると、我々も「もっと一生懸命に教えなくては!」とやる気を出させてくれました。

さて、今日は時間に余裕があったので、最近、熱でヒーヒー言っている、PCを解体、中身のホコリを取り去らいました。新品に買い替えたいところではありますが、車やスマホを買い替えたばかりなので、このPCにはもう少し頑張って貰わなくては!なので、この夏を乗り切れるようにメンテを実施しました。そして、解体ついでに、今後パワーアップできるかもチェック。バッテリーがヘタっているので、バッテリーの規格チェックとM.2が増設できるかを確認。

他にも、エアコンやプリンターのメンテなど時間がなければできないことを本日はチェックしました。さらに5月につくった本棚もさらに増設できないかを検討。こちらも近々手を入れたいと思います。

お金に余裕があるような塾ならばいいのですが、進学塾CLEARは昨年できたばかりの塾なので、常に節約を考えることは大切なこと。しっかりメンテしてこの暑い夏、そして熱い夏期講習を乗り切れるように準備いたしました。

夏期講習では、嬉しいことに中2と中3が集まってくれました。一気に活気づきます。必ず実りある講習になるようにとりませて頂きます。

そして、中1と小学生はまだ余裕がありますので、塾をお探しの方は是非ご連絡いただければ嬉しいです。

考え、そして学ぶということ~その肆~

前回の続き。

人はなぜ学ぶのか。
「可能性を広げるため」
「将来のため」
「生きる力を育むため」
答えは人それぞれ。それで良いと思う。誰かに押しつけられたものでなく、自分なりにその価値や意義を定義づけ、学びに対して前向き・肯定的に捉えられるようになることが大事だ。

どんなに時代や環境が変わろうとも、教育の根っこは「人間を育てる」ことだと思う。特に資源の乏しい日本においては、次代を担う子どもたちの教育=人材の育成こそが、何よりも未来への投資につながるはず。だからこそ、明治新政府は、首都東京に教育立国の象徴として東大を建てた。

人間を育てる=人間力の向上のためには、考える力(思考力)、そして、困難にもめげないタフな精神力が必要ではなかろうか。単なる点数の取り方の指導、また単語・漢字・公式などの丸暗記に終始するのではなく、「なぜ」をとことん突き詰める。決して大人が教えるのでもなく、諦めずに何度も何度も試行錯誤を繰り返す。「なぜ」、それが思考力の原点だと思っている。

この思考力はテクニックで身につくもなのかと問われれば、半人前の俺にはまだわからない。でも、どんなに難しい問題であっても頭をフル回転させ、決して諦めず、逃げず、果敢に挑戦していくことの大切さを、子どもたちには伝えていきたい。そして、それはいかなる困難にもめげないタフな精神力を鍛え、またそういう精神力をもってすれば、思考力の向上にもつながるはずだ。言うなれば、思考力と精神力、双方は互いに相乗効果をもたらすものだ。

考え、そして学ぶというのは、そこに自ら価値や意義を見出すことで人間力を高めてくれるものだと思う。そしてその過程には、柔軟な思考力とタフな精神力が不可欠。

『学習指導を通じた人間力の錬成』

CLEARの指導理念には、そんな想い込めています。

考え、そして学ぶということ~その参~

前回の続き。

学習意欲の低下の要因として、子どもたちを取り巻く環境、そして、合格至上主義の下に学びが単なる「手段」となってしまったことを挙げた。「人は何のために学ぶのか」「学びの意義・価値とは」。ここでは自分なりに思うところを。

「どうして勉強しなければいけないの?」
「理科の化学式とか歴史の人物とか、これを覚えて何かの役に立つの?」

子どもたちがよく言うことだ。親や学校の先生、また塾の先生、大人はそれに対し「将来のため」とか「可能性を広げるため」とか答えることもあるだろう。決して間違ってはいないけれども、ここをもっと深く考え、子どもたちには答えたい。少なからず「教育」に携わっている限りは。

化学式や歴史上の人物を覚えたところで、それが社会で直接的に役立つ場面というのは希有だろう。では、「直接的に役に立たない=必要ない・無価値」か?そんなことはないはずだ。役に立つか否かで物事を判断するのではなく、そこに自分なりの価値や意義を見出すこと。仕事においても、今自分のしていることが役に立つかどうか半信半疑のまま取り組む者よりも、金銭以外にそこに自分なりの価値や意義を見出し一生懸命取り組める者の方が会社に貢献できる。前者は惰性的に日々を過ごし、不平不満を漏らしながら非生産的な日常を送る。一方、後者は、自分のしていることに価値や意義を見出しているが故に前向きになれ、生産的・建設的に日常を送ることができるはずだ。勉強も然り。「テストに出ないからやらない」と勉強しないための言い訳をつくる。難しい問題に直面すれば「できなくても困ることはない」と困難からすぐに逃げ出す。それではいけない。今している勉強が果たして役に立つかどうかではなく、自分自身でそこに価値や意義を見出せるように努めることが大事だ。

価値や意義を創造していける者は強い。勉強は決して合格するためだけの単なる手段ではない。そんな想いが根幹にある。だからこそ、CLEARが目指す学習指導とは?教育とは?たかが一塾講師が教育を語るなどというのはおこがましくも思うけれど、それが信念であり核でもある。次回はその辺について、熱く厚く(?)語りたいと思います。

続きはまた後ほど。

まったく塾とは関係ない話ですが。お仕事がんばります。

今日も暑い!

これで梅雨が明けていないというのだから、梅雨が明け、本格的な夏が到来したらどうなるか・・・。自分自身もう若くないので心配になります。

さて、CLEARの中学生全員の成績が判明しました。全員成績アップ!

・・・、とはいきませんでした。

でも、ダウンした生徒はゼロです。

できれば、オール5を出してみたかったのですが、技能四科の壁に阻まれました。

けど、次回は必ず全員アップを成し遂げましょう!

さて、今月はなんでしょう・・・。完全に個人的なことなのですが、予想外の出費に参っています。

ツイッターの方には、書いたのですが、車から煙がでて廃車に・・・。車から煙がでる経験などしたことがなくあせりました。この際ですから電車通勤も考えましたが、親の病院への送り迎えなども考え車は必要なので、新たに購入することに。今度はカタログ値でリッター30キロと書いてあるエコな車です。実燃費がどのくらいいくのか楽しみですね。

それと、もう一つ痛い出費だったのがスマートフォン。こちらは故障ではないのですが、100%充電後、一時間足らずで、充電が半分になり、常にモバイルバッテリーを持ち歩かなければいけない状況に。これは寿命か・・・。ということで買い換えるハメに。今の時代、ホームページやSNSでどうしても必需品なので、出費はツラいのですが、買い替えました。バッテリーが長持ちするようになったことはもちろん嬉しいのですが、画面の綺麗さにびっくり。最近小さな文字を見ると、目がぼやけるので買い替えて良かったです。

全く塾とは関係ないのですが、大きな買い物を2つしたので、お仕事がんばります。

客観的になること

昨日の中2授業での出来事。

夏休み前の成績がほぼ判明し、一喜一憂しがちなこの時期。ある女の子が
「先生、模擬テストを受けたいんです。」
と。理由を問うと、
「自分の位置が知りたいんです。学校内ではそれなりに成績は上がってきているけど、実際私は他の子たちと比べてどうなのかって。」

立派だなと思った。この子はCLEAR開校後に程なく入塾してくれた子。この学年では最も古株だ。確かに入塾時より成績は5段階上昇しているし、直近の定期テストでも過去最高得点を記録した。でも、だ。それでも現状を楽観視しないその姿勢。客観的に自身を見つめるのはそう容易いことではない。学力面のみならず、内面的にもその子の成長を感じた。

「塾でもこの夏に摸擬テストやるぞ。春・夏・秋・冬、季節ごとに1回、年間で4回、規模の大きなテストを受験することになってる。心配しなくていい。」

この子には揺るがない明確な目標(=志望校)がある。
精一杯の後押しをしてやりたいと改めて思えた一幕。

考え、そして学ぶということ~その弐~

前回の続き。

子どもたちから学ぶ意欲を奪ってしまったのは一体何なのか。

小中学生の保護者様は30代後半から40代の方が多いと思う。1990年代後期、すでにバブルが崩壊しているこの頃は、18歳人口がピークを迎え、大学受験の競争率は軒並み高く、1浪や2浪は決して珍しくないという時代だった。誤解を恐れず言うならば、いわゆる「受験戦争」の真っ只中。今の小中学生の保護者様は、まさにこの時代を経験されている世代だ。

この時代を経験されている保護者様の中には、やはり「学歴至上主義」に感化されている方が多い。無意識のうちに「偏差値の高い学校=良い学校=約束された将来」の構図が出来上がっている。我が子を「少しでも偏差値の高い学校へ」と思う。その時代を経験されているのなら、こう思うのも至極当然なことだ。しかし、自分自身が経験したような受験戦争は我が子には経験させたくない、とも思う。その結果としてもたらされるものが、「合格至上主義」なる考え。

そうなると、大学受験はもちろん、高校受験のときですら、受験に必要のない勉強は極力排除し、合格さえできればいいという価値観が生まれる。そして一部の学習塾(・・・というか大手はほとんど)でも、そして学校でも、そんな保護者様の要望に応えようと、受験に必要のない教養や知識はある意味「無価値」とみなしていく。

このような合格至上主義的な考えが、子どもたちの間にも浸透していき、受験に必要か必要でないかという基準だけで学びの範囲が限定され、学びそのものが受験に合格するためだけの「手段」となっていく。学びそのものの意義や価値を伝えられない大人たち、そうして、学びそのものに意義や価値を見出せない子どもたち、そこに問題があるように思う。

将来的に「なりたい自分像」をじっくりと考えさせることなく、ただ「良い高校・良い大学」だけを目指させては、「手段」としてしか学びをとらえていない子どもにとっては、「合格=ゴール」となり、その後の人生の目的を見出せなくなる。何となく学生生活を送り、無目的に近い状態で社会人になってしまう。合格はゴールではなく、むしろスタートだ。新たなスタート地点として、次なる目標や目的に向かって気持ちを新たに邁進できるようにあるべきだ。それが「生きる力」であるはずだ。

「何のために学ぶのか」
「学びがもたらしてくれるものは何か」
単なる手段としてではなく、学びそのものの意義や価値を伝えることなくして、学習意欲の向上は難しい。むしろ「脱ゆとり」になって久しい今、学習内容の難しさから意欲はますます低下しかねない。

そのような傾向を受けてか、教育現場では意欲を重視する風潮にある。しかし、意欲そのものが評価基準の一つとして一定の幅をきかせれば、それもまた手段となり得てしまう。単なる手段ともなれば、また・・・。

学びを単なる手段とするのではなく、また、「意欲が大事」と評価基準にするのでもなく、その意義や価値をしっかりと伝えることこそが、結局は意欲そして学力の向上につながるのではなかろうか。

続きはまた後ほど。

ある教え子のこと①~その7~

冬期講習の直前には、恒例の受験生応援イベントがあった。1日に入試必須事項1000題1000点満点を解ききるというハードなものだ。受験生としての士気高揚、入試を突破するための基礎知識の強化、これらがこのイベントの狙いだった。しかし、あろうことか、ここでNは何とも情けない結果に終わる。入塾するまでほとんど勉強などしてこなかったNにとって、中1でも書けるような英単語や漢字に苦戦し、随所に基礎知識の弱さを露呈してしまった。ノルマとしていた得点になど到底及ぶことなく、年末に呼び出しを受けることとなってしまう。しかし、これが契機となったのか、基礎の重要性を痛感したNは、以降、英単語や漢字など、必死に勉強するようになったような気がする。びっしりと漢字が練習書きされたノートを何度も目にしたものだ(相変わらず字は雑だったけど・・・)。模試でもこういう基礎問での失点が目立っていたため、採点をする際にどれだけ「何てもったいない・・・」と思ったことか。

そしていよいよ冬期講習に突入。例年、中3受験生はこの講習中に5回の模試を受けることとなっていた。この模試の結果如何で、合格可能性を推し量る。個々の志望校に応じて目標点数を設定し、それをクリアできるよう指導していく。

地区トップ校を目指すNには、当然のことながらかなり高い点数を設定した。
「このラインを突破しろ。この時期にここまでの得点力がついたら、合格可能性がグンと高まる。」
「はい。」
点数としては決して悪くはなかった。準トップ校なら十分に合格できるだけの得点力はついていた。しかし、トップ校ともなると話は違う。なかなか越えられない、まさしく「壁」がNの前に立ちはだかっていた。Nだけに限らず、他にも「壁」を越えられない塾生は数多くいた。
「お前らどこまで本気でやってんだ!○○高校に受かりたい?ただの口先だけじゃねぇか!そんなんなら受験そのものもやめろ!」
このような檄を講習中に何度も飛ばした。

しかし結局、Nは目標点には届くことなくこの冬期講習を終えることとなった。しかし、この頃だったろうか、Nが真剣に自身を見つめ直し、本当に目標に向かって邁進するようになったのは。俺はNのお父様に電話でこう話した。
「Nがやっと受験生になりましたよ。」

あの適当でいい加減な、努力することが大嫌いだったN、

そんな彼が変身した。

真の受験生に・・・。

(つづく)